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【転輪天動:《EMスカイ・マジシャン》】オリジナルデッキ紹介

はじめに

皆さんこんにちは。かもめ先生です。

そしてお久しぶりです。

気づけば今年もあとわずかとなってしまいました。早いですねえ。


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今回はひさしぶりにオリジナルデッキ紹介ということで、《EMスカイ・マジシャン》を活用したデッキを用意いたしました。

①の自身の打点アップ効果、②のフリーチェーンで発動できる永続魔法の貼り替え効果、③のフィールドのカード破壊効果と、ユニークな効果をいくつも併せ持った魔法使い族モンスターです。

この【転輪天動】デッキでは、この3つの効果を十二分に発揮することを目標として構築してみました。

5分ほどの内容となっていますので、あっさりとお読みいただければと思います。よろしくお願いします。


デッキレシピ

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レシピなのか。

《EMスカイ・マジシャン》が属する【EM】のギミックを中心に、Pモンスターを軸として構築しています。

初動の展開に必要となる《魔界発現世行きデスガイド》周りのギミックと、《DDラミア》《地獄門の契約書》といった【DD】周りのギミックを併用しています。


《EMスカイ・マジシャン》を強く用いるには、やはり《EMスカイ・ピューピル》《魔術師の右手》《魔術師の左手》を活用するのがベストだろうと考えました。

そういうい訳でこのデッキでは、《魔界発現世行きデスガイド》や《EMペンデュラム・マジシャン》《地獄門の契約書》を用いて、それらのパーツを一気にかき集めるように構築しました。

ここからはそうした展開の一例を、【序盤】~【終盤】に分けて解説したいと思います。


【展開:序盤】

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基本となっているのは、《魔界発現世行きデスガイド》からの展開です。

1.《魔界発現世行きデスガイド》を召喚し、効果を発動して《クリッター》を特殊召喚
2.《魔界発現世行きデスガイド》《クリッター》を素材として《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をL召喚し、《クリッター》の効果を発動して、《EMスカイ・ピューピル》をサーチ
3.《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の効果コストで《カーボネドン》を墓地へ送り、《カーボネドン》の効果で《守護竜ユスティア》を特殊召喚
4.《彼岸の黒天使 ケルビーニ》《守護竜ユスティア》を素材として《水晶機巧-ハリファイバー》をL召喚して効果で《ブンボーグ001》を徳召喚
5.《水晶機巧-ハリファイバー》《ブンボーグ001》を素材として《幻獣機アウローラドン》をL召喚して、トークン3体を特殊召喚し、《ブンボーグ001》を墓地から特殊召喚
6.トークン1体《ブンボーグ001》を素材として《虹光の宣告者》をS召喚
7.《幻獣機アウローラドン》の効果で自身《虹光の宣告者》をリリースして《幻獣機オライオン》を特殊召喚し、《虹光の宣告者》の効果で《イリュージョン・オブ・カオス》をサーチ
8.《イリュージョン・オブ・カオス》の効果を発動して《マジシャンズ・ソウルズ》をサーチ(手札1枚をデッキの上に戻す)し、デッキの《EMスカイ・マジシャン》をコストに《マジシャンズ・ソウルズ》を特殊召喚
9.《幻獣機オライオン》《マジシャンズ・ソウルズ》を素材として《武力の軍奏》をS召喚して墓地の《ブンボーグ001》を特殊召喚し、《幻獣機オライオン》の効果でトークン1体を特殊召喚
10.トークン1体《ブンボーグ001》を素材として《ルイ・キューピット》をS召喚し、《ルイ・キューピット》のレベルを1下げる
11.トークン1体《ルイ・キューピット》を素材として《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》をS召喚し、《ルイ・キューピット》の効果で《EMダグ・ダガーマン》《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》の効果で《恵みの風》をサーチ
12.トークン1体《武力の軍奏》を素材として、《スターダスト・チャージ・ウォリアー》をS召喚し、効果で1ドロー
13.《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》《スターダスト・チャージ・ウォリアー》を素材として、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚
14.《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で《イーバ》を墓地へ送り、《イーバ》の効果で《ファーニマル・エンジェル》《エンジェルO1》をサーチ
15.《EMダグ・ダガーマン》をPスケールに発動し、墓地の《EMスカイ・マジシャン》を回収
16.《ファーニマル・エンジェル》をPスケールに発動し、《EMスカイ・マジシャン》をP召喚

