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紹介したいnote記事「ひとときも同じ形をしていない物の、一瞬を切りとる事が出来たら」

ゆーさんの「ひとときも同じ形をしていない物の、一瞬を切りとる事が出来たら」という記事を紹介します。

 ゆーさんが写真の魅力に気づいたのは、友人たちをポラロイドカメラで撮り、その写真を部屋中に貼るようになってからです。

友達に写真撮らせてっていうと、なんだかうれしそうに髪の毛を直したり、リップをつけ直したりして、ポーズを撮ってくれる。

その写真の余白にメッセージを書いてもらって、私の部屋の壁に貼っていく。

私は、自分の部屋の壁が友達でうまっていくのがうれしかった。

ひとときも同じ形をしていない物の、一瞬を切りとる事が出来たら|ゆー (note.com)

 その後、カメラが趣味の友人に触発されてコンパクトカメラを買いますが、絞りとシャッタースピードとISOの関係とか教えてもらっても理解できなかったそうです。

それで、もうそういうことは考えない事にした。
私はとにかく数字が苦手なのだ。
とりあえず撮ってみて、暗かったらこのダイヤルを少し右に回す、そういう風に覚えた。
撮りたい、と思ったものはなんでも撮ってみた。
お昼寝してる人の足の裏、コップ越しに見る景色、食べかけのアイス、水たまりに映る影、寝そべって見る空、蜘蛛の巣に捕まった虫・・
こんな風に思いつくままに撮ったのは初めてで、ただただ面白かった。

ひとときも同じ形をしていない物の、一瞬を切りとる事が出来たら|ゆー (note.com)

 「お昼寝してる人の足の裏」って、確かに面白そうです。私は仕事柄、人の足の裏を見る事が多いですが、さまざまな足の裏があります。

 ゆーさんが一眼レフカメラを買ったのは、息子さんが生まれた時です。

それからしばらくの間は、息子を撮る事に夢中になっていた。
少し離れたところからズームで息子を撮ると、なんだかプロが撮った様な雰囲気になるのがうれしくて、私は息子のストーカーの様にひたすら撮った。

ひとときも同じ形をしていない物の、一瞬を切りとる事が出来たら|ゆー (note.com)

 しばらくすると、息子さんがカメラを意識するようになったので、撮るのをやめたそうです。

私は、息子が何かに夢中になっているところを撮るのが好きだったのだ。

ひとときも同じ形をしていない物の、一瞬を切りとる事が出来たら|ゆー (note.com)

 それからは、木や葉っぱを撮るようになります。

木や葉っぱはカメラを向けても自然なままでいてくれる。
どこにでもたくさんあるのに、その一枚の葉っぱは、私が出会ったこの世で唯一の一枚。
そう思うと、かけがえのない物に出会えた気持ちになった。
そしてカメラは、私と葉っぱのそんな出会いの瞬間を写真として残してくれた。

ひとときも同じ形をしていない物の、一瞬を切りとる事が出来たら|ゆー (note.com)

 この文章を読むと、ゆーさんの感性の素晴らしさを知る事が出来ると思います。そして最後に、こんな文章で記事がまとめられています。

今も、私は朝起きると小さな庭でかけがえのない出会いを探して、一瞬を切り取る。

そして、
その写真に言葉を添えて、誰かが私のnoteを訪れてくれるのを、そっと待っている。

ひとときも同じ形をしていない物の、一瞬を切りとる事が出来たら|ゆー (note.com)

 すごく素敵だなと思います。まるで、一流のシェフが提供する「おすすめの料理」を頂くような感じです。

 今朝はどんな写真と言葉に出会えるのか、それが最近の私の楽しみになっています。

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