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【アームド・ドラゴン】真・万丈目サンダーデッキ【おジャマ】

読者の皆さま、こんにちは。
お久しぶりの方は、お久しぶりです。

今回は『BLAZING VORTEX』で強化された【アームド・ドラゴン】を活用した【万丈目サンダー】デッキについて、紹介していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

※11/6
デッキレシピの一部を変更しました。

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また同じく『BLAZING VORTEX』に収録された新テーマ【スプリガンズ】【S-Force】について、筆者のブログにて紹介・解説しておりますので、まだお読みになってない方は是非とも一度お読みいただければ幸いに存じます。

こちらも併せて、よろしくお願いします。

万丈目サンダーとは

アニメ『遊戯王GX』の登場人物で、本名は万丈目準。
主人公の遊城十代のライバルとして登場し、さまざまな経験を重ねる中でデュエリストとして成長し、良きライバル良き仲間として十代らと一緒に活躍しました。

彼の使うデッキは【おジャマ】【アームド・ドラゴン】【VWXYZ】といった様々なカテゴリの混合デッキです。
これは万丈目準というキャラクターが、良くも悪くも多くの人(精霊)を惹きつける魅力がある、という特性からきているのだと思います。

しかしこれをOCGで再現しようとすると、【おジャマ】も【VWXYZ】といった方向性がまったく違うモンスターを共存させたり、LVモンスターである【アームド・ドラゴン】と噛み合いにくかったりと、非常に構築・プレイングが難解なデッキとなっていました。

ですが10期の中頃に【おジャマ】に大幅な強化がされたことや、今回の【アームド・ドラゴン】の強化によって、【万城目サンダー】デッキとしてかなりまとまるようになってきました。
今回はその集大成として、新規カードを採用した【万丈目サンダー】デッキを用意してまいりましたので、是非ともご覧にしていただければと思います。

デッキレシピ紹介

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・モンスターカード 23枚(15種)
《アームド・ドラゴン・サンダー LV3》 ×3
《アームド・ドラゴン・サンダー LV5》 ×3
《アームド・ドラゴン・サンダー LV7》 ×3
《アームド・ドラゴン・サンダー LV10》 ×2
《おジャマ・イエロー》 ×1
《おジャマ・グリーン》 ×1
《おジャマ・ブラック》 ×1
《おジャマ・レッド》 ×1
《おジャマ・ブルー》 ×2
《おジャマ・ピンク》 ×1
《V-タイガー・ジェット》 ×1
《W-ウィング・カタパルト》 ×1
《X-ヘッド・キャノン》 ×1
《Y-ドラゴン・ヘッド》 ×1
《Z-メタル・キャタピラー》 ×1

・魔法カード 16枚(7種)
《武装竜の霹靂》 ×3
《武装竜の震霆》 ×1
《おジャマジック》 ×1
《おジャマッチング》 ×3
《おジャマ改造》 ×2
《融合識別》 ×3
《おろかな副葬》 ×3

・罠カード 6枚(4種)
《武装竜の万雷》 ×1
《おジャマパーティ》 ×3
《おジャマデュオ》 ×2

・EXデッキ 15枚(14種)
《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》 ×1
《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》 ×1
《XYZ-ドラゴン・キャノン》 ×1
《VW-タイガー・カタパルト》 ×1
《リンク・スパイダー》 ×2
《クロシープ》 ×1
《転晶のコーディネラル》 ×1
《ハイパースター》 ×1
《蒼翠の風霊使いウィン》 ×1
《トロイメア・フェニックス》 ×1
《トロイメア・ユニコーン》 ×1
《トロイメア・グリフォン》 ×1
《鎖龍蛇-スカルデット》 ×1
《ヴァレルロード・ドラゴン》 ×1

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レシピなのか。

【万丈目サンダー】デッキと言うことで、できるだけ万丈目らしい(使ってそうな)カードを中心に構成してみました。
こうしてみると、モンスターの数というか種類がやっぱりすごいですね。主に【おジャマ】と【VWXYZ】あたりが。

こんなので本当に回るのかと言われそうですが、意外にこれがちゃんと回っちゃうんですね。
実は【おジャマ】ギミックがかなりデッキのエンジンとして優秀で、サーチ&ドローを繰り返してくれるため、うまく回せばきちんと機能してくれます。

その辺りも含めて、各カードの解説へと移っていくことにしましょう。

各カード解説 【アームド・ドラゴン】ギミック

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・《アームド・ドラゴン・サンダー LV3》
手札のモンスターをコストに、手札・デッキから「LV5」に自身を変換する効果
ドラゴン族の手札コストになった際に、1ドローできる効果

