見出し画像

便利や利便性は、犯罪者に狙う場所を示す。

大体において、便利というものは二面性を持つ。
ダモクレスの剣なのだ。

便利ということは、犯罪者にとっても便利なのだ。
新しいことであれば、常識になっていないので詐欺に使いやすい。

今回の「ドコモ口座」の件もそのようなものだ。
インターネットも犯罪者にとっては、魔法のようなツールとなった。
ダークウェブと言う犯罪者や国家の諜報機関にとっては、非常に好都合な環境さえ手軽に用意されてしまったのだ。

西側の覇権主義国家や北朝鮮のような国であれば、ロシアは言うに及ばず、アメリカだって新たな武器を手に入れた。
犯罪者にとっては、インターネットはまさに革命だったと言える。

と言うことは、私たちの生活にインターネットが欠かせなくなっている以上、犯罪も切り離せないと言うことになる。

今時の絶対に必要な要素は下記のようなものだ。
1)ユーザID/パスワードだけでなく、それ以外の認証要素で認証
  (二要素認証と言う)
2)二要素目には、ワンタイムパスワードを利用することが多い。
  昔は60秒前後有効だったものが、現在は30秒前後。
3)ゼロトラストの考え方で、個別のネットワーク接続機器毎に、
  多重防衛を行い、一度入られたら横から攻撃される危険性を
  排除する。
4)ゼロトラストの考え方でユーザごとに役割設定し、そのユーザが
  実行可能な機能を限定する。
5)場所と時間で利用可能な機能を限定する。

こういったことを実行するには、一般ユーザがITリテラシーを上げてもらうしかないわけだが、これがまた難しい。

犯罪者はゲームのように新しい機会や、詐欺の手法を編み出す。
それに対抗するには、こちらもITに関する知見を上げて、ゼロトラスト運用をするしかないのだ。

サポートいただき感謝します。いろいろ困難な時ですが、人様のお役に立てる事を考え、行動していく所存です。宜しくお願いいたします。