INTERNET YAMEROを聞いていたらインターネット自分語りをしたくなった

 インターネット最高!!!というお気持ちになったので…この曲が発表される前に自身にインターネットで良いことがあって精神がそのまま引きづられたのでしょう。
  私がインターネットに嵌ったのは中学生の時でした。当時、中学校には馴染めず、家庭環境もピリピリしていました。小学二年生から習っていた習い事は続けていましたが、周りとの差を考えるとプロになるのは無理なことがはっきりわかってきました。中学校のテストは大体一桁から10番台だったけど、塾に行けば下から数えた方が圧倒的に早い状況で、現実に居場所が無くてただひたすらしんどかったことだけは覚えています。

 気づいたら、親が寝た後にノートパソコンで深夜アニメやニコニコ動画を見ることだけが、人生の癒しになっていました。けいおん!やらき☆すたの世界は、誰一人怒っていない可愛い平和そのものな世界でした。

 私のような家庭環境の出自の方なら、うんうんとわかってもらえると思いますが、周りがやっていたゲームをちゃんとプレイしたことがなかったのです。中学校では遊戯王が流行っていたので、やってみたかったのです。そんな時に、たまたまEtarnal Battle CGIという、遊戯王を対人で遊べるサイトを見つけました。それからは、毎日深夜1時を回ってからひっそりインターネットで、朝方まで狂ったように対戦していたような気がします。深夜はオタクに優しい、朝はクソ。

 ほどなくして、自分はこのEtarnal Battle CGIというサイトには、チームなる概念があることを知りました。若さとは怖いもの知らず、半年ROMれみたいな常識を持ち合わせていなかったクソガキの私は、適当なチャットルームに入りました。チャットルームの感じは、デュラララチャットみたいなのを想像していただければ、おおよそ近しいです。挨拶をしたのち、対戦をしたりして、ぼんやりコミュニケーションを取ったのは、なんとなく覚えています。

 その日を境に、私はそこのチャットルームに足を運ぶようになりました。自分がログインするのは深夜ということもあり、常駐していた人も基本数人で会話が活発に行われるわけでもありませんでした。とはいえ、複数人が見ている深夜アニメがあればリアタイ時は活発になり、週末などは麻雀などもしたりしました。現実で手に入れられなかった楽しいコンテンツに加えて、社会性まで満たされたのです。

 INTERNET YAMEROの転調部分のあめちゃんの独白部分を聞いていたら、ふっとこんな記憶を思い出しました。

 「リアルが壊れてもココが良いって思ったの。初めてフォローされた日のこと覚えてる。こんなわたしを見て承認してくれたヌクモリティー。もう細かいことはどうでもいいね。せーのっ!インターネット最高!」

 それ以後、現実は人生の下り坂を転がり続けていますが、インターネットは優しいことの方が圧倒的に多いです。自分の居場所はインターネットなんだなぁと、しみじみ感じた日でした。


インターネット最高!!!

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