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クリティカル・アナリティクス【競争力養成プログラム】

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日々のゼミで行なっているクリティカル・アナリティクス(略称:CA)をまとめて、発信しています。
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2024年4月の記事一覧

The Guardian書評 2024年度

(0411)みなさんこんにちは今回は Elon Musk predicts superhuman AI will be smarter than people next year イーロンマスクの予想:超人的なAIが来年人間よりも賢くなるだろう という記事を紹介・翻訳します 要約:イレギュラーがない限り、超人的なAIは来年存在する可能性があると、イーロン・マスクは述べる。 ここで述べられている「スーパーインテリジェンス」は全ての人間の複合能力よりも賢いと定義されることが

4回生CA-離婚後共同親権のあり方について

今日の4回生CAは、「離婚後共同親権のあり方について」について議論しました。立論者は、単独親権のみではなく、現在の単独親権制に加える形での共同親権制の導入に賛成の立場を取り、他の学生は反対の立場で議論しました。 以下内容です。 【記事の紹介】 NHK「離婚後の親子のあり方は?『共同親権』導入へ」 親権とは、子どもの利益のために身の回りの世話や教育を行ったり、財産を管理したりする権利と義務を指す。日本では現在、離婚した場合には父母のいずれか一方しか親権を持つことができない

Guardian書評

ゼミの課題です。 The Guardianというイギリスのメディアの記事を、読んで、日本語で要約して、書評します。 【7/11】 Political paralysis looms in France after shock election result7/8:選挙結果の衝撃で、フランス政治は麻痺している 要約 新人民戦線-与党連合-国民連合の3勢力で議席は3分された。こうなっては通例と異なり、選挙後の国政の方向性が見通せない。政治体制上、現代のフランスには連立政権

2024年4月25日競争力ca病気によって治癒の見込みが極めて低い状態の患者の安楽死を認めるべきか

大久保被告は元医師の山本直樹被告(46歳)(控訴中)と共謀し、2019年11月、ALS患者である女性が住む京都市のマンションを訪ね、女性に頼まれて薬物投与にて殺害した。 京都地裁は、ALS患者への嘱託殺人および共謀した元医師の父親への殺人に関与した医師の大久保愉一よしかず被告(45歳)に対し、川上宏裁判長は被告の生命軽視の姿勢を非難し、懲役18年の判決を言い渡した。弁護側は被告の行為が憲法に反すると主張し、無罪を求めたが、裁判長は自己決定権は個人の生存が前提であり、命を絶つ権

2024/04/25 競争力CA ー京都市営交通機関の観光客だけの運賃値上げの是非ー

こんにちは!今回の記事は4月25日に行われた競争力CAについてです。 議題:「京都市営交通機関の観光客だけ運賃値上げについて」 立論者:「観光客だけ運賃の値上げをおこなうべきである」(賛成) 参加者:「観光客だけの運賃を値上げをするべきでない」(反対) の立場で議論を行いました。 前提内容・記事  2023年6月新型コロナの「5類化」などで観光客が戻りつつある京都市。コロナ前から問題となっていた市バスの混雑を解消しようと、市が、国に運賃を含めた観光客と市民の「すみ分け

2024/04/18 競争力CA -画像生成AIの商業利用の是非-

こんにちは! 今回の記事は4/18に行われた競争力CAについてです。 議題:「画像生成AIの商業利用の是非について」 立論者:「商業利用すべきでない」(反対である) 参加者:「商業利用すべき」(賛成である) の立場で議論を行いました。 前提内容・記事  画像生成AIとは多くの画像を学習したAIモデルを使い、テキストで指示をすると画像を生成してくれるものである。アメリカのアマゾンは企業向けに画像を生成する人工知能(AI)の提供を始めると発表した。広告や電子商取引(EC)

2024/04/18/CA

今日のテーマ 日本において、同性婚に対し、異性婚と全く同一の婚姻に係る法制度を認めるべきかどうか 記事 朝日新聞「多様な愛 社会も司法も」(2024年3月15日発行) 2024年3月15日、札幌高裁で、同性婚を認めないことは「違憲」とする判決が出た。一連の同性婚訴訟で、初の高裁の判断である。一連の裁判の争点は憲法第24条1項の「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」という点や、第24条2項、第14条の「法の下の平等」などの点であった。この高裁の判決では、第24条1項に踏み込

2024年4月11日CA AO入試拡大の是非について

記事内容 大学志願者の能力をペーパーテストの点数に頼らず、さまざまな観点から評価する「総合型選抜(旧AO入試)」は、私立大学を中心に広がってきた選抜方法ですが、国公立大学でも広く取り入れられている。文科省が22年10月に発表した調査結果によると、23年度入試で総合型選抜を実施する国公立大学は104校で、前年度に引き続き100校を超えました。中には、一般選抜の後期日程を廃止した大学もある。現在では、国立大学の約8割が一部の学部、またはすべての学部で、総合型選抜を実施している

2024/04/15 CA

今日のテーマ 女子大学の意義について 記事 朝日新聞 2023年5月2日 朝刊 『(私の視点)志願者減る女子大 性差別の是正、役割諦めない』 日本には国立・公立女子大学が10校あり、そのほかに68の私立の女子大がある。教育は雇用分野と並んで性による分離が残る領域であって、女子のみに入学を認める女子大学はその一例であると考えることができる。 ジェンダー平等が叫ばれる昨今において、性別によって差を設けることの合理性に異議を唱える意見もある。とくに、国立・公立大学の女子大学であ