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手帳を開く、万年筆を手にする 書く瞬間の心地よさ


手帳を開くことを始める

朝、手帳を広げることにした。なんでもないことを書く。

  • 予定の確認

  • 本日のタスクの確認

  • 買い物リストの作成

  • 昨日の振り返り

会社員時代は、出張が多い仕事だったのでフライトの時間やアポイントの時間など、正確な時間の把握が絶対に必要だった。予定管理のついでに多くのことを手帳に記してきた。

しかしフリーランスになり、強制力のある予定が少なくなった。そして手帳を開く頻度が減った。

今日から手帳を広げる時間をあえて決めようと思ったのは、「書く気持ちよさを感じたい」から。

書くことそのものが気持ちがよい あしたの朝が楽しみだ

フリーランスになりパソコンに向かう時間が長くなった今、改めて「私は万年筆で紙に書くことが好きなのだ」と強く認識している。

自分の書いた文字が横に伸びていくさまを見ていると、車窓から流れる景色を眺めているような気持ちになる。インクの濃淡も、手書きの「味」だと思う。

手帳には、1日ずつ新しいページが用意されている。「どうぞ、こちらにご記入ください」と言われているかのよう。

手帳を開く。万年筆を手に取る。
考えてみたら、好きなことを朝一番からできるなんて幸せだ。あしたの朝が楽しみだ。




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