多賀神社の神さまと虚栄心
整頓された境内が美しい。神さまも美し神社。
「過去、ある人間の発言で私はすごく悔しい気持ちになった。その理由は自分が納得していた思い込みを、「それは違うんじゃないか」と言われ否定されたと思ったんだ。
その時の私は虚栄心と負けず嫌いで、自分自身を取り繕っていた。
自分自身のそういったところを認めるのが苦手でその人間に強い怒りを持った。本当に怒りが強く、その勢いで私はその人間に酷いことをした。」
「自分の虚栄心をも守ろうとした結果、私は自らの地位を下げてしまった。
私は本当に反省した。でも、私はその時まったく理解していなかった。私が怒りに任せた行動自体を咎められたのだと勘違いしていた。
しかし、本質はそうではなく、私の行動が周囲に与える影響を考えていないことを咎められたのだ。
悔しいと感じたのは真実。しかし、何故悔しいと感じたかはその時は分からなかった。悔しいと感じた理由は、真実を突き付けられたことが怒りに変わったのだ。」
「今、思うのはその時の私は虚栄心があまりに強すぎた。
とは言っても、容易には手放せないのものだ。
でもそれも良いと感じている。少しの虚栄心は自分を奮い立たせる原動力にもなるから。
まず、自分が虚栄心を持っているいう自覚が必要だ。そうしれば、一歩引いて自分を見ることが出来るようになる。
虚栄心を持っている自分を認めることだ。」
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