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科学的に最も健康的なデスクワークのやり方|知識サプリメント#5

新型コロナウイルスのパンデミックによって
世界的に混乱している現在
外出自粛要請やテレワーク推奨などの対策によって
自宅の中でデスクワークをしている人は多いはず

そこで
今回の知識サプリでは
科学的に最も健康的だとされるデスクワークのやり方をご紹介いたします

ではいきなりその答えをお伝えする前にまずは
一日中椅子の上に座って画面の前に張り付いていることがどれほど不健康なのか
3つの研究結果を取り上げて解説していきたいと思います!


【研究結果①|病気のリスク】

2009年、サウスカロライナ大学の研究によると...

いつも座っている正常体重の人は
有酸素運動を継続している過体重、あるいは肥満の人より

心臓血管疾患関連で死亡するリスクが高いと結論付けています

つまり

痩せているから私は運動しなくても大丈夫!ってことは断じてないってことですね

※PRIMATE CHANGE-How the world we made is remaking us-/Vybarr Cregan-reid , P206


【研究結果②|早死にのリスク】

2010年、アメリカがん学会の発表によると...

女性を対象に行ったこの研究では
1日6時間以上座っていた人は1日3時間未満しか座っていなかった人
と比較して

調査期間中に死ぬリスクが94%も高かったことが示されたそうです

※PRIMATE CHANGE-How the world we made is remaking us-/Vybarr Cregan-reid , P206


【研究結果③|早期老化】

2012年、アメリカ疫学ジャーナルの発表によると...

1日10時間以上座っている人はテロメアが優位に短く
生物学的には8年歳をとっていることが明らかになりました

ちなみにテロメアとは、、

細胞内染色体の保護キャップとして働き年齢を重ねるにしたがって
短くなることが知られているので
老化の指標としてみることができます

つまり

座って過ごす時間が長い人は
老化するスピードが速くなると言えそうです

※PRIMATE CHANGE-How the world we made is remaking us-/Vybarr Cregan-reid , P206


【まとめ】

以上の研究結果をまとめると...

毎日座ってばかりいて体を全然動かしていないと

① 病気のリスクが上がる
② 死亡するリスクが上がる
③ 早く老化が進む

上記3つのような可能性が考えられるわけなんです


【具体的な戦略】

そこで...

『デスクワークのやり方を見直そう!』
ということになるわけですね

では
UCLAの人間工学研究センターが示している最も理想的なデスクワーク方法を参考に
私が少しオリジナルに改変したものをご紹介します

<最も健康的なデスクワーク方法>

・20分に1回は休憩をはさんで1~2分体を伸ばす
・さらに20分ごとにスタンディングデスクを使用する
・これを3回繰り返したら5~10分の長めの休憩をとる

ということで
こちらの最も健康的なデスクワーク方法を実際に私自身が試した動画を作成いたしました

動画内では
途中の休憩で何をやればいいかわからない人にオススメする
簡単ストレッチもご紹介してます

参考までにご覧ください

※動画の前半部分はこの記事前半と同じ内容を解説してます


【Last Word】

さて
今回の知識サプリメントでご紹介した最も健康的なデスクワークのやり方は
あくまでも“理想中の理想”です

実際の現場で
ここまで厳密に実践しようとしてもかなりハードルは高めでしょう

ましてや
オフィスで実践しようと思ったら職場の大幅な変更を余儀なくされる上に
周りからは冷たい視線が送られるかもしれませんよね

なので
理想は理想として頭にインプットしておいて
その上で
現実レベルで取り組めることは何か?と自問自答してみましょう

そして
小さな改善をいくつも積み重ねていくことが非常に重要なのだと思います

最後に1つ注意点を

人体にとって
もっとも理想的な座り方などありません

いかなる座り方でも長時間(といっても20分ですでに…)その姿勢でいれば
私たちの体は悲鳴を上げ始めます

したがって
四の五の言わずに立ち上がってそして、飛び跳ねましょう

私たちのケツは
椅子の上に置くためにデザインされてないのですから

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