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紹介したいnote記事「詩   色なき風…」

ナッツさんの「詩   色なき風…」という記事を紹介します。

そういうところが 好きさ
そう言って笑った
君の顔

移ろう季節の風は
その翼の思うままに
吹き抜けて…

そういうところが 好きさ
と言った その声と
真っ直ぐな視線とが

…今も

あまくさわやかな風のように
目を細める眩しさを含んで


残る…






触れただけ通りすがりに香り立つボックセージゆれて水色の風



また会おう色なき風の君の街

詩   色なき風…|ナッツ (note.com)

 これは、過去の追憶でしょうか。

 全体が過去形になっており、三点リーダー(…)が複雑な心境を表しています。

 ふいに吹いた風に頬が触れた時、遠き日に出会った「君」を思い出したのでしょうか。

「また会おう色なき風の君の街」

 「また会おう」とは、過去に言われた言葉のようでもあり、今まさに言われているような気もします。

 実体がなく、すぐに消えてしまう「風」のような出会いだったのかも知れません。

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