・《アームド・ドラゴン・サンダー LV5》
手札のモンスターをコストに、手札・デッキから「LV7」に自身を変換する効果
ドラゴン族の手札コストになった際に、レベル5以上の風属性・ドラゴン族をサーチできる効果

・《アームド・ドラゴン・サンダー LV7》
手札のモンスターをコストに、手札・デッキから「LV10」に自身を変換する効果
ドラゴン族の手札コストになった際に、「アームド・ドラゴン」カードをサーチできる効果

・《アームド・ドラゴン・サンダー LV10》
実質的な戦闘破壊耐性コントロール奪取不可
相手ターンに1度、手札1枚をコストにしてフィールドのカード1枚を対象にとって破壊し、さらに自身の攻撃力を1000アップする。
攻撃力が10000以上ある場合に起動効果で、自身以外のカードをすべて破壊する。

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・《武装竜の霹靂》(フラッシュ)
デッキから《アームド・ドラゴン・サンダー LV3》をリクルートできる速攻魔法

・《武装竜の震霆》(ライトニング)
自分の「アームド・ドラゴン」の攻撃力をレベル×100アップさせる(永続)か、そのレベル以下の墓地の「アームド・ドラゴン」をサルベージするかを選択して発動できる永続魔法。

・《武装竜の万雷》(サンダーボルト)
「アームド・ドラゴン」の攻撃力を、墓地の「アームド・ドラゴン」の種類×1000アップさせる(永続)効果。
墓地から自身を除外すると、「アームド・ドラゴン」魔法カードをサルベージできる

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「アームド・ドラゴン・サンダー」たちは、手札コストとしてモンスター1体を墓地へ送ることで、LV3→LV5→LV7→LV10と進化させることができます。
さらに「アームド・ドラゴン・サンダー」たちは、ドラゴン族の手札コストとして墓地へ送られることで、何かしらの効果(ドローやサーチなど)を発動することができます。
基本的にはこれらの効果を1ターン中にすべて使い、LV3から一気にLV10まで進化させるというコンセプトになっています。

エースである《アームド・ドラゴン・サンダー LV10》は、攻撃力を参照する効果を内蔵していますが、基本の打点が3000あるのでほとんどの効果は最初から使うことができます。
特に強力なのは攻撃力が1000以上の場合に発動できる、相手ターンのカード1枚を対象にとって破壊する効果です。

また「アームド・ドラゴン」魔法・罠カードの中では、《武装竜の震霆》(ライトニング)の存在がちょっと大切なところがあります。
というのもこのデッキ、めちゃくちゃ手札消費が荒いので、特にデュエル序盤はすぐに手札がなくなってしまうんですよね。
《武装竜の震霆》は墓地の「アームド・ドラゴン」モンスターをサルベージできるので、なるべく早いうちから効果を使って、手札がなくならないように立ち回っていきたいところですね。

各カード解説 【おジャマ】【VWXYZ】ギミック

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・《おジャマ・イエロー》
・《おジャマ・グリーン》
・《おジャマ・ブラック》

おジャマ三人衆。バニラモンスターなので特に説明はなし。
でも《おジャマジック》で手札コスト3枚分になったり、《おジャマ・レッド》から出したりするので、実はかなり重要。

・《おジャマ・レッド》
召喚時に手札から「おジャマ」を4体まで特殊召喚できる

・《おジャマ・ブルー》
戦闘破壊された時に、「おジャマ」カード2枚をサーチ
【おジャマ】では最重要モンスター。

・《おジャマ・ピンク》
手札・フィールドから墓地へ送られたら、互いのプレイヤーが1ドロー&1ディスカード(手札を捨てる)。
この効果で「おジャマ」カードをコストにした場合、相手のモンスターゾーン1つを使用不可にする

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・《おジャマジック》
手札・フィールドから墓地へ送られたら、おジャマ三人衆をサーチ

・《おジャマッチング》
「おジャマ」カード1枚をコストに、「おジャマ」モンスター1体と「アームド・ドラゴン」モンスター1体をサーチし、さらに追加で召喚できる
墓地から自身を除外することで、除外されている「おジャマ」モンスター3体をデッキに戻して1ドロー

・《おジャマ改造》
手札・フィールド・墓地の「おジャマ」モンスターを除外し、その数まで機械族融合モンスターの融合素材モンスターを手札・デッキ・墓地から特殊召喚できる
墓地から自身を除外することで、除外されている「おジャマ」モンスター3体をデッキに戻して1ドロー

・《おジャマパーティ》
自分・相手のメインフェイズに「おジャマ」カードをサーチした後、手札1枚を墓地へ送る
「アームド・ドラゴン」モンスターか機械族・光属性の融合モンスターの破壊される際、手札・フィールド・墓地の「おジャマ」モンスターを身代わりにできる
自身が墓地へ送られた際に、除外されている「おジャマ」モンスターを可能な限り特殊召喚できる。