一連の中で、デッキの核となる《EMスカイ・マジシャン》《EMスカイ・ピューピル》《EMダグ・ダガーマン》、そして「」のPスケール(ここでは《ファーニマル・エンジェル》)を用意していきます。


展開例では《魔界発現世行きデスガイド》を用いていますが、《水晶機巧-ハリファイバー》を出すことさえできていれば、上記に近い展開から必要パーツの大部分を集めることが可能です。

また手札に《EMペンデュラム・マジシャン》《地獄門の契約書》などがある場合はそれらで途中のサーチ先を代用することができます。

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《EMペンデュラム・マジシャン》からは、《EMスカイ・ピューピル》《EMダグ・ダガーマン》、そしてスケール「8」の《EMオッドアイズ・ユニコーン》といった初動パーツがサーチできます。

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その他にも《EMスプリングース》をサーチしておけば、中盤以降の《EMペンデュラム・マジシャン》のサイクルギミックの一部として活用することができます。

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《地獄門の契約書》であれば、スケール「」の《DDイービル》がサーチできます。

また後攻であれば、《DDD死謳王バイス・レクイエム》をサーチしてPスケールに発動→自身の効果で特殊召喚から、さらに重ねてX召喚できる《DDD赦俿王デス・マキナ》を出すことができます。

《DDD死謳王バイス・レクイエム》の効果を付与された《DDD赦俿王デス・マキナ》でカード破壊が行えるほか、打点も3000あるので露払いとして相手の盤面を荒らすことが可能でしょう。

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また相手ターンに《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で《魔術師の再演》を墓地へ送れば、《魔術師の右手》《魔術師の左手》のいずれかを任意にサーチすることができ、《EMスカイ・マジシャン》の②の効果によってフリーチェーンで発動することができます。

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《魔術師の右手》《魔術師の左手》の無効効果はチェーンに乗らず強制的に発動してしまいますが、《EMスカイ・マジシャン》の効果で貼ることで、任意のタイミングで発動させることが可能となります。

あらかじめ手札にスケール「」のPモンスターがあれば、展開途中で《イーバ》を経由して《ファーニマル・エンジェル》をサーチする必要もなくなるので、《魔術師の再演》を墓地へ送って【魔術師】永続魔法カードをサーチしておくこともできます。


【展開:中盤】

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中盤以降は、場に出した《EMスカイ・マジシャン》を、《EMスカイ・ピューピル》などで手札に戻したり、リンク素材として墓地に送ったりすることで、③のカード破壊効果を誘発させて相手の盤面を崩していきます。

この③の破壊効果はターン1の制限がかけられていないので、《EMスカイ・マジシャン》をフィールドに呼び戻しさえすれば、同一ターンであっても再び効果を用いることができます。

フィールドから手札に戻すカード
・《EMスカイ・ピューピル》
・《BF-精鋭のゼピュロス》
墓地から手札に戻すカード
・《EMダグ・ダガーマン》
・《涅槃の超魔導剣士》
(いずれも《EMスプリングース》で手札に戻して再利用が可能)


手札に戻したあとはP召喚やアドバンス召喚、《鎖龍蛇-スカルデット》の特殊召喚効果を用いることで、再びフィールド上に呼び出すことができます。

こうした一連の《EMスカイ・マジシャン》サイクルギミックを活用して、相手のリソースをゴリゴリと削っていきましょう。


この中盤で鍵となるのは、【EM】Pモンスター《EMダグ・ダガーマン》です。

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P効果によって、このカードを発動したターンのメインフェイズに、墓地の【EM】モンスターを回収する効果を持っています。

サイクルギミックの核となる《EMスカイ・マジシャン》《EMスカイ・ピューピル》を回収できるので、できるだけこのカードを何度も使い回せるよう立ち回っていきます。

《EMスプリングース》《BF-精鋭のゼピュロス》によるバウンス、一度破壊してEXデッキに加えてから《ペンデュラム・パラドックス》で回収などで再利用を狙っていきましょう。


