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山とコーヒーと(岩湧山編)前編

秋は一面にススキが広がる名所で有名な岩湧山を泳いできました。

泳ぐ??

なぜなら7月の岩湧山は

めっさ蒸し暑い。

標高100m上がる毎に気温は0.6℃下がるといわれていますがこの日は頂上で30℃の夏満開模様でめっさ蒸し暑い。あわせて湿度が90%だと水の中を泳いでるようで山歩きならぬ山泳ぎだなこりゃ。

「今回歩く岩湧山とは」

岩湧山(いわわきさん)とは、大阪府河内長野市にある山。標高897.1m[2]で、河内長野市を代表する山である。河内長野市の最高地点は岩湧山の南方にある南葛城山(標高922m)付近にある。奥河内の観光地の一つ。

Wikipediaより

電車を乗り継いでやってきたのは南海電鉄
高野線河内長野駅。

河内長野駅前にはバスローターリーが広がり
飲食チェーン店がロータリーを囲うように点在してますが朝早くから営業しているのはドーナツ屋とハンバーガー屋さんのみ。

7番乗車口から南海バス滝畑ダム行きに乗り登山口まで移動します。
(ICカードが利用可能で滝畑ダムまでは¥510でした).

河内長野駅
南海バス7番乗車口

乗車したのはトレランらしき二人組とマスターの3人。終点の滝畑ダムまでおよそ50分間ほとんど貸し切り状態でなんだかドナドナになったような気分。

滝畑ダムから登山口まで間に売店兼喫茶店があるのでここで行動食をゲットすることができますね。

滝畑ダムバス停降りてすぐ
飲み物もあります

登山口付近には綺麗なトイレと有料駐車場(10台ぐらい停めれそう)がありここで準備を整えてていざ入山!

<今回のルート>
滝畑ダム登山口(スタート)

岩湧山

五ツ辻

根古峰

紀見峠駅(ゴール)

綺麗な水洗トイレ
登山口
随分と大雑把な案内図

今回歩く道は「ダイヤモンドトーレル」と呼ばれており山だけに

「ダイヤモンドが取れーる」


という訳ではなく。

「ダイヤモンドトレール」とは

ダイヤモンドトレール(通称 ダイトレ)は、金剛葛城山系の稜線を縦走する長距離自然歩道です。
奈良県香芝市の屯鶴峯から、二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、大阪府和泉市の槇尾山を結ぶコースで、全長約45kmに及びます。

大阪府HPより

トレランの方々はこの全長45kmに及ぶ自然歩道をラン(走る)するので、目の当たりにするとその強靭な体力と走姿にただただため息が漏れるばかりです。

入山してすぐ
階段のような山道
平坦で歩きやすい

曇り空と高湿度で生暖かい何かが身体に当たるのを感じながら整備された山道を進むマスター。山中に人の手が入っているのをみると

「自分は独りではないのだ」

と存在を強く感じるんですよね。
何せ山中で見渡す景色が薄暗い時や無音の場合は独り取り残されたようなロンリー感が強くなるものですから。

まあ、ネガティブになっても仕方がないのでここで今回初導入した山グッズの紹介!

それがこちら。

ピンクの熊ベル

熊鈴

ザックに付けておくと鈴音が響き熊よけの効果が得られるとか。
この熊鈴は鈴虫のように高い音で「リーン、リーン」と響く心地よい音。
無音の世界に響き人間の存在を辺りに知らせてくれつまみを捻ると鈴音をOFFにできる優良山ギアですね。

行手を阻む倒木

山歩きをしていると身の危険を感じる瞬間てのは不意にやってくる


リーン、リーンと熊鈴を鳴らしながら無音の
山中を歩いていたその時。

「ガサッ!」



「(何事??)」
あたりを見回すが特に何もない



「バキッ!」

無音の世界に響く踏み音。

突然何かが近づいてくる気配、、、

頭の中は立派な月輪熊でいっぱいだ。

鈴の意味がねぇー。

その矢先。

「ガザっ!」

道なき横側から平然と出てきたベテランハイカーが一名。
ベテランハイカーのザックにはガラガラと低音で鳴る熊鈴が付いている。

「びっくりしたなぁ」
(そもそもそんなとこ歩いていいのかよ)
突然の登場にマスターの心拍数が上がる。

そして顔上げると前方から別のベテランハイカーさんが歩いてくるのが見える。

音の正体が人間なのを理解すると心拍数がゆっくりと下がっていく。
そこで何か会話を交わすわけでもなくそれぞれが無言で歩き始めると3人の異なる鈴音だけが重なり合い山中に響くのであった、、、

山中で初めてのアンサンブルを済ませると
突如森林地帯が終わり視界の先が明るく広がり丘陵が姿を現した。

おおっ!

ここは秋になるとススキが一面に広がる丘陵エリア。そうなると山頂が近い!
木道階段を一歩ずつ上がっていくとご褒美のように景色が広がる。

景色は良いにしてもこの階段とても長ぇ

歩けども山頂に着かず暑い。
両サイドのススキの背は高く良質な青汁を彷彿させる濃い緑色ですが秋には金色色に変わると思うと是非秋に再訪したいと強く思いますね。

思いのほか長くなったのでここらで一旦区切りつけて続きは後編で〜

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