ヤヤ・バラードデッキの道のり【102】
休日に、少し友人にアドバイスをもらった
というか、ヤヤの是非についての愚痴を聞いてもらった
まずはそのあたりから
前回はこちら
デッキ
ヤヤ・ミッド4.2.2b
先日までの4.2.2でイロイロ調整していて、「ヤヤをルーカに変えた方が強そう…というか、コレはもう、その辺のジャンドのレシピの下位互換なのでは?」という想いが強くなりつつあった
ただ、他のレシピとの明らかな差は、《血に飢えた敵対者》の評価(とヤヤ)だとは感じていて、特に敵対者と《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》のシナジーは他にはない強さになっている
ここは活かしつつ、どうにかヤヤを使う理由にならんかな、という話をしていたんだけど、友人からこんな言葉をいただいた
「作るデッキがシナジーによる傾向にある」
「ヤヤはシナジーというよりはグッドスタッフ」
まさにそれよ
では、この言葉をどのように解釈すればいいか
ヤヤの強い所は、その評価そのものであり、グッドスタッフとしてそこにいるだけでいいという所かと思う
トークン出して盤面に影響してもいいし、カードを探しに行ってもいい
盤面を展開できているなら、ピンポイントで相手のブロッカーを排除してもいいし、隙を見て紋章化してしまうのもいい
なんでもできるがゆえに、シナジーしてもイマイチ強くない
それがヤヤだ
であれば、やはり3マナ以下と5マナ以上を繋ぐものとして、そこにいてもらうのがよさそう
下回りで盤面を作って、上回りでゲームを終わらせる
その、上回りをグッドスタッフ的にまとめてしまうことでデッキコンセプトごとまとめてしまうのはどうか
つまり、見るべきは下回りの強さではないか?
また、友人から「赤単アグロやサリアが嫌なら、1マナのスペルを足した方がいい」というというアドバイスももらっていて、これは以前から考えていたことでもあった
この辺を取りまとめつつ、下回りの安定化を図ったのが次のバージョンになる
ヤヤ・ミッド4.2.3
調整比較は4.2.2から
out
《死天狗茸の林間地》×1
《喉首狙い》×1
《税血の収穫者》×1
《グリッサ・サンスレイヤー》×1
《裏切りの棘、ヴラスカ》×1
in
《火遊び》×2
《土建組一家の調達者》×2
《免れ得ぬ破滅、ルーカ》×1
とにかく、下回りを強化した形
2マナのクリーチャーを微々たるものではあるものの増やし、ついでに《火遊び》で若干のアグロ耐性を確保した
《免れ得ぬ破滅、ルーカ》は、お試し
PW枠という点では《向上した精霊信者、ニッサ》でもいいのかもしれないし、《裏切りの棘、ヴラスカ》を戻してもいい
なんなら、《税血の収穫者》《グリッサ・サンスレイヤー》を戻すのも悪くないし、《死天狗茸の林間地》でもいい
何より、《絶望招来》の4枚目について考える必要がある
あと、結局《鏡割りの寓話》は抜けた
試しはしたんだけど、土地の安定や後半の安定につながったかというと、手ごたえを感じられるほどではなかった、という所
多分、メチャ仕事はしてたんだけど、リソースのアドを取っているという実感がそこまで湧かなかったし、先攻で盤面取れてる時か、後半の手が空いているタイミングしかプレイして嬉しい時がなかった
《鏡割りの寓話》自体は《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》《血に飢えた敵対者》とのシナジーもあるんだけど、コレは主に3章とのシナジーであって、そこまで行く間に盤面を抑えなければ意味がない
…というわけでもないんだけど、まぁ直接的な強さにはならなかった
3章まで行ったら強いのは間違いないんだが
あと、試しておいた方がいいかな、と思っているのは《絶望招来》を抜くという構築
正直、使ってみてめっちゃ強かったし助けられることも多いんだけど、《絶望招来》を使うんだったら4枚挿して、《絶望招来》で《絶望招来》を引くということに意味を感じている
3枚という中途半端な採用をするくらいなら、いっそ抜いてしまって下回りを強化するのも悪くないのでは…とか思ったりはするのだ
ただ、今回は上回りをグッドスタッフ的にまとめる、ということを想定していて、まだ抜くのは早い
ルーカの是非を問うた後でよいかな、という
ちょっと全体的に中途半端な感じは否めなくなってきたな…と思いつつ、この形でちょっと試していきたい
対戦記録
基本的にはスタンダード:ランク戦(BO1)
