20170220初めての検査_食道アカラシア_01

アカラシアってなに?【激闘編】

続編がまさかの7か月後になるとは。

2017年9月に手術をした「アカラシア」について今回は【激闘編】をお送りします。
皆さん、体に異常を感じた時どうしていますか?
何か異変があればすぐに病院に行ってくださいね。
これは私の悪い見本です。異常があればすぐにでも病院に行って検査してください。これはアカラシアを経験した私の体験談です。
ちなみに、この見出しの画像はピーク時の私の食道レントゲンです笑

思い返すとこんな症状が

振り返ると2015年の年末だったと思う。
当時、営業をやっているときにたまに胸の痛みを感じるようになり、一時期「狭心症」疑惑が浮上。
胸の痛みと奥歯がじんわりと痛くなるような感覚に時々襲われる。

流石に不安になり、地元の病院へ。
1日心電図をつけて検査+痛みを覚えたらニトロを舌下に投与してみる。
しかし薬も効いた感じがなく、検査結果も問題なく様子を見ることに。
そう、徐々に体には異変が起きていたのである。

徐々に感じる違和感

多忙に終われる日々。
その中で日に日に違和感が強くなっていく。

食事を飲み込んでも少しずつ詰まるような違和感を覚えていく。
【発症編】でも綴ったが、仕事は日に日に多忙を極めていく中で、毎日残業続き、そして大きなPJを2つ掛け持ちしていた時は、毎日終電。
法律ギリギリまで残業していました。
(今の時代であれば刺されるペースw)

帰りにセブンイレブンで牛カルビ弁当かポテチを買って食べて寝るのが唯一の至福の時。だけど当然体に悪いことを続ければ必然と体調は崩れていく。
ある日から、寝ているときに吐くようになった。
咳込んで起きてトイレに駆け込むこともあれば、疲れすぎていたのか、朝起きたら