メタバースより「俺バース」 - ジェニー・オデル、注意経済、折坂悠太
ジェニー・オデルの「何もしない」(How to to nothing)を読んだ。余暇を含めた全ての時間を換金可能な経済資源として差し出す事に慣れてしまった社会を批判する本だ。カリフォルニア在住のアーティストであるオデルは、荘子や古代ギリシャのエピクロス派の哲学から自らのバードウオッチングの体験までを参照して、現代において「何もしない」でいることの難しさと重要性を説く。
サブタイトルの「アテンション・エコノミーへの抵抗」(Resigting the attention eco