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紹介したいnote記事「詩   秘密の…」

ナッツさんの「詩   秘密の…」という記事を紹介します。

『君を連れていきたい
秘密の場所があるんだ…』
そう言って
君が連れ出した 初夏の高原


ひとりになりたい時に
よく訪れていたと… 

大切な包みをゆっくりと
開くかのように
君は話してくれたね

雄大な原生林のなかを進むと
木漏れ陽が
白い車のボンネットの上に
覆い被さり…

それは ゆらゆらとゆれて
レース模様を
辺り一帯にひろげていた

道路に沿うように
アクアマリンの色をした清流は
端正な絵のようで
それでいて あるがままの
自然の美しさを 流れていた

心洗われる 異空間

君の秘密の場所は
あれから

君だけのものではなくなったね




清流の神秘色や水の秋



澄みきった雑木林と赤い蕎麦

詩   秘密の…|ナッツ (note.com)

『君を連れていきたい秘密の場所があるんだ…』

 その人にとってはとても大切な場所。誰にも知られたくない、秘密にしておきたい場所。もし教えるとしたら、自分の分身のように思える人ではないでしょうか。

「君の秘密の場所は、あれから君だけのものではなくなったね」

 その大切な場所を共有してもらえた嬉しさ。その人にとって自分は、かけがえのない存在なのだと自慢したい優越感。そんな気持ちが伝わります。

「清流の神秘色や水の秋」

 秋に映える場所。秋が似合う場所といった感じです。

「澄みきった雑木林と赤い蕎麦」

 「赤い蕎麦」とは何でしょうか。清流が「赤い蕎麦」のように見えたのかも知れません。

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