プラチナTire4~の記録というかメモ
先/後:先攻か後攻か
毒:毒・カウンターによる勝敗
〇x(y):勝ち、xは勝利時の残りライフ、yは相手投了時の相手残りライフ
×(x)y:負け、xは投了時の残りライフ、yは敗北時の相手残りライフ
△:開戦前に相手が爆発して勝利、ノーカン
Sxty:マナスクリュー、xマナの数、yは止まったターン数
Cc:cは色偏りで足りなかった色
F:マナフラッド、主に後半になって3ターン以上連続で土地引いた場合
M:ミスプレイあり
m:ミスプレイあったけど大きな影響なし
?:バグあるいは不可解な動作
白???:先〇20(20)
2ターン目、相手1ターン目に出て来た《離反ダニ、スクレルヴ》を《火遊び》で焼いたら相手が爆発した
《火遊び》強いな?
緑白トキシック:後毒×(11)20
タップイン土地―!
相手の《敬慕される腐敗僧》を処理できず、そのまま殴られ負け
土地のめぐりが悪かったな
赤単アグロ:後×20
《熊野と渇苛斬の対峙》からの《熊野の食刻》によって、《土建組一家の調達者》のPigが活かせず
マナブーストからのブロックができないまま、押し切られて負け
《火遊び》足りんのじゃないか…というか、《喉首狙い》を抜いたのも響いたか…?
緑白青トキシック:先毒×17(13)S3t3M
やっと4マナになった際、相手の《敬慕される腐敗僧》に《豪火を放て》としたところに《血清の罠》で帰られそうになったところに《稲妻の一撃》と撃ったんだけど、コレ逆順だったなーという
最終的には、《白の太陽の黄昏》から出ていたダニを対処しきれず、押し込まれて負け
黒赤緑ミッドレンジ:後×(1)9
相手は純性ジャンドミッド
めんどくせぇな、ジャンドミッド
《硬化した屑鉄喰らい》が墓場を荒らしてくるので、こちらの《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》が機能しない
序盤除去の引きも相手が上で、気が付いた時には、盤面と墓地を荒らされまくってた
中盤になって、相手が一段落したところから反撃開始…とはいえ、撃つ除去は全て《硬化した屑鉄喰らい》に食われ、こちらの《血に飢えた敵対者》がフルスペックを発揮できない
結局、序盤に追放されていた《稲妻の一撃》や《火遊び》を本体に放り込めなかった分がそのままのライフ差となって、最後は相手の展開に対応できずに負け
閑話休題:ジャンドミッドレンジ
多分、こんな感じなのかな、というジャンドミッドレンジ
《兄弟仲の終焉》の所に《削剥》入れたりとか、細部の枚数とかの違いはあると思う
こうやって組むとわかるけど、さっきの負けは除去がきれいに入りまくってたのが大きかった気がする
《絶望招来》を撃てたかどうかも大きいか
《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》はもっと早く除去することで盤面をもうちょい有利に進められたかもしれない
先攻後攻を入れ替えるための動きができてなかったこともある
《硬化した屑鉄喰らい》
一番デカかったのは《硬化した屑鉄喰らい》の有無か
こいつ、ミラーマッチの際に《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》を無力化できるのがデカいし、他デッキに対してもアグロを受けれてリアニも殺し、グリクシスなどの非緑系ミッドレンジに対してはマナで先手を取りに行ける
4ターン目に《絶望招来》撃てるのは強そうだった
ココを採用することで、もうちょっと序盤を受けきれるようになりそうな気もしている一方で、それなら《絶望招来》を4枚にする価値が増える
また、タフ3の採用は、4ターン目ヤヤを強く動かせるようになる
欲を言えばタフ4ならなおいい
コレは、ランプやってた時の《スランの蜘蛛》でも立証されている
ということは、もっと緑に序盤を寄せて《ふくれた汚染者》とかを採用することで、より強固な盤面を形成した上で、ヤヤを降ろして鉄壁とするのはどうか
今って、緑青トキシック以外で序盤の飛行はほとんど飛んでこないので、到達は気にしなくてよさそうだし
しかし、3マナのクリーチャーは《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》とのシナジーがない
増やすならやっぱり《硬化した屑鉄喰らい》か
…とか言い出すなら、そもそもタイヴァー削ってるのよくないのでは?
