在米２３年。なぜアメリカ市民権を取らないのか？

日本国籍を失いたくない。
永住権で十分問題ない。

それが私の理由。
私はやっぱり日本が好きで、日本人として生きたい。

日系アメリカ人と結婚してアメリカの永住権を取得したけれど、
その時点から既に市民権を取ることはあり得ないと思ってた。

日本が好きなのよね。渡米する前から、骨董や浮世絵、歌舞伎や能といった日本文化大好きだった。おばあちゃんの影響で茶道を小学校時代やってたことで着物も好きになったし、京都行くと寺社巡りして心躍る。
温泉好きは母親譲りで、毎日のように温泉入りたいし、スーパー銭湯に行きたい。日本の２６００年の歴史も神話も心惹かれる。

愛国心が半端ない。( ´艸｀)

アメリカ永住権保持者で集まると話題にあがるのが、
アメリカの市民権（国籍）を取るか？ってことなんだけど、

市民権を取った人の理由を聞くと、メインは３つ。
１）一生アメリカで生活していくだろうアメリカ国籍を持つ自分の子供達と離れたくないから、日本に自分が老後に帰るという選択は今後もしないから、アメリカの市民権を取った。
２）日本に老後帰国するかもしれないし、しないかもしれない。それは分からないけれど、今のところ二重国籍も保持できるから、市民権も取っちゃった。
二重国籍だったら、半年以上、海外に長期滞在しても永住権を没収されない。
３）老後、日本に本帰国することになった場合、永住権保持者と市民権保持者では納税の利率が異なる。アメリカに資産がある場合は、余計に手続きも面倒だから、市民権を取って二重国籍にでいた方がゆくゆく楽だから。

私も友人や弁護士から上記の理由で、せっかく市民権取得の権利があるんだから、取得すべきだと、何度も言われたことがある。

でもさ、私、そういう損得な理由では、全く心動かないの。

子供達は私が日米、どこにいようが自ら生きていくべき。
私は、子供たちがアメリカ以外に住む可能性もあると思っている。

永住権は、永住している人に与えられるべき権利なんだから、永住したくないんだったら返却すべきなのは当たり前だと思う。

納税の利率ね。。そりゃー、税金でがっつり政府に持ってかれるのは、なんか嫌な気はするけど、二重国籍取って、上手くどちらの良いとこ取りましょうって考えるのが嫌だ。だったら、素直に支払ってスッキリした気持ちでいたい。

自分が自分らしく生きること、それを考えると、私はやっぱり日本国籍を持った日本人として生涯を終えたいのよねー。