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人と違うことをしたい

こんにちは、かみのみかです。
お久しぶりです。
いつも、冒頭のご挨拶は「お久しぶり」というようになってしまった気がします。


最近、25歳にして、自分の人生を考え直すタイミングがありました。
「お芝居をして、生きていく」という可能性に巡り合ったんです。

ほんの些細な気持ちでした。
ずっと離れていた「お芝居」というものに久しぶりに触れたくなって、
私はとある、俳優養成所のオーディションを受けました。

合格一歩手前まで行って、担当者との面談、
「現実的に難しそうなのでやめます」と回答しました。


お金はあった。やる気もあった。
なんといっても、25歳からチャレンジするなんて、なんてわくわくするんだろう。
でも、私には時間的な余裕がなかった。

それは、今の生活をガラッと変える勇気がなかったから。

勇気といいつつ、私が本当に今の生活を変えたとしたら、
周りの人からしてみれば、いい迷惑なわけです。

私という、一人の頭数を減らすことになるから。
働ける人材がマイナス1となるわけだから。


あのとき、チャレンジしてみたらよかったのか。
そうしたらどんな世界が広がっていたんだろうか。

でも私には今の仕事環境を変えてまで、人に迷惑を掛けてまで、賭けていいチャレンジではないと思った。

いろんな思いがせめぎあって、でも私は、今のままでいることを選びました。

お芝居は、あくまで観客として楽しもうと。

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中学の頃、演劇部で、とにかく楽しくて仕方なかった。
あの頃の私、同じ小学校出身の友達が0人のなかで、よく演劇部に所属しようと心を決めてくれたよ。褒めたい。

濃い部活動生活だった。
朝練がある日は、校舎の門が開く早朝に行って、誰よりも早く内周ランニングを終えて、ラジオ体操をしっかりやって、声出しをたくさんした。
放課後は帰りの挨拶が終わるや否や教室を出て、活動場所だった視聴覚室に一番乗りで着いて、筋トレやストレッチをした。
土日は、とにかく走って、動いて、重たい重たい大道具を運んで、体育会系か?と言わんばかりに体力をつけた。
地区大会、県大会、関東大会、全国大会。金賞を総なめする勢いのわが校。
強豪校に所属できる有難みを知らなかったけど、その環境を全力で楽しんだ。

あの時は、なんだか本当に楽しかった。
舞台上では、私は別人格になれる。
私でなくて、でも私のような、私にしかできない役を演じた。
時にはやんちゃな女子高生、時には恋する乙女、時には男性役も。
なんにでもなれた、なんでもやれた。

感情を外に出して表現することが楽しくて仕方なかった。
意味の分からない特訓も、とにかくやってやろうと全力で取り組んだ。

そんな、感情打ち出し100%な私が、自分が、誇らしかった気もする。

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昔の私を知っているから、その時の感情まで覚えているから、
私には実は何ができるんだろうって、興味を持ってしまうんです。

実は演劇部では、1年生にしてレギュラー役をもらえたり。
大学時代にたまたま見に行った参加型のお芝居で、いくつかのセリフを言っただけなのに終演後に「素敵なお芝居でした!どこの事務所に所属されているんですか?次のあなたの舞台に行きたいです!」と言ってもらえたり。
そして大人になった今、オーディションに通過できたり。

お芝居をする私の限界を、知ってみたい気持ちはあります。
私の実力と今後の努力で、どこまでやれるんだろうって気になります。

そしてそれが、私の周りの人と全く異なる人生の歩み方だからワクワクします。


最近、小学校が同じだった友達が結婚して子供を産んで、式を挙げたそうです。
幸せとはこのことで、きっと私にとってもそう遠くない未来で。
そんな人生を歩んでいくんだろうなって思いました。

でも、違和感も感じて。

あの子と同じような人生を私も歩むんだ。

仕事して、結婚して、両立に悩みながらも、
子供を産んで、育てていくんだろうなと。


たぶんそれってとても素敵なことで。
私にもそんな道があっていいんだろうけど。

でも、私は、その通りには行きたくない。
人と違うことがしたい。

大抵はAを選ぶなら私はBを選ぶし、
みんながCというなら私はDという。


チャレンジしたい気持ちと、
人と違うことをしたい気持ちがあって、
だからあきらめきれていないんだろうな、いろんなことを。



私の人生は私のものだから。
後悔のないように、1度きりの人生を生きたい。

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