いよいよ、迷走してきた感ある
もうちょい、回して様子見ていこうか
再開:プラチナTier4
赤単アグロ:先×20S4t3M
除去は十分だったけど、5マナに届かず、ダブルアクションができなかった
というか、めっちゃミスしてた
マナを使い切っている状況で手札に《豪火を放て》がある状態から、《熊野の食刻》か《僧院の速槍》をブロックするという選択で、食刻をブロックしてしまっていた
ここは速槍をブロックして、次のクリーチャー展開に合わせて《豪火を放て》で1:2交換にするべき
これでダメージ計算変わってたはずで、コレは良くない負け
赤白レベル:先〇20
相手はミラディンのために!
クリーチャーがほとんどいなくて、除去がとにかく通った感じ
盤面がとにかく取れてたこともあり、ヤヤ-2を使っての除去も間に合って、そのまま押し切り
《土建組一家の調達者》については、《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》で釣ることで宝物・トークンを再度生み出す、という点では悪くなかった
ただ、そこまで強い動きにも感じれなかったという
素直に、《硬化した屑鉄喰らい》としている方が結果としては多くのマナを生み出せそうな気がする
赤単アグロ:先〇
《熊野の食刻》と《土建組一家の調達者》の相性が悪すぎて、こいつの評価を著しく下げている
受けて宝物・トークンもらって次ターンにダブルアクション…という構想を真っ向から否定されるのつらい
とはいえ、除去がきれいに回り、こちらの《血に飢えた敵対者》で殴り勝ち
ヤヤの後詰めも効いた
先攻なら食らいつけなくもないな、という所か
緑白トキシック:後毒×(9)20
まぁ、無理無理の無理だった
この展開されるなら、もう《兄弟仲の終焉》がないと無理
青緑より毒の量がきつくて、コレは面倒なデッキ出て来たなーという
緑青ビートダウン?:後〇20(17)
相手が事故っていたのか、土地は展開してきた3ターン目に《ふくれた汚染者》と展開してきたものの、コレを除去したタイミングで爆発
《血に飢えた敵対者》を執拗にバウンスしていたのを見るに、おそらくトキシックなんだけどメインクリーチャーとなる《敬慕される腐敗僧》《陽気な呪文盗み、アイヴィー》あたりが引けなかったか?