・《おジャマデュオ》
相手フィールドの「おジャマトークン」2体を特殊召喚する。
墓地から自身を除外して、デッキから「おジャマ」モンスター2体を特殊召喚できる

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・《V-タイガー・ジェット》
・《W-ウィング・カタパルト》
・《X-ヘッド・キャノン》
・《Y-ドラゴン・ヘッド》
・《Z-メタル・キャタピラー》

《VW-タイガー・カタパルト》と《XYZ-ドラゴン・キャノン》、そして《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》の融合素材。
以上

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【おジャマ】と【VWXYZ】はいずれも、非常に長い歴史を持ったテーマです。
正直なところインフレが進んだ現代遊戯王において、これらのカードを主力にするには、いささか(というかかなり)無理な部分も多いです。
なのでこのギミックでは、新しい「おジャマ」カードの力を存分に使うことで、それを補っていくこととなります。

この中でも特に重要なのは《おジャマパーティ》で、任意の「おジャマ」カードをサーチしながら不要となった手札を墓地へ送ることで、デッキのエンジンとして機能させるという部分になります。
そして《おジャマパーティ》をサーチするためのカードとして《おジャマ・ブルー》を、さらに《おジャマ・ブルー》をリクルートするためのカードとして《おジャマデュオ》の墓地効果を使っていきます。
これらの効果を活用することで、手札・フィールド・墓地に「おジャマ」モンスターたちを貯めこみながら、《おジャマ改造》を使って【VWXYZ】で必要となるモンスターたちを一気に展開するという動き方になります。

またこれらの「おジャマ」カードには、「アームド・ドラゴン」モンスターのサポートもいくらか含まれています。
特に《おジャマッチング》は、「おジャマ」モンスターをサーチしながら「アームド・ドラゴン」モンスターもサーチできるので、【アームド・ドラゴン】のギミックと併せて上手くシナジーさせるように回していきましょう。

各カード解説 《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》

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このデッキのエースにして、最終兵器。
《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》と《アームド・ドラゴン LV7》の特殊召喚が、デュエル中に成功している場合にこれらのカードをフィールド・墓地から除外することで特殊召喚可能となる融合モンスター。

(2)の効果で相手ターン中に誘発即時効果で、自分のデッキ・EXデッキからカード1枚を除外することで、相手のフィールド・墓地のカードをすべて除外するという非常に強力な効果を持っています。
さらに(1)の効果で、相手は除外されているカードと同名カードの効果を発動できなくなるので、1度決まってしまえばほとんどゲームエンドまで持っていけるという破格の性能となっています。

この【万城目サンダー】デッキの目標は、最強モンスターとも言えるこの《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》の特殊召喚となっています。
【アームド・ドラゴン】ギミックによって、フィールド・墓地で《アームド・ドラゴン LV7》扱いとなる《アームド・ドラゴン・サンダー LV7》のおかげで、片方の条件はすぐに満たすことができます。

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ここで問題となるのが《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》です。
こちらは【おジャマ】ギミックで無理やり達成することとなります。

前項でも登場した《おジャマ改造》は、「おジャマ」をコストに機械族・光属性の融合モンスターの融合素材モンスターを、手札・デッキ・墓地から呼び出す効果を持っています。
しかもこの《おジャマ改造》には1ターンに1度の制約がないので、このカードを2枚用意して、一気に《VW-タイガー・カタパルト》《XYZ-ドラゴン・キャノン》を特殊召喚し、そのまま《VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン》を出すと無理やり出すように立ち回っていきます。

おわりに

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いかがだったでしょうか。

私自身この万丈目準のように、いろいろなテーマやギミックを合体させたデッキ(いわゆるキメラデッキ)を好んでつかんでいる節があるので、今回の【万丈目サンダー】デッキもとても楽しく組みあげることができました。

実際こうしたデッキはデッキパワーもあまり高くないので、交流を目的としたフリー対戦でしか使えませんが、使っている側も使われている側も楽しめるデッキになっていると自負しています。

最近はこうした過去のテーマのリメイクや強化が積極的に行われているので、ふとしたことで昔のデッキを組みなおせるのは、本当に良いものだなあと感じました。
今後もまた、こうしたデッキを組んでいきたいと思いますので、是非ともよろしくお願いします。

それでは今回は、この辺りにいたします。
ここまでのご精読、ありがとうございました。

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冒頭でもすこし紹介しましたが、実は私個人のブログを立ち上げました。

まだまだ拙い部分は多々ありますが、週2ペースでいろんな内容の記事を投稿しております。

もし今回の記事が面白いと思っていただけたなら、是非ともそちらでもう1つ、記事を読んでいただけますと大変うれしく思います。

それではまた、今後ともどうぞよろしくお願いします。


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