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無職、20歳、童貞。──愛とキモ──

思いは拗れる。

 恋愛というのは恐ろしいものである。人の心を一瞬で奪ってしまう。過去好きだった人というのは楽しいことも悲しいことも記憶の中にずっととどまっていて、いつまで経っても忘れられないこともあるし、引き摺ることもある。流血沙汰になることだってある。流血沙汰以外は全て私の話です。

概要

 この記事は恋愛2敗、交際経験なし、大学1休1留の20歳童貞が、克明に覚えている過去に好きだった女の子やその思い出を振り返り、そこから得た思い、更には恋愛観を赤裸々に語るものである。交際経験がないので性行為の経験も当然ながらありません。尚下に関する記述はあります。
 女の子と話せない私はやはり少ない女の子と関わるような少ない機会はよく覚えているし、話しかけてもらっただけで好きになるし、たまに「もしこの子と付き合ってたらどうなるんだろう、どうしよう」「告白されたらどうしよう」とか妄想ifルートも考える。
 初っ端から文章がなかなか気持ち悪いが、そもそもこんな童貞の恋愛観とかいう気持ち悪い記事を読んでいるあなたが悪い(責任転嫁)。このキモさはご愛嬌ということでお願いする。今後更に気持ち悪い表現が出てくるので、もし不快感を覚えた方がいれば即座にブラウザバックすることをお勧めする。

小学校・中学校時代

バレー部のRちゃん

 幼稚園・小学校(5・6)・中学校が一緒。背が高い。中学校ではバレー部だった。生徒会役員。僕は中学時代卓球部だったのだが、バレー部も時々体育館を練習で使い、2階の暗幕を開ける時に卓球部の使用している場所を通るため、よくあいさつをしてくれた。
 中2・10月事件により疎遠。どういう事件だったのかと言うと、彼女は部活から帰る時もよく話しかけてくれていた。しかしその時素直になれていなかった私はわざと無視して「ねぇやすた君無視しないでよー❤️」みたいな展開をやろうとしたのだが、陰キャラにそんな展開をやることも出来るはずもなく、しばらくは話しかけて貰うというか肩を叩いてくれたのだが、その後はパッタリと止み、話しかけてくれることが一切なくなった。
その後も彼女と学校で会う機会はあったのだが、彼女はぎこちない気まずそうな笑顔で私を見るだけだった。私は話しかけることも出来ず、そのことを謝れずにそのまま時だけが流れたのだった。
 しかしその罪悪感は頭の隅にずっと残っていて、大学2年の時に後述のIと仲の良かった子だったのでそこからLINEをなんとか知り、謝罪。「覚えていないぐらいだから気にしないでください!」というような返事を頂いたが、本当のことなのだろうか。突然連絡したことにドン引きしてそういう風に返事をしただけではなかったのだろうかという疑念もあるし、何より全部敬語だったところに、もはや今までの距離感で接することはできないのだと感じ、そして自分の罪の大きさを知るのであった。

魔性の女、I

 幼稚園・小学校(1・2?)・中学校(部活)が一緒。中学校では同じ卓球部だった。昔はもっと優しかったのに気付いたら(部活入部後?)性格が悪くなり、魔性の女と化していた。
 行動や言動に関しては私が人生で見てきた中では一番思わせぶりな女だった。「部の中で付き合うとしたらやすたが一番マシかな〜」「やすたちゃん、かわいい!」など。
 一番の衝撃は私が怪我をした時に手繋ぎで保健室まで連れて行かれたこと。周りには「付き合ってるの?」という噂まで立てられた。好きという感情がなかったかと言われると嘘にはなるが、その頃はどちらかと言えばRちゃん、Yちゃんの方にぞっこんだったので告白されない限りは動くつもりはなかった。というか私がヘタレなだけだった。
 大学1年生になって再会した際には、いろいろな男からアプローチされるのにクズ男ばかりなんだけど〜などと嘆いていた。あなたのその立ち振る舞いが思わせぶりだからだと思います。

大正義、Yちゃん

 小学校(5・6)・中学校(2・3)で一緒。面倒見が良い。成績優秀。しっかり者でみんなに優しく、リーダーシップがある。笑顔がかわいい。中学ではソフトボール部だった。そこまで接点があったのかと言われるとそうでもないのだが、童帝は女の子と話した記憶を克明に覚えているものなので。常に気にかけてくれたから!「そんなのお前の妄想だよ」「お前はその中の1人にしか過ぎないんだよ」だって?仰る通りです。
 小学校の卒アルに体操着で持久走大会を走っている彼女の姿が写っていたのだが、小学校高学年というギリギリブラジャーをつけていないぐらいの時期だったので、体操着の膨らみのある部分からtkbが透けており、私は大変下品ながら億は抜いた。当然感謝と罪悪感が同居している。
 尚、その後連絡先を手に入れ、また中学の同窓会にて再会した。現在は看護科にて看護師になるための勉強をしていると言う。相変わらず可愛くて純粋な生き方をしていてよかった(小並感)。

大学生時代

 高校は男子校だったので一切そういうエピソードが存在せず割愛。大学時代は(今も大学生だけど)最初は本当に言葉を選ばずに言うと精スプみたいな謎のメンタリティを持っていたので、正直いろいろな女子に目移りしたり、怒られたりドン引きされたりとここでもさまざまな罪を犯していたのだが、私のカスのようなコミュニケーション能力もあり、特に何の進展もなかった。

某有名大学のKさん

 その中である程度進展があったかつ、私が人生において初めて告白したのがKさんだった。

 その頃大学と一人暮らしでの無理が祟り休学の憂き目を見ていた私は傷心の日々を送っていた。Twitterで毎日のようにスペース(Twitterでの通話機能のようなもの)に入り浸っていた。

 そこで出会ったのがKさんだった。そのスペースでひょんなことから話すようになり、確か意気投合したとかでLINEを交換し、連絡も取り合うようになったというような経緯だったと思う。某有名私立大学に通っているが、これから先の就活が大変だとか、私と同じく精神疾患に苦しんでいると言う。どういう理由で好きになったのかはあまり覚えていないというかこの記憶をあまり思い出したくはないのだが、多分私のバックグラウンドを受け入れてくれたとか、優しく話を聞いてくれたとかそういう感じだったはず。
 連絡先の交換を向こうから申し出てくれたとか、よく私のことを褒めてくれるとかであれ?これイケるんじゃね?という学生特有の謎の万能感や周りの友達に突き動かされた結果告白することにはなったのだが、そこに罠があった。
 私と大学が違うのになんで知り合ったのかということである。彼女はとある寿司屋でバイトをしていたのだが、そこには私と同じ大学の男の先輩(Sさんとする)もいた。彼女は彼と付き合っていたのだ。それでKさんがSさんもいる私の大学のスペースの界隈に入ってきて、その後私と知り合ったという経緯がある。そのことを知らずに告白してしまった私は、結果的にフラれた。完全に私の確認のミスだった。
 失意のドン底に沈む私の元に急展開が待ち受ける。知り合いによれば、KさんとSさんが別れたらしい。今がチャンスだと背中を押され、私は彼女を遊びに誘う。思い悩む。しかし意を決する。忘れもしないあの目黒のキモい寄生虫達。あの某パスタチェーン店。(遊びのコースの話)そして、見事に砕け散った。何がまずかったのだろうかと逆質問する。曰く、「実績がない」と。実家に恋人を紹介するに当たって、こうこうこういう企業に勤めてますとかこういう資格がありますとかこういう大学出てますとかの実績が必要。しかし私にはそれがないと。Sさんとの交際の失敗はSさんがKさんに学歴的にコンプレックスを持っていた面もある。だからこそ今後交際するに当たってはそういうことを防ぐために自分より学歴が低い人と付き合うことはない。とのことだった。

 悔しさと怒りに狂った私は帰宅後に抜いてTwitterの縮小アカウントで彼女のアカウントをブロックするのだった。本垢でもミュートした。その後彼女はめでたく再び恋人を作りましたとさ。ちゃんちゃん。

何がダメなのか

①姿勢が悪い
自信が無さそう。首がなんか据わってない。猫背。
②コミュニケーション能力の不足
自分から話しかけられない。会話を続けることができない。多人数の会話が苦手。会話を先導できない奴がデートを先導できる訳がない。
③精神疾患
特に社交不安障害持ちは異性と話すのがキツい模様。やはり弱者の属性持ちは不利か。

おわりに

 いくら過去のこととはいえ、思い出しながら書くというのはかなり苦しいものがあった。そして、こうやって書いてみると自分のこのモテなさ、消化不良というものの原因が自分自身にあるということを嫌でも痛感することとなった。この先、もしかしたら素晴らしい人と出会えることがまたあるのかもしれない。しかし、私がこんなどうしようもない人間である限りは仮に付き合えたのだとしてもその未来は破滅的なものとなってしまうだろう。今は耐えていく時だ。留年もしてるし。もしこの先ちゃんと進級して、まともな人間になった時に、また動き出そう。それまで恋愛はしない。告白された時は別だけど(だからモテないんだよ)。

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