黒緑ミッドレンジ:先×(14)14
相手は《ドロスの魔神》《八百長試合》的なアレ
いやー、《八百長試合》3枚から《ドロスの魔神》出てきたら、まぁ負けるんよ
除去も1手遅かった
まぁ、仕方ないなって感じで
デッキ調整
勝ち筋の確認
なんか、ここが一番問題な気がする
特に、これと言って勝ち筋が見えてこない
《絶望招来》撃ったら勝てるでしょ、というのはなんか違う気がする…というか、それでは20点も削り切れぬ
あくまで、《絶望招来》は1:3交換を取れる何かであり、6点ライフ削ることもあるけど確定じゃないし
グッドスタッフって、どの方面からでも盤面有利を取り続けることでライフを詰めていくのが強いのであって、そういう意味では明確な勝ち筋を描くのは難しいのかもはしれない
とはいえ、誰がメインアタッカーで、どうやって相手のライフを削るかのビジョンがないままでは辛い
で、現状で一番のメインの勝ち筋はココだ
コレを軸に、ヤヤが中盤を支えて、終盤の展開に移る形が望ましい
《黙示録、シェオルドレッド》《絶望招来》《裏切りの棘、ヴラスカ》はココの後詰目として、終盤を支える形だ
しかし、デッキ調整によってタイヴァーが削られていることや、ちょっと増えてきた緑系ミッドレンジの《硬化した屑鉄喰らい》による墓地追放によって、ここが成立しにくくなっている
まずは、この軸が成立するための再現性を上げる必要がありそう
事前の調整で、《喉首狙い》《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》が抜けていて、コレが勝ち筋の再現性を下げているひとつのポイントであると言えそう
タイヴァーは言わずもがな、《喉首狙い》も《血に飢えた敵対者》で釣り上げる優秀な除去であるのに、コレを減らしてしまっては元も子もない
というか、そもそもなんだけど、このデッキ調整始めたきっかけは、土地の事故を減らすために《鏡割りの寓話》を入れてみたことだった
ちょっと、一度そこに立ち返った方がいい
問題は、土地の事故だ
簡単に解決するなら、土地を増やせばよいし、よくよく今日の戦績見てみたらそこまで土地で事故ってない
…素直に、土地盛ったら良くないか?
後は、《スレイベンの守護者、サリア》《敬慕される腐敗僧》《硬化した屑鉄喰らい》あたりを1マナで除去したい
前者2体はなんでもいいとして、《硬化した屑鉄喰らい》は《火遊び》では除去できぬ
《切り崩し》は終盤に引いても悲しいだけになることが多いし、できれば1マナ3点撃ちたい…そんな都合のいい火力呪文なんて…
ソーサリーなことは気になるものの、6マナある状態から《絞殺》撃って《血に飢えた敵対者》で3マナ追加してもう1発、みたいな動きもできる
タフ6がどれだけ環境にいるんだ、という話はあるけど、タフ5はそれなりにいるし、《向上した精霊信者、ニッサ》や《永遠の放浪者》といった、高忠誠度で安定する連中に対しての火力としては申し分ない
と、いうことでこうではどうか
ヤヤ・ミッドレンジ4.2.4
out
《火遊び》×2
《土建組一家の調達者》×2
《免れ得ぬ破滅、ルーカ》×1
《裏切りの棘、ヴラスカ》×1
《死天狗茸の林間地》×1
in
《絞殺》×2
《喉首狙い》×1
《税血の収穫者》×1
《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》×1
《沼》×2
土地枚数
25枚に増加
コレで、ちょっとは土地の安定性を増すこともできるはずだ
これについては、流石に試行回数が要るので、ちょっと我慢して回す
タイヴァー&敵対者
ココを強化するにあたって、《裏切りの棘、ヴラスカ》と《免れ得ぬ破滅、ルーカ》を抜いた
ルーカについては、まだ試行回数が少ないとはいえ想定している動きにマッチしている気がしなかった
勝っているときに強いな、という印象が強い
ヴラスカについても、硬直しているときに引けたら強いんだけど、現状1枚ではBO1での再現性という面で期待できない
2枚に増やすかどうか、という所だったんだけど、下回りを安定させるという方向性に合致せず、泣く泣くのオミットである
ということで、この形でちょっと試してみる
先に触れた通り、土地25枚での安定性については回数が要るので、ちょっと我慢の時になりそうではある
土地だけは触らないようにしつつ、調整進めていくことにする
今日のまとめ
戦績
11戦4勝で大きく負け越し
なんか、やたらと軽いデッキが多かった印象があるし、《絞殺》してる暇があったら《兄弟仲の終焉》入れとく方がいいんじゃないか、という気もしてくる
《スレイベンの守護者、サリア》さえいなければ、《兄弟仲の終焉》を入れておきたいんだ、本当は
デイリークエスト
あー、トークンな?
…というあきらめは良くない
ってか、先日も緑白作ったような気がするんだが
いっそ、これ調整するかな…
と思いつつ、もう緑混じってるし、ヤヤ・ミッドの調整に充てたい気持ちもあり
明日、番外編の更新がなかったらそういうことですん
注意表記
このページはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?