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時間管理について考える前に

おはようございます、神島竜です。

みなさんは時間管理はできていますか?

毎日やることが多すぎる、気づいたら夜になっている、一年があっという間、予定通りに行かない。

 こういう時、noteやネットだと、手帳のつけ方やタスク管理、やる気の出し方、あるいはいっそのこと仕事を辞めろ、脱社畜しろ、といった難しすぎる方法や極端な方法にいきつきやすい。

 ボクとしては、こういった方法に至る前の中間を埋めるための情報をみなさんと共有したいと考えています。

 今回の記事では、まず時間とは何かという前提を共有したうえで、立てた予定通りに行動するための基礎体力としての時間間隔、予定自体を忘れないための対策を紹介します。予定を立てていくにあたって考えるためにやるべきリストとやらないリストをつくること。それを作るためにもキミの価値観は何かを考えていきましょう、という話をします。

時間とはなにか

 まず、時間について話します。
 ボクらの一日は24時間です。1か月が730時間。一年間は8760時間です。
 だいたいこの24時間でどうするのか、とボクらは考えるんですが、とは言ってもこの24時間を十全に使えるわけではありませんよね。
 自分の時間をつくるにあたって、無視することのできない時間が3つあります。それは睡眠、食事、労働です。
 これらの3つをトピックにわけて考えましょう。

睡眠について

睡眠とは、一日の終わりに楽な姿勢で外部からの刺激をできるだけなくし、心身の安全が確保された状態で目をつぶり身体と脳を休めることです。
人間が必要とする睡眠は、諸説ありますが8時間。もちろん、人間の身長や体重がいろいろあるように、すべてのヒトがこの時間というわけではありません。また、ショートスリーパーという短い睡眠で生きていける人もいるそうですが、それがキミである可能性は限りなく低いです。
この記事では、よりよい睡眠をどうとるか、という話はせず、睡眠は24時間の中で、必ず引かれるものだよね、ということだけ抑えるにとどめます。睡眠についてはそれ単体で記事にして紹介します。

食事について

次に食事です。
朝、昼、夜に食事を摂るという考え方は、かなり最近できたもので、昔は朝と夜の二食だったという話があるらしく。場合によっては、朝ご飯は食べなくてもいい、と考え、発信する人も多い。
しかし、ボクとしてはよっぽどのことがない限りは食事は3度にわけたほうがいいと考えています。
そのため、こちらも一日に45分~120分の時間が引かれると考えます。

労働について

最後に労働。
睡眠、食事のうえで労働です。
もちろんですが、これのあいだに家族がはいります。
今回は時間管理が中心のため話題に出していないだけです。

noteやネットだと、この労働よりも夢や自由を重視する人が多いですが、労働は大事です。
もっと直接的な話をするなら、お金と信頼は大事なんです。
この2つが手に入らないなら、辞めて転職するのもありです。

それでも、それ以外の理由で仕事を辞めたいんだと考えている人がいるなら、今から僕のする質問に具体的な答えを返せるようにしてください。

辞めた場合、その間の収入はどうしますか?
それが長期的に続く保証はなんですか?

頭の中で考えていると思っても、周り頼みの部分があるかもしれないので、親や信頼のできる人に話してみてください。
よく、noteではユーチューバーをやったことない人にユーチューバーになりたいと言っても否定される。自分の道は自分で決めろ、とよく言うんですが。本気でやる気なら、自分が迷惑をかけるかもしれない相手を説得してからやりましょう。

 今の時代、会社や大学を辞めなくても、親や会社にバレずにユーチューバーやったりブロガーをやる方法はあります。

 これがやりたい! でも会社や大学があるから無理! だから辞めるっ!

 その発想だけはやめてください。

 時間について考えるときは、まずこの3つは動かしようがないものだと考えましょう。

時間感覚と記憶

時間は24時間あり、そこから人間が生きていくために必ず引かれるものがある。ここまで話したうえで、次に話すのが、予定を守るために必要な二つの要素。

人間が予定をたてて、その通りに生きるために必要なことが二つあります。
それは、時間感覚と記憶です。

時間感覚について

時間を管理できるようになりましょう。

とは言っても、そんなことはわかっている、でもできないんだ、と言いたくなるかもしれません。

朝起きて、あれやろう、これやろうと考え、動いてみてもうまくいかず、気づいたら夕方になってしまう。

その場合、時間感覚がつかめていないのかもしれません。
時間感覚とは、そのままの意味で時間に対する感覚です。
そんなもの誰でももっているものだ、と考える人も多いと思いますが、僕はそうは思いません。

運動能力を普段から意識して鍛えないと低下するように、時間に対する感覚も意識しないとつかめません。

では、どうやって鍛えるのか。

鍛えるための方法は3つあります。

ひとつめは時計を見ること。

1時間ごとに、時計を一回見ることを意識してください。
14時に時計を見たら、15時にもう一度見るといった具合です。
やってみると、10分後に見たり、あるいは2時間後に見てしまうことが意外とあります。そしたら、間違えるたびに(あと○○分後に〇時だぞ)と頭の中で唱えてください。家の中や独り言を言っても問題ない環境なら、声に出して言いましょう。これを3カ月くらい続ければ徐々に時間のズレは少なくなります。
できれば、この方法はスマホの時計でなく、アナログの短針と長針のある時計で試してください。
じっさいの針の進みを覚えることで、モノの大きさがわかるように時間の流れもつかみやすくなるからです。
なので、腕時計や時計も買っていつでも目に入るようにしましょう。

ふたつめはタイマーを持ち歩いて作業時間を計ること。

料理、勉強、通勤、休日に行く場所までの移動時間、できれば仕事の作業も計りましょう。

目的は早くすることではありません。今の時点で、その作業に何分くらいかかるのかを知るためです。

予定通りに行動しようと考えてもうまくいかないときは、そもそもその予定の一つ一つにかかる時間が予測できないからです。
なので、タイマーでその一つ一つの作業にかかる時間を計り覚えておくんです。

3つめが日常的習慣をつくること。

1日のうちに、この時間にはこれをやるという指針を持つんです。

もちろん、それができないから困っているんだと考えるでしょう。しかし、少なくとも1日のうちに1回はやっている日常的習慣があるはずです。それは食事です。

朝、昼、夜、3食食べるようにしましょう。

これについては、最初はしっかりと時間を決める必要はありません。

起きたら朝食として口に軽いものをいれ、4時間から6時間が経ったら、昼食としてしっかりしたものを食べる。さらに5時間から7時間後に食事を摂る。

最初はコンビニ飯やベースパスタでもいいですが、自炊が一番いい。

 食事についても、今度それを中心にした記事を書きます。

 以上の3つで時間感覚を磨いていきましょう。

記憶について

 立てた予定を守るために気をつけなければいけないのが、その予定を忘れないようにすること、つまり記憶です。あれをやろうこれをやろうと考えても、その時のキミと、10分後、1時間後、明日、来週のキミは違ってしまう。

 今のキミと明日のキミは違う人間だと考えてしまうほうがいい。だからこそ、忘れてしまう。それを防ぐためにすることが記録です。

 予定を立てた時は記録を残しましょう。

 さいしょは簡易的なメモでいいです。ポケットに入るサイズのメモ帳を持ち歩いて、記憶が零れ落ちる前に書く。

 しかし、ここでも問題がある。メモを書いたとしても、そのメモをなくしてしまうことです。

 モノをなくさないようにするためのポピュラーな方法が二つあります。
 それはなくしたくないモノを決まった場所に置くことと、おなじものを複数もつことです。

 モノがなくなるということは、モノが移動しているということです。なのでその移動を最小限にするために、そのモノの定位置をつくるんです。

 また、なくなってしまうのなら、それを逆手にとって複数つくる。そしていろいろなところに置いてしまえば必ず手に取ることができます。

 しかし、それをやっても決まった場所から動いてしまうし、それらもなくなってしまうから難しい。

 なので、ボクがオススメしたいのが、予定を書いたメモ自体をスマホのトップ画面と待機画面の壁紙にすることです。スマホはいつも持ち歩き、見る機会が多いものなので必ず確認することができます。

 こうした忘れないための対処法も紹介したうえで、じょじょにこれらに頼らずに予定通りに行動するために記憶のためのコツも紹介します。

 記憶というと、覚えたものが頭の中にずっとのこった状態だと考えがちなんですが、じっさいの記憶は、必要な技術や知識が必要な場面で引き出せる状態のことを言います。

 そのため、記憶で大事にすべきことは想起と関連づけです。

 想起とは、何も見ない状態で特定の知識を引き出すことです。
 関連づけとは、すでに覚えている知識や習慣を新しく覚えたい知識と結びつけることです。

 この二つを意識的にやることで記憶がスムーズにいきます。

 具体的な方法としては、その週、月でやらなければいけない予定を決めたら。一日のうちに何度もしないけど一回は必ずする日常的動作の時にそれを思い出す癖をつくるんです。

 たとえば、僕は靴を履くときに、必ずメモ用紙一枚分の予定を思い出すようにしています。その時に思い出せない部分があれば、電車に乗るときにスマホでそこを確認します。

 これをやることで予定を忘れないようにするんです。

 時間感覚と記憶、この二つは意識してみてください。

やるべきリストとやらないリスト、そして価値観について

 予定を立てる前に、これらの予定を守れるようになるためにどうすればいいのか、という話をしました。
 時間感覚をつかむことと、予定を忘れないようにすることは、運動をしたことがない人が運動を始めるために、まずウォーキングからはじめて基礎体力をつけることと同じです。
 大事なことなのでぜひ意識してみてください。

 これらを意識していただいた上で、では予定を立てるためにひつようなことに話していきます。

 まず、やるべきリストをつくることとやらないリストをつくりましょう。
 これはネットやテレビ、書籍でも紹介されている一番ポピュラーな方法です。

紙に一日にやるべきことを書いてください。
資格の勉強をする、ブログを書くなどの夢に向けた行動だけでなく、朝食をつくる、起きる、寝る、勉強する、仕事をするも書きましょう。

 思いつけられる範囲内のすべてを書くんです。

 そのうえで、やることの優先順位をつけましょう。

 大事なことは、時間は有限で、すべての作業には決まった時間があるということです。やるべきリストは必ず一日で収まるようにしてください。

 そのうえで、今やっていることの中から、やらないことリストをつくりましょう。これをやらなければ色々できるよなってことはあるはずです。それを書きだしましょう。

 もしかしたら、たくさん書きすぎるか、まったく書けないかのどちらかになるかもしれません。

 そうなったときに、考えてほしいのがキミにとっての価値観はなんなのかです。

 noteやネットでは、こういったいわゆるTo Doリストと呼ばれるものを作る場合、自分の夢を持ち、それを叶えるためにつくれと言います。
 しかしボクは、夢よりも大事なのはキミにとっての価値観はなんなのか、だと考えています。

 まず、今からボクがする質問に答えてください。

 質問の答えは紙に書いてもいいし、頭の中で唱えるだけでもかまいません。

 明日、目が覚めた時、この世界の何かが一つだけ消えたとします。
 それでもし、キミが幸せになるとしたら、それはなんですか?

  あるいは、たったひとつなにかが手に入ったとして、キミが幸せになったとしたら、それはなに?

 この二つでキミの頭の中に浮かんだものがあったとしたら、それはキミにとって大事な価値観だ。
 キミの夢はその価値観のうえにあるものでなければいけない。

 学校の先生や、ネットのインフルエンサーは、
 キミに夢を見ろ、と言います。

 では夢とはなにかといえば、だれか困っている人を助けることや、世界を変えることだ、と言う。

 確かに、だれかを助けることで満たされる人はいます。退屈が嫌でスゴイことがしたい人もいるんでしょう。

 でも、本当にキミはそうなんですか?

 世の中にはお金が欲しい人がいます、一方、それよりも安心を得たい人もいる。友達が欲しいだけの人もいるし、だれかを愛したいし、愛されたいと考える人もいる。

 いろいろな価値観を持っていることが当たり前で、社会とはそれぞれの価値観を認めながら、ウィンウィンの関係を探っていくうえで構築していくものです。決して、その価値観は他者に塗りつぶされていいものではありません。

 自分の価値観はいったいなにで、今のキミが持っている夢は、キミの価値観を尊重しているのか? そのことは考えてほしい。

やめたいことをやめる方法

 最後にやめたいことをやめるための方法について話します。

 価値観に基づいて、やるべきリストとやらないリストをつくっても、一度決めたやらないことをやらないようにすることは難しいです。なので、やめかたについても考えていきましょう。

 やめたいけどやめれない理由については二つ挙げられます。それは人間関係とすでにそれにかけてしまった時間です。

 まず、人間関係。やめたいけどやめれないものに共通するもので、コミュニティの有無があります。課金ゲーにしろ、オンラインゲームにしろ、テレビにしろ、すべてはコミュニティに関連しています。

 いつのまにか、それをやめると孤立してしまうかもしれない、という不安が依存や惰性になってしまっている。

 なので、ボクとしてはそれが理由になっている場合は、逆に種類を増やすことをオススメします。一日に何種類もやるというわけではなく、一日の中で自分の心を守るための時間をつくり、それがたった一つだけでなく複数であるようにしましょう。

 今やっていることが他で代替できることかもしれない、という発想を持つことが大事です。

 次にかけてしまった時間とお金が無駄になってしまうという考え方です。

 こうなった場合は、今から僕がする質問に答えを用意してください。

 今、あなたがそれで得ているものはなんですか?
 あるいは、それを続けることであなたが得る予定のものはなんですか?

 この二つを考えたうえで、それでも後悔しないのかどうかで、少しでも後悔の念があるならやめるべきです。

 以上が、時間管理を考えるうえで大事にすべきことです。

 もちろん、大事なのは行動することです。世界を変えることでも、ブロガーになることでも、ユーチューバーになることでもかまいません。しかし、それが目標であったとしても、キミが求める結果に対して必要な過程はなにか、そしてその過程はどのくらい時間がかかり、効率的にやるためにはどのくらいペースでやるべきかを考えることは絶対に役に立ちます。

 なので、上記のことは一回は意識してみてください。

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