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紹介したいnote記事「金が全てじゃないなんて」
長野充宏さんの「金が全てじゃないなんて」という記事を紹介します。
金がすべてじゃないなんて
きれいには言えないわと
尾崎豊は書いた
確かに僕も
そんなこと綺麗には
言えるわけもない
金への執着心ゆえの犯罪や
金のトラブル
金で少女を買う男達
ギャンブル
それによって人が犠牲となる
幸せも 心も 金では買えない
デジタルの進化で
金の存在価値も変わりそうだ
僕たち人間はついに金に
取り憑かれた人生に終止符を
そんな時代が目の前に来てる
まあゆっくり
見届けて行こうじゃないか
変わりゆく窓の景色に黄昏ながら
僕は歴史の始まりの足音を
大切な心で感じた
いつも頭の中で「金・金・金」と、金の事ばかり考えている私にとって、とても考えさせられる内容でした。
「金がすべてじゃないなんて、きれいには言えない」
ドラマや映画で「そんなの綺麗事だ!」なんて台詞をよく聞きます。「金よりももっと大切なものがあるだろ?」と言う問いかけに答える時ですかね。実際、綺麗事で生きていける人なんていないでしょう。
自分の思い通りに生きている人はどれほどいるでしょうか? ごく一部の超お金持ちであれば可能でしょうが、一般庶民にはほぼ無理です。
やりたい仕事に就いている人はどれほどいるでしょうか? みんな、やりたくない仕事を「生活のため」と妥協して続けています。
綺麗事と言えば、以下の記事でも考えた内容でもあります。
「確かに僕も、そんなこと綺麗には言えるわけもない」
正直にこう言えるところが素晴らしいですね。長野さんの人間性が滲み出る一文です。
「デジタルの進化で、金の存在価値も変わりそうだ」
「金の存在価値も変わりそうだ」「そんな時代が目の前に来てる」と。実際にそんな兆候があるのかはわかりませんが、長野さんの希望的観測なのかも知れません。
「僕たち人間はついに、金に取り憑かれた人生に終止符を、そんな時代が目の前に来てる」
長野さんの作品は予言的なのかも知れません。以前紹介した詩もそうでした。
「まあ、ゆっくり見届けて行こうじゃないか」
すぐに実現しなくても、いつか実現するという確信めいたものでしょうか。
「変わりゆく窓の景色に黄昏ながら、僕は歴史の始まりの足音を大切な心で感じた」
電車かバスで移動しながら、ふと思いついたのではないでしょうか。「大切な心」と言う表現に、一瞬一瞬のひらめきを大切にしようとする長野さんの姿勢を感じました。
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