「特別なことは起きない」ドラマ、結構好き
双極性障害と共存しつつ、「自分」という「個」をいかに楽しんで生きるか?
そんなことを考えたり考えなかったりしながら、日々なんとなく生きてはいけてる「私」です。
――で、最近気づいたことなんだけど。
「私」ってどうも、「特別なことは起きない」タイプのドラマが好きみたい。
ドラマって言うたら、なんかしら起きてほしい気がする。
「これを伝えたいんだろうな」ってテーマがあるのもアリなんだけど……それこそ、ドラマチックな「何か」が起きることを、どこかで期待している。
でも、『架空OL日記』を観たら、むちゃくちゃ面白くて。
面白すぎて、ちょっと困った。
人間て、ナマケモノだから……
集中してやる必要はないけど、やらにゃならん作業。
これって結構ある。
たとえば、洗濯物をたたむとか。捨てる書類とか、なんかよく分からんけどポスティングされてたチラシをまとめる、とか。
そういう作業。
でも、これを一人でやるのって、退屈だしさみしい。
何より、「めんでぃ〜やりたくなさすぎ〜」みたいな気持ちが勝っちゃうのね。
(「私」だけじゃないよね??)
なんなら、「えっ、もうやらなくていいんじゃない?」とかなってしまう。
(「私」だけじゃないと思いたい)
そしたら、明日の自分とか、資源ゴミを出す前日とかの自分が咽び泣くこと必至なのに。
「人間てのは基本ナマケモノ」って聞いたことあるけど、多分マジでそう。
なので、そういう「マジでめんでぃ〜ッ!」という作業をする時……「私」は「集中してみなくていい」ものを流している。
音楽でもいいじゃん?と思ったこともあるけど、音楽だと逆にノッてきてしまって、そういう作業どころじゃなくなる。
イェーイッ!てなってしまう。
つまり、歌ったりステップ踏んだり、なんなら踊ってしまうということだ。めっちゃ楽しい時間を過ごせる。これはこれで大変よい時間の使い方。
けど、楽しいからこそ、当たり前に本来の目的を果たせなくなる。
――そこで辿り着いたのが、「特別なことは起きない」タイプのドラマを流す……である。
いや、辿り着いたって言うても、たまたまなんだけど。
【余談】DVDをレンタルするってのも、よかったよね
我が家は現在、アマプラ、ネトフリを契約している。
Amazonヘビーユーザーなので、なんか「とりあえずなっとくか」ってくらいの感覚で、アマプラ会員になった。(結果、非常に助かっている)
で、「料金に含まれてるんだから、せっかくだしね」とプライムビデオの配信欄をチェックしてみたら、いーっぱいある!
そんで、今さらな話だけど。
今や、スマホやタブレットでも。
公開してそんな経ってないようか新作映画だって、すぐに観れちゃうような時代だった。
つまり、移動中とかの「感情のラベルが貼りにくい」時間とかを、手軽に「楽しい時間」に変えられるようになってるのだ。
でも、そうなるとスマホとかタブレットじゃなくて、もっと大きな画面で観たくなる。
なので、最終的にはFire TV Stickも導入した。
――そうしたら、なんかもう気づいたらネトフリも契約してた(??)
