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覚えたいおはなし

読書感想画に向く本の相談を受けている時、頭の中では色々なおはなしが駆け巡る。日本の昔話・世界の昔話そしてグリムの昔話などなど。どうしても昔話を勧めたくなる。

担任と話していると、特に日本の昔話だと古い道具などが書けるかな?と疑問を持たれる。また、高学年になると日本の昔話だと、イメージで幼く感じられるらしい。(骨太のおはなしも沢山あるが、学校にその本を揃えていない)

では、グリムの昔話や世界の昔話を紹介したと思うのだが・・・例えば、『七羽のからす』や『かしこいモリー』など。

感想画なので、絵を見せないで伝えるには、おはなしを語るのが良いやり方だと考える。

担任からリクエストされるのは、『ジャックと豆の木』だったり『宮沢賢治』だったりする。それは、国語科の教科書に紹介してあるから。語れないので、朗読で紹介させてもらっているが。

これらが語れるといいな。朗読と語りでは、伝わり方が違うような気がしてならない。

一応持ちネタは、100ほどになったが、国語科教科書に合わせると、ほとんど合っていない。教科書に載っている(紹介してある)本を語れるようになれば、使い勝手が良いのか!語りたいリストには入っているのだが・・・

それも学校司書として、大切な役目だが、私自身が、このおはなしを伝えたいという思いも大切で、義務的に覚えたのでは伝えたいものが伝わらないだろう。つまり、語る私もひとりの感情を持った人間だ。さらに覚えるのには、ある程度時間も必要だ。

覚えて語りたいという思いと、私自身の中での葛藤がこのところ続いている。


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