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役場の担当者が気さくな若手だと助かりません?

上川町役場の担当者さんがけっこう気さくで距離感近くてありがたかったので「滞在予備軍なみなさんにも参考になるかな」と思い紹介したいと思います。

瀧 啓太さんインタビュー

瀧 啓太(たき けいた)主事
新卒で役場に就職。その後一貫して移住受け入れ担当。
「仕事がたのしい」と語る27歳。最近車を買った。


ー ーお仕事はどんな業務内容ですか?

瀧:まずは上川町に移住や滞在を考えている人に住まい探しと職探しのお手伝いをします。暮らしをどう構築するかは一番の関心事なのでそのお手伝いですかね。

地域おこし協力隊や今回の「KICHATTA」メンバーのような外部の働き手として町に来た方の担当もしています。町の視察ツアーをしたり、人を紹介してネットワーク構築のお手伝いもします。

その他にも行政サービスとして空き家バンク運営や職業紹介所運営もしていますし、色んな業務がある状態です。どれもがルーティン業務じゃなく創意工夫しながら人と作り上げていく業務なので仕事としてはたのしいですね。

ーー紹介するだけじゃなくて意外と面倒見ていただけるんですね?

瀧:上川町には今不動産屋がなく、賃貸物件も少ないため需要に供給が追いついていません。そういった状況もあり住まいから一緒に探しています。

あと移住してきて教育事業をやろうとしている方に教育委員会をつないだり、観光事業をやろうとしている方に役場の主担当をつないだり、生活基盤以外でも手助けになることは色々とお手伝いしています。

ーー上川町はどんな町ですか?

瀧:温泉リゾートとして「層雲峡」が町内にある影響もあいまって、上川町は転入も転出も多い町です。ずっと住んでる方以外にも移住者や滞在者がそれなりに存在しています。

そのため新しく町に来た人をオープンマインドで受け入れる風土がありますね。あとなにかはじめようとしている人をすごく応援する風土があるんですよね。

僕がすごい好きなエピソードがあって、町で長年やっていたラーメン屋さんが畳むことになり、ぼくたち役場と町にある「ラーメン日本一の会」が相談し、お互いに町のラーメン文化を残したいという強い気持ちがあったため後継者を募集することになりました。

その想いに共感して「地域おこし協力隊」の制度を使いながら事業承継で継ごうとした方がいて。現「ラーメンたかはし」店主の高橋さんとおっしゃるのですが。

その方はラーメン未経験なのでラーメン屋を継ぐならどこかで修行しなくてはならないのですが、なんとその方を上川のいろんなラーメン屋さんが店に招き入れ、修行をさせてくれたんです。

上川の町は小さいので当然自店の売上を争うライバル店になり得るわけです。それでも「町が賑わってたほうがいい」と技術や店の運営ノウハウを惜しみなく分け与えてくれたそうです。このエピソードでどんな風土か少しでもわかっていただけると思います。なんか話しててラーメン食べたくなってきました。


役場の職員なのにIT企業の社員みたいな雰囲気。
います、こういう人。

ーーどんな人が上川町に馴染みやすいですか?
瀧:人との関わりを楽しめる人だと思います。もちろん趣味や仕事を通じてでもいいですし、交流施設を起点としたイベントでもいいですし。

そこで町にコミュニティが生まれた方は結果的に何回も上川町を訪れている印象です。そして上川町は結果的にそうなる方が多い町です(笑)

シニアのひとだと滞在して畑を楽しんでいる方。若者だとウインタースポーツや登山、アウトドアを楽しんでいる方も多いですね。

ーー窓口担当者としてメッセージをお願いします。

最近は有り難いことにいろんな方が上川に滞在・移住してくださるようになりました。町は今おもしろい状況にあり、僕自身も良い意味でカオスを楽しんでいる状態です。とにかく気軽に問い合わせてほしいです。


インタビュー編集後記


語尾が「っすねー。」と軽妙な若者らしい語り口の瀧さん。彼が町の特長として語る「挑戦を応援する風土」「新しい人もオープンに受け入れる風土」はそう語る瀧さん本人自身から強く感じられたのが特に印象的です。

瀧さんみたいにまるで「友だちを助ける」かのように接してくれる担当者がいると、けっこう新参者としてはありがたいよなあと思った滞在期間でした。

writer:オカムラ(X)
photographer:くみ(Instagram


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