元々、夫・のりんこくんは映画が好きだ。
▼のりんこくんの話
なので、交際中の週末は、毎回のように近くのTSUTAYAとかゲオとかへ行き、DVDを借りたもんである……。(なつかしい……)
……なんかさ、「お?」と思ったパッケージを見て、手に取ってあらすじ読んで……っていうの、今思うとすごいなんか……なんか、よかったな……。
そういうわけだから、のりんこくんは最初「配信サービスゥ〜?いや、TSUTAYA(ゲオ)行けばいいやん」と、渋っていた。
――けど、今やヘビーユーザーである。
なんなら、いつの間にかYouTubeも「広告なしでみたいんよ」と、Premiumを契約していた。
『架空OL日記』という、とんでもドラマ
話を戻す。
――で、洗濯物をたたむ、みたいな単純作業やってる時。
「……なんかこう、集中しなくても大丈夫なんだけど、私の孤独感は紛らわせてくれるやつ、ないかね??」
――と、ネトフリの新着欄を見てみた。
その時に見つけたのが、『架空OL日記』(ドラマ版)だった。
お笑い芸人のバカリズムさんがやってた、架空のOL・枡野さんのブログ――が、書籍化。
それを映像化したのが、『架空OL日記』である。
▼架空OL・枡野さんのブログ
(私はまだすべての記事を読めてないけど、これもまた面白い)
出発点がブログだっただけあって、本当に(架空なんだけど)誰かの「個人ブログ」みたいな内容だ。
しかも、特別な「何か」がある個人ブログじゃなくて、タイトル通り、まんま「日記」的な。他人様の日常生活を、文章を頼りに想像させてもらって楽しむ……的な。
第1話こそ、バカリズムさんがモコかわいいジェラピケ的なルームウェア姿で、「女の朝は早い」なんて言ってるのを見て、「んふふ」と声を漏らしたくらいだった。
だって、いくらジェラピケ的なルームウェアを着てても、メイクしながら「これでも手抜きしてる方」とか言われてもさ。
もともと、バカリズムさんという芸人さんを知ってるからこそ、バカリズムさんにしか見えなかったのよ。
――なんだけど、「特別なことは起きてない」んだけど。
「あ〜、こういうノリあるよね、分かる(笑)」とか、「そうそう、仲間内でしか分からない経緯で付けられたあだ名、結構あるよね(笑)」とか、ついつい頷いちゃう。
そして、ついには「洗濯物たたむとか、別に後でよくない?めんどくさいし」とか思ってしまって、なんならポテチとか食べながら、ちゃんと観てしまった。
その頃にはもう、画面に映ってるのは「お笑い芸人のバカリズムさん」じゃなくなってて。
「この世界のどこかにいるOL・枡野さん」でしかなかった。
もう何回でも観たい。
……観たいけど。
ゆっくり好きなものを観れる時間……と考えると、やっぱりうちのお嬢さん(2歳)がスヤァ……っと眠った後――の、雑務を片付けてる時間になるのだ。
(言うて、なんだかんだ3週くらいはした)
(いや観とるやんけ)
▼うちのお嬢さんの話
いや、そもそもね?
雑務を片付けるのに、「なんか、ちょ〜うどいい具合にリラックスして、なんとな〜くで見聞きできるもの」を探してたのよ。
いい感じ(盛り上げすぎないくらい)で、孤独感とか、「めんでぃ〜の極みだなッ!やりたくないにも程があるな〜ッ!」っていう私のナマケモノな面を、いい感じ(盛り上げすぎないくらい)に抑え込んでくれる。
そういう、「ちょっとした」娯楽をさ。
それでなんとなく再生した、『架空OL日記』。
面白かった。すごく。だって3週はしたもん。
でも、内容としては、「特別なことは何も起きない」のよ。
なのに!おもしろくって!楽しくって!!
まさに、女友達と「特にオチというものは存在しないが、人と共有はしたい」みたいなおしゃべりしてる時みたいな。
【そこで】重要なお知らせというか、お願い
――というわけなので、『架空OL日記』のような、「特別なことは起きない」けど面白いドラマ。
これを読んでいる「あなた」!
もし、ご存知でしたら教えてください。
※ちなみに、『架空OL日記』は劇場版もみました。
▼「私」ってこんな人
それはそれとして、噂の『地面師』とか、そういうドッシリ系?のやつもほんとは観たいんだよな。
でも、それは座椅子にあぐらかきながら、ポテチばりばり貪りながらじゃ観ることできないのよ、「私」の感覚だと。
(ごちゃごちゃになっちゃう、頭の中が(笑))
そのうち(ていうか、すでに?)ブーム的なものは去った頃にでもいいから、ドッシリ構えて観る時間を持てるといいな。
私という「個」を応援してくださると嬉しいです。このnoteで行っていきたいあなたの「進化」のお手伝いにて、恩返しできればと思います。