【展開:終盤】


ここまでの展開をベースに、《EMスカイ・マジシャン》の②の張り替え効果、③の破壊効果を活用して相手のリソースを削っていきます。

相手の盤面を荒らした後は、《涅槃の超魔導剣士》《DDD赦俿王デス・マキナ》《鎖龍蛇-スカルデット》などの高打点モンスターを並べ、ライフを一気に削っていきます。


《涅槃の超魔導剣士》は、P召喚したモンスターをチューナーとして扱うことができるので、P召喚したレベル4の《EMペンデュラム・マジシャン》《DDイービル》とレベル6のSモンスター《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》を素材としてS召喚することができます。

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S召喚成功時に①の効果で墓地のカード1枚を回収できるので、このカード自体もエース兼サイクルパーツとして活用できます。

また《涅槃の超魔導剣士》はSモンスターでありPモンスターでもあるので、《EMスプリングース》でEXデッキに戻してしまうことで再利用も可能です。

最後まできっちり《EMスカイ・マジシャン》《EMスカイ・ピューピル》サイクルギミックを循環させながら相手に「詰め」を示しつつ、盤石な勝利を目指していきましょう。


デッキ名の由来

古代仏教に伝わる、理想の王として考えられた「転輪聖王」から。

とくにこの中でも「輪を動かすもの」という呼称をお借りしました。

このデッキでは、エースである《EMスカイ・マジシャン》が手札やフィールドをぐるぐると入れ替わるので、「」や「回転」をイメージする名前にしたかったという思いがありました。

転輪聖王」の輪には「日輪(太陽)」の意味合いも含まれているらしいので、「天空」を象徴する《EMスカイ・マジシャン》にぴったりだなと感じたのも理由の一つとなっています。

またこのデッキの裏エースとなる《涅槃の超魔導剣士》も、同じく仏教に由来するカードとなっているので、デッキ全体としてもなかなかイメージ通りのものに仕上がっていると自負しています。


今後の課題

実はこの【転輪天動】デッキは、ちょうど12月初旬くらいに仕上がったデッキでした。

《ルイ・キューピット》や、《マジシャンズ・ソウルズ》をサーチできる《イリュージョン・オブ・カオス》が登場したことで、《EMスカイ・マジシャン》【EM】周りのカードにアクセスする手段が増えたことで、現実的なラインまで持ってくることができたからでもあります。

しかしながら、まだ組んで一か月ほどしか経っておらず「まだまだ詰めることができそうだなあ」と感じる部分がいくつかあります。

一、永続魔法カードを増やして、新しいコンボ・ギミックを増やす

このデッキの永続魔法は、【魔術師】永続魔法《地獄門の契約書》《一転着地》といった、コンボやギミックで必要最小限となるカードだけを採用しています。

個人的には《禁止令》《バリア・バブル》といった、その他の永続魔法も入れた方が面白いかなあと感じました。

ただ現状のカードプールでは、任意の永続魔法をサーチする手段は非常に限られたものしか存在しないので、まだ少し難しいかなとも考えています。

【ホーリーナイツ】関連の《聖なる降誕》【霊魂鳥】関連の《霊魂の拠所》あたりはとても面白そうではあるのですが……、それらを活用するならまたデッキ全体から見直すことになりそうですね。

一、サイクルギミックのリソースが有限なので、無限ループに昇華させたい

現在の状況では、サイクルギミックへのアクセスがかなり安定してきたので、ここからさらに無限ループができないだろうかと考えています。

《EMガンバッター》《EMギッタンバッタ》《SRドミノバタフライ》あたりを使えば何とかなりそうなのですが、初動の安定性を落とさずに組み込むにはまだ至ってないところです。

風属性モンスターの供給と《SRドミノバタフライ》《EMスプリングース》がうまく噛み合えば何とかなりそうではありますが……。


おわりに

いかがだったでしょうか。(定型文)

久しぶりに個人用の記事を投稿することができました。

ことnoteに投稿したのは、ちょうど1年ぶりくらいでした。ごめんなさいね。


ちなみに、これまでの近況などはこちらの方で書かせていただきました。

くだらないものではありますが、よろしければまたそちらもお読みくだされば幸いです。

ここまでのご精読、ありがとうございました。



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