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最先端のソリューションが無い、日本のIT関連の展示会

この記事を書いているのは、2020年10月10日です。
この時期は来年度予算の編成時期に当たる為、IT業界からの売り込みや展示会が多い季節になっています。
その為私の様な人間にも、展示会の無料入場券やお誘いが届きます。
ですが今年はおそらく初めて、この手の展示会に行きません。

それは、「最先端のソリューションが無い、日本のIT関連の展示会」である為です。

先日もこの様な記事を公開しましたが、日本の展示会には欲しい最新の情報がありません。これは今に始まったことではないのですが、とにかく今年はそれがあまりにもひどいのです。

ゼロトラストネットワークアーキテクチャの導入が、2017年から北米とヨーロッパの金融機関を中心に進んでいます。これは2016年に起きたSWIFTに関連する事件を引き金とした動きで、大きな銀行での対応はSWIFTに関する限り、北米とヨーロッパでは一通り終わっています。
残念ながらアジアではこれからという感じです。
2020年8月にNISTでゼロトラストネットワークアーキテクチャの標準化作業も終わり、アジアの金融機関でも適用から逃げられない情勢になりました。
これから大慌てで対応が進むものと考えています。

さてその様な大問題に発展しているゼロトラストネットワークアーキテクチャ適用問題ですが、金融機関相手の展示会やセミナーを日本で見かける事が全くありません。

私は業務上色々と調べなければならない人間ですので、海外のソリューションベンダと直接コミュニケーションをとって、評価し、日本に代理店や取次がなければ、それを作る動きまでやります。
その様な私という人間から見ると、あまりにも日本は平和なガラパゴスに見えて仕方がありません。

「日本語しかわかりたくない」というのは、もう無理です。
それは「私は嫌なので、坐して死を待つ」というのと同義語です。

Japanese Gentleman Stand up Please!

との30年以上前の叫びは、今こそ叫ばれなければならないタイミングなのではないでしょうか。

サポートいただき感謝します。いろいろ困難な時ですが、人様のお役に立てる事を考え、行動していく所存です。宜しくお願いいたします。