20170220初めての検査_食道アカラシア_01

アカラシアってなに?【発症編】

2017年9月「アカラシア」という病気の手術をした。

長くなりそうなので何回かに分けてアカラシアの体験談を綴っていく。

そもそもアカラシアって何?

アカラシア(または食道アカラシア)とは食道の病気である。
日本における発症率は10万に1人と言われている。

※参照:アカラシア - Wikipedia

詳細な原因はまだ解明されていないようだが、自身の体験と実際に体に起きた異変についてまとめていきたい。

発症率が低い病気ということもあり、身近にかかる人も少ないと思うので、いま苦しんでいる方の目に触れて少しでも参考になれば。

環境の変化

新たな部署に異動して数年が経ち、その異動先でとあるプロジェクトと課内のリーダーも任され、まさに30代働き盛りの日々を迎えていた。

仕事に対する責任感も増し、立場上自分のチームも守らなければならない場面もでてくる。そうなると上司に対してや関連する部署に協力や改善を仰ぐためにどうしてもぶつからないといけない場面が多くなってきた。

入社した頃はまだまだ世間的には有名な企業ではなかったが、今となっては恐らく大半の人が知っている企業に勤めている。

会社が大きくなると出てくる問題の一つ「大企業病」である。
自分が良ければそれで良い、変化を嫌う人が少なからず出てくる。
頑張らなくてもそれなりに良い給料が保証されているのだ。

何かと交渉が必要な部署はお客様との接点も少なくまさに「そういう人」が多い部署。

自分で言うと恥ずかしいのだが、私自身はかなり前向きに働くタイプ。

お客様目線はもちろんだが、社内のバックヤードの部分でも過去に働いていた事もあったので両方の目線に立って物事を進めていたが、それでも大企業病に汚染された人たちとのやりとりには大きなストレスを抱えていた。

ちなみに私の性格は、自分でいうのもあれだが温厚で心は広いタイプ。
仕事は基本的に真面目に取り組んできた。

欠点としては、人を頼るの、力を抜くのが下手だし溜め込んで我慢してしまうところ。

しかし任される立場である以上、言うときは言わないといけない。
ただ単に声を荒げるのでなく、いかに理論的に唱えて相手に伝えることができるか。

それでお願いしたい意図が伝われがいいのだけど、大企業病に汚染されていた人はそうはいかない。そもそもやる気がない。プロジェクト内にもやはりそう言う人がいて、人に迷惑をかけるクリティカルなミスを連発する。

そこは流石に黙っている訳にも行かず、同い年だった事もあり期待も込め注意や一緒に原因を話し合っても全く改善されず。

そう、この性格とストレスフルな日々がボディーブローのように徐々に体に異変を与えてきたのである。

健康診断結果が・・・

あるとき健康診断の結果を見ると「食道狭窄(きょうさく)」と書かれていた。しかし再検査でなく様子をみましょうのような事が記載されていた。

(様子をみるなら大丈夫かな〜)

というくらいであまり気にせず。

そしてそんな日々が続いて2年後くらいの健康診断結果に「アカラシア」と記載されていた。しかし同じく再検査でもない。

当時を思い出してもそのカタカナに反応した記憶がない。

そして、その年の冬休みに入って、年末に地元の友人たちとイタリアンを食べていた時である。食べるたびに、詰まる感覚を覚え始める。

食べたものが胃の上あたりでつまった感覚。でも飲み物で流せば通るし何だろうな〜?くらいでしか感じていなかった。

しかしそれからその違和感との激しい戦いが続くことになる。

では、次は【激闘編】でお会いしましょう笑

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