マガジンのカバー画像

読書家の善悪

92
運営しているクリエイター

2019年11月の記事一覧

言葉にするということ

 noteを書きたいな、と思う時。
 それはどういった時か。だれかとだれかの考えていることや見てる世界が違うと思う時だ。

 言語化していくことは正しいのか。あれもこれも言葉で説明できるはずがない。そんな話をよく聞きます。

 それは確かにその通りだと思います。

 『山月記』で有名な中島敦も、『文字渦』で人間は文字を生み出したことで、目の前の花の美しさを感じる心をなくしたんじゃないか、と言ってま

もっとみる

生活習慣化(LV1)を取得するためにラジオ体操しよう

 おはようございます、神島竜です。

 今回は生活習慣(LV1)の話をします。

 生活習慣とは、ある特定の行動を継続して毎日行うことです。実用書や自己啓発本では、どういった習慣を持つべきか。あるいは特定の習慣を持つこと自体をオススメする場合が多いです。

 しかし、できないことが多い。すると、本人はやる気などのメンタル面を責める場合が多い。僕の考えは違います。そもそもそういった人は生活習慣という

もっとみる

朝起きて

 身体が寒い。足は暖かいのに、みぞおちより上がすべて寒い。
 朝起きると、真っ先に意識するのがこれだ。
 代謝が低いのだろうか。この上半身の寒さを取りたいのだが。そう考えて布団にもぐるとだいたい二度寝する。
 ここでやりがちなのがスマホをいじることだ。Twitter見てみたり、youtubeの更新欄みたりとかね。これで15分取られたりするとなにしてんだって思うよ。
 今月、11月15日に発売したお

もっとみる

神話から英雄へ

  ヒトが最も自由であったころの話をしよう。――

 ―― 一匹の類人猿が、森の中を走っていた。
 彼は群れからはぐれ、たった一匹で森の中をかけていた。
 周囲は暗く、同じ姿のものは誰もいない。

 においを嗅ぐも、ほのかな雨のにおいがより一層の恐怖を掻き立て、光の消えた暗闇が孤独であることの危険を彼に知らせた。
 まわりのすべてが怖い。生い茂る草も、葉の多い樹木も。

 今の彼には敵のように見え

もっとみる

たった一度きりで

 死ぬ前にたった一度でいい。

 俺に世界を変えさせてくれ。
 ほんのささいなことでいいんだ。

 それはどこかの赤子の声。
 それは涙を流したキミの明日の笑顔。

 ほんのささいなことなんだ。
 俺に世界を変えさせてくれ。

 と、思って筆をとった日は誰にでもある。
 誰しもがたった一回きりの世界を変えるなにかを生み出したい、と考えるものです。

 とくに、noteを書いてるひとはだれもがそうで

もっとみる

noteの返金機能と情報を買うことについて思うこと

 最近、noteで返金処理の機能がついたそうですね。購入した記事の品質が低い、タイトル通りでない、間違えて購入したなどの理由が認められた場合、24時間以内であれば返金可能。

 明らかに質の悪い、情報商材が増えてきたことが原因でしょう。

 個人的には、試し読みができ、書き手の評判や値段などを精査して、充分に考える時間があるのに。軽く読んだら返金ができる状態にすることは今後のnoteのありように悪

もっとみる