好きを「カタチ」に!自分のコーヒーに込めた想いー曙賢司さん
ーー上川ではいまどんな仕事をされてますか?
けんじ:普段は大雪かみかわヌクモ、火曜日のみKINUBARI COFFEEで焙煎士として働いてます。あとは月に1回こどもたちにブレイクダンスを教えています。協力隊として上川に移住してから2年目に突入したのですが、自分が好きなコーヒーをなにか「カタチ」にしたいと思い、今年の10月から自分のコーヒーブランド「GOOD MOSS COFFEE」をスタートさせました。
店舗はまだ持ってないですが、イベント出店をしたり、ECサイトを通じて、みなさんに僕のコーヒーを届けたいと思い活動しています。いつかは店舗も持ちたいですし、今働いているヌクモでも自分のコーヒーを出したいですね!
ーーGOOD MOSS COFFEEの由来は何ですか?
けんじ:Mossは「苔(コケ)」という意味です。僕自身、もともと生き物を育てることが好きで、家に水槽があったりコケに触れる機会が多かったんですよね。コケって日常の中でもあらゆるところにあってよく見ると綺麗なんです。
生活の中にコーヒーがあるように、同じ感覚でコケも身近にあるんです。ひっそりと暮らしの片隅にあるコケのように身近でホッと一息つけるような素敵なコーヒーを提供したいという想いから作りました。アジア圏の豆にこだわって提供しているのも、コケと同じで、日本人に身近なアジアの豆も美味しいということを知ってもらいたいからなんです。
ーーもともとシステムエンジニアとして働いていたとのこと。会社員を辞めると決意した時、不安はありませんでしたか?
けんじ:不安は少なからずありました。ただ会社員時代にコロナ禍でテレワークが中心の働き方になってから自分自身やキャリアについて家で考える時間が増えて、自分の好きなことを仕事にしたいという想いが次第に大きくなりました。もともと知り合いで上川町で先に活動していた絹張さんに相談したことをきっかけに、上川の地域おこし協力隊に応募しました。人生一度きりだし、結果として好きなことを仕事にできているいま、後悔はないですね!絹張さんはじめ、一緒に頑張れる仲間がいるのも心強いです。自分のやりたいことを実現させていく中で、結果的にそれが町のためになれば嬉しいと思っています。
ーー上川町でカフェやお店をやっていくことに対して難しさやハードルは感じていますか?
けんじ:人口約3000人の町なので、コーヒーだけでやっていくのはやはり難しさを感じますね。なので今後はコーヒーだけでなく、好きなダンスを活かして子供たちにダンスレッスンをしたり、軸をいくつか作っていきたいと思っています。
ーーけんじさんにとって上川町はどんな場所ですか?
けんじ:小さい町だけど不便ではないし住みやすさを感じますね。田舎って、外から来る人に対してよそ者だと思われそうなイメージがあったけど全然そんなことなくて。役場の方も僕のやりたいことに対して背中を押してくれました。本当にみんな親切で、優しく迎え入れてくれる温かい町だと思います。
ーー自分の好きなことを仕事にしているけんじさん。最後に同じように何かに挑戦しようとしている人にメッセージをください!
けんじ:人生一度きりのなので、好きなことを思うがままにやってほしいですね。好きなことを追求していれば、だんだんと道が見えてくるし、手を差し伸べてくれる人が現れるので、好きなことを諦めないで自分を信じて突き進んでほしいです!
インタビュー最中も、優しくて柔らかい印象のけんじさんですが、情熱をもって活動していることが伝わってきました。
けんじさんのコーヒーはすでにオンラインショップで販売しているようなので是非是非チェックしてみてください!
今後もGOOD MOSS COFFEEとけんじさんの活躍が楽しみです!!
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