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とある大学生の政治談(やすだ)

アカウントの概要

不登校気味大学生/CDP支持/栃木4区出身(小山市)/立社共れ維国教有論者/選挙制度改革(比例5%阻止条項、小選挙区比例代表併用制、参院比例区を地方ブロック別に、優先順位付投票制度)/公共交通

Xのやすだ(yasuda_memo)という者の自己紹介です。政治要素の強い勉強垢をやらせて頂いている大学2年生です。以前勉強をするためのアカウントを作ってそれを大学垢として運用していたのですが、政治要素が強すぎて知り合いに怒られたのでアカウントをこちらに作り直しました。勉強垢として最初運用していたはずなのですが最近は政治・選挙クラスタに近づき、政治・選挙オタクとしての厄介さを増しています。立憲民主党支持(社民・国民・教育・有志は友党)の社会民主主義者です。賃金格差、選挙制度改革、公共交通に興味があります。こんなことばかりしていますが実生活の調子は芳しくなく、過敏性腸症候群と社交不安障害を拗らせている上に実家と大学の遠さも相まって2回休学、遂には留年という事態に陥っています。今後は大学の卒業を目標としつつも、追い詰められすぎず通信制という選択肢も排除せず広く今後を考えていければと思います。

政治観の原風景

 私は家族や知り合いに政治家はいません。政治に関してはニュースで見るように、あまり良い話題が上がっている印象はなかったものの、私自身は特に経済的に不自由したことがなかったので、この国は停滞こそすれど、経済大国としての地位を保っている。そのようにお恥ずかしながら少し軽く考えていました。

 そんな私の考え方に転機が訪れたのは大学生になった時でした。大学生となり、いよいよ将来の職業を現実的に考えていかなければならない時期が来ていました。私が興味を持ったのは図書館の司書、学芸員、心理職などでしたが、高度な専門的知識や技能を要求される割には、処遇は非正規雇用、給料も食べていくには厳しい金額。また、私が学ぶ大学も高い学費の割には教職員の方の処遇も半分以上が非正規雇用というのが実態でした。正規の職員や社員と同じ仕事をしているのに、企業側のコストカットの為に待遇に差をつけられてしまう。そうした時に犠牲となるのは、出産・子育て等で離脱することもある女性など社会的に弱い立場にある方々。

 給料も安いし、いつ何が起こるかわからないなら、収入は貯蓄へと回されることになる。そうすれば消費は冷え込み、余計に給料が安くなる。いわゆるデフレスパイラルです。そして何よりも、何もかもが自己責任とされてしまうのならば、何かに新しく挑戦することも、安心して生きていくことも出来ず、社会から活力が失われてしまいます。

 そんな労働者に対して、法人税が減税されたのにも関わらず、企業は相変わらず設備投資や技術革新に対して前向きではなく、内部留保だけが積み上がっていく。技術革新等が起こればその分生産性は上昇するのでそれが給料にも反映されていくはずなのですが……残念ながら日本では経済の新陳代謝が機能していません。更に介護・教育・インフラ等社会の基盤となる職業に限って残業代が出ない、報酬が削られる、自殺者が出る、休職者が多い、長時間労働が当然のように行われている……などエッセンシャルワーカーの役割が軽視されていると言わざるを得ない状況です。

 地域を、国を、社会を作っていくのは元を辿れば全て人です。人を大切に出来ないで、国の発展を実現できるはずがありません。

 更なる転機は、高校での不登校、休学を経験し、人生について再考せざるを得ない状況に陥ったことでした。毎日のように布団の中でうずくまり、将来への希望が潰えたように思えました。人間、いつまで健康でいられるかわかりません。明日事故や災害に巻き込まれて足を失う恐れだってありますし、仕事のストレスで精神疾患となることもあります。私は幸運にも学費を親に支払ってもらえるだけの経済状況ですが、奨学金を借りながら大学に通っている友人も多く、数百万の借金を抱えて社会に出ていかねばならない状況にも辟易としていました。経済的な理由で進学を諦める学生、引きこもりに苦しみ自殺未遂をする子供(大人)達、物価に追いつかない給料、一度でも躓くと不利となる就活、居場所がなく街中を彷徨う少年少女……失敗のない人生はあり得ません。何度でも再チャレンジできる社会を作っていく必要があります。

 苦しむ方々を救いたい。あなたが明日生きたいと思える社会を作りたい。私はあまりに無力な人間ですが、そんな私のささやかな問題を解決するには、望みを叶えるには………その時に思い立ったのが政治という道でした。今後は公務員を目指し勉強し、いずれは秘書となり、選挙出馬を目指したいと考えております。

私の興味

公共交通

 免許取得の際に大分手こずったのと車を運転するのが相当下手な関係で、公共交通機関の重要性を認識するようになりました。もちろんそれだけではなく、学生の通学への利用や、車の運転が出来ない高齢者や足の不自由な方の生活の足としての重要性等々他にも理由はあるのですが…………
 小山市は同規模の他都市と比較しても極端に公共交通機関の利用率の低い車社会で、そのことが余計に公共交通機関の貧弱さに繋がっています。
 実態把握のために地元のコミュニティバス、「おーバス」を利用するようになったのですが、1時間に1本しかない時間帯もあり、不便だという不満から小山市政へも関心を持つようになりました。
 しかし、小山市でも手をこまねいていた訳ではなく、クレジット支払いによるモバイル定期券や定期券の大幅値下げ、増便のようなテコ入れを既に実施しており、その末にようやく1年間の利用者100万人突破等の良い影響が出てきたようです。しかし、電車やバスの他路線等への乗り継ぎを考えると、まだまだ増便(1時間に2本以上)やIC払いへの対応等、課題は多くあるでしょう。未だに1時間に1本、1時間半〜2時間に1本の路線もあるなど路線間の便数の差も顕著です。今後の展開を注視していきたいと思います。

選挙制度改革

 与党が不祥事や汚職等でどうしようもないのに、野党が勝てないのは何故か、という疑問が常々あり、いろいろと調べていたのですが、現在のところの答えとしては、野党が分裂していること、そして民意が現在の選挙制度では上手く反映出来ていないからということにあると思います。

 衆議院に関して、現在の小選挙区制を中心とした制度から、比例を中心とした制度へと改めていく必要があります。現在衆議院は、自民党が56%、連立をする公明党が7%の議席を持っています。合わせて63%。
 しかし、ある意味無党派層も合わせた政党支持率である比例票では、自公が合わせて半分以上に達したことはほとんどありません。基本的に両党合わせても45%程度。しかし、基本選挙では大政党に有利な小選挙区制では自民党・公明党がほぼ全ての期間で政権の座に就いています。比例復活という「救済制度」こそあれど、小選挙区制は289議席、比例代表制は176議席ですから、37%の比例議席に55%の野党票は不利となってしまいます。自民党は本来の実力以上の議席を持っていると言えます。
 小選挙区制では二大政党制での一騎打ちとなれば安定した政治が行われやすいと言えますが、例えばさまざまな党が選挙出てきた時に、多様な民意を汲み取ることが出来ません。また何より、当初こそ民主党による政権交代が起こりましたが、1期であっけなく終わり、その後野党は分裂し続け、小選挙区最大のメリットであるはずの二大政党制は一部の時期を除いて崩壊していて、野党だけが多党化しているという状態です。現在の岸田政権や自民党の低支持率でも野党の支持率がそれに追いつかないのは、その不満を受け止める野党が多党化しているからです。政策の違いがあまりないにも関わらず分裂してしまっているため、野党の再編は必要です。しかし、野党が支持されないという言説には注意が必要です。
 選挙制度の改革が必要だからといって、一つの選挙区から複数人を選出する中選挙区制に戻しても同じ党での共倒れや、自民党の派閥政治が復活してしまう恐れがあります。
 しかし比例票は直近の総選挙(2021年)では自民党30%、公明党10%、立憲民主党20%、日本維新の会15%、共産党10%、国民民主党5%等(比例東京ブロックを例に)、各党である程度拮抗しています。特に与党は自民党と公明党、2党合わせても40%程度しかありません。(尚、この得票率は無党派層の多い東京を例にしたために低く出ているため、地方やいわゆる保守王国では自民党と公明党の比例票が5〜6割となることがあります)
 もし仮に完全比例代表制とした場合、自民党が第一党となることは多いでしょうが、公明党と組んでも過半数を維持することは難しくなるでしょう。そうした時に、政権連立に他党が加わることによって政治に改革のメスを入れる。はたまた、野党同士が手を取り合い、新たな政権を樹立する。このような穏健な多党制を志向していくべきだと考えています。ただし、党の乱立を防ぐためにも5%程度の阻止条項を設けるべきです。
 とはいえ、野党の共倒れで得をする、公明党と連立している限り政権の座にい続けることができる自民党が比例優先の選挙制度改革を提案をしても受け入れるとは思わないので、選挙制度改革の為には現行の小選挙区比例代表並立制にて勝利をする必要があるというジレンマもありますが。参議院で自民党がなかなか長年過半数を取れていなかったのは参議院特有の政党への得票と候補者への得票を合算して議席を割り振るという選挙制度にもあるわけであり。現在立憲民主党の泉代表が提案されているミッション型内閣ですが、比例の優先を視野とした選挙制度改革をそのミッションの中に入れるなら支持いたします。

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