家族だけ！を大事にすれば幸せになれる？

さっき
聖心会シスター…鈴木秀子さんの話を
他の仕事をしながら
部分的に耳に入ることを聞いていた。

カルチャーラジオ　日曜カルチャー　人間を考える　いのちを見つめる（１）
3月3日(日)午後8:00放送2024年4月28日(日)午後9:00配信終了
【出演】聖心会シスター…鈴木秀子

NHK

何か耳が、脳がザラついた。

「マザーテレサは、
『あなたの最後の微笑み』は
通りすがりや家の外の人でなく、
家に帰って
家族に微笑みなさい。」

と言ったというように聞こえた。

私は自分の知識の範囲では、
宗教者としてではなく
個人としてのマザーテレサは尊敬している。

もちろんマザーテレサを真剣に
研究したことはない。

だからかどうかは別として
その言葉は初耳だ。

聖心会とはそのような団体なのか？

鈴木秀子さんの話は
全体的に

家族を大事にしなさい

という文脈で貫かれているように感じた。

他の切り口で

アメリカの有名大学の
研究成果（まだ結論が出ているわけではない）
を引用しながら
家族内での対話を重視した生活こそが
人の最大の幸せだ
と言っているように聞こえた。

同じ大学を同期で出た二人が登場する例で話は進む。

一人は司法試験に合格し弁護士になり、
金も名声も地位も得た。

もう一人は、その試験に落ち、

結果として中学の国語教師になり、
結婚して複数の子供もできた。

二人が70代ぐらいになった時、
弁護士は心にストレスを抱え、
体の健康も思わしくなく、
家族とも会話がなかった。

国語教師は
家族と対話があり、
教え子にも慕われ
心身ともに健康だった。

この聖心会鈴木秀子シスターが
何を言いたかいは
想像がつく。

しかし、
この話を聞いて
恵まれた結婚相手や子供がいる家庭人なら
救われる人も少しは居るだろうが、

逆に、
出会いがなかったり、
人付き合いが下手だったり、
離婚せざるを得なかったり、
子供を欲しいのにできなかったり、
結構
多数の人たちに傷つく人がいるだろう
と感じた。

この聖心会関係者の
宗教や宗教者は
どんな世界を目指しているのだろう？

改めて、宗教の思い上がりや悪意を感じた。