紹介したいnote記事「風を抱きしめて」
冬月剣太郎 猫詩人🐈さんの「風を抱きしめて」という記事を紹介します。
この詩は、幼き日と年老いてからの「風」に対する感じ方の変わりようを綴っています。
「幼き日、優しい風に抱きしめられて蒼天に口笛を吹けば、小さな胸に宿りし悲しみを誰かが解き放ってくれた」
前半は幼き日の思い出です。「優しい風に抱きしめられて」と表現しています。幼い頃の風は、自分を抱きしめてくれる存在でした。とても頼りがいのある、安心出来る存在だったのでしょう。
そして、青い空に向かって口笛を吹くだけで、幼き胸に宿った悲しみを誰かが消し去ってくれるような気がしたと。
「年老いて、風を抱きしめながら口笛を吹けば、優しい陽光が悲しい背中を撫でてくれる」
後半は、年老いた今、感じている事です。今度は「風を抱きしめながら」と言う表現に変化しています。幼い頃には風に抱きしめてもらいましたが、年老いた今は風を抱きしめるようになりました。
そして幼き日のように口笛を吹けば、今度は「優しい陽光が背中を撫でてくれる」と。年老いた体には、風よりも陽光の方が嬉しい気持ち、よくわかります。なんだか日向ぼっこがしたくなりました。
「風に吹かれて」はボブ・ディランの曲ですが、私はスティーヴィー・ワンダーの歌い方が好きです。
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