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【子どもの観察】「イヤイヤ期」の正体について考えてみた

3年くらい前に「なぜ赤ちゃんはスクワットで寝るのか考えた」という記事を書いたことがあるのですが、それが今も読まれ続けておりまして。

こういう王道の子育てテーマでまた何か書いてみたいと思い、今日はこれです。

「イヤイヤ期」

うちは下の子がいま1歳8カ月。そろそろです。2023年は彼のイヤイヤ期とガッツリ向き合う年になるであろうと思うと、武者震いします(イヤイヤ期は一般的に2歳がピークと言われています)。ちなみに上の子(3歳8カ月)は、いまは「なぜなぜ期」に移行しております。

イヤイヤ期の否定の最大の特徴と言えば…理不尽なことですよね。
ロジックがない、一貫性がない。「△△じゃない、○○が食べたい」というから作ったのに、「○○やぁだ」とプイとする。
上の子がイヤイヤ期絶頂の時は、子どもの名前を呼んだだけで、食い気味に「やぁだ!」と返されました。まだ何も言っとらんがな!(笑)

つまり、中身はなんでもいいのであって、ただ「嫌だ」カードを濫用している、濫用したい、のがイヤイヤ期なのだと思います。

それはなぜだろうと考えてみると、たぶん赤ちゃんの時からもやっとする体験が彼らなりに色々あって(あんまり食べたくもないものを口の中に突っ込まれたとか、着替えのさせられ方が乱暴で実は痛かったとか)、それが積み重なってある時「これ、拒否してもいいんだ(自分は拒否する権利を持っているんだ)」と気づき(イヤイヤ期の目覚め)、拒否しているうちに拒否すること自体が楽しくなってきて乱発するようになる、みたいなことじゃないかなぁ、と思っています。

拒否すると大人(主にママ)がオロオロしたり、困ったり、なだめてくれたりしますからね。
それに味をしめて、さらにエスカレートすると。

一般的にも、イヤイヤは自我の芽生えというふうに言われていますね。
ちなみに、助産師のHISAKOさんはイヤイヤ期について、「大好きなママに対して、どこまでやったらママが見限ってくるのか試している、”試し行動”なのだ」と解説していました。嫌がられると思うことをわざとやって、嫌がられてもそれで相手に自分の方を向かせたいのだとか。おお、なんと面倒くさいやっちゃだなあ…(苦笑)。

そんなわけで、私自身が思うのは、
・赤ちゃん時代からモヤモヤする体験の積み重ねがあり、それを「拒否していいんだ!」と開眼するのがイヤイヤ期の始まり
・自己主張の手段が「拒否の表明」しかないので(ボキャ貧なのです)、それを乱発
・そのうち拒否で親の気を引けることが楽しくなって、親の気を引く目的で使い始める

あたりが、イヤイヤ期の中身なんじゃないかな、と思っています。


イヤイヤ期への対処のポイントは「いったん共感」

中身がわかっても渦中の親としては、具体的な対処が何より知りたい!ですよね。我が家もそうでした。保育園の先生にも相談しました。

アドバイスとしては「いったん共感をする」だそうです。

例えば「ジャンパー着たくない!」と言われたら、「そうだよねえ、着たくないよねえ」といったんは言う。
その上で、他のことで気を引いている間にサッと着せたりして、なんとかかんとかやっていく。

あとは、前後関係が見えている場合には、「○○したかったのに、うまくいかなかったんだよね」とか「○○でこういう気持ちだったんだよね」と代弁してあげることも有効だそうです。この気持ちの代弁は、イヤイヤ期よりも、下の子が生まれて上の子が癇癪起こしていた時期によくやりました。

そんなこんなで、気づくと消えているイヤイヤ期のお話でした。

次の「なぜなぜ期」についても面白い発見があったので、またそのうち書いてみようと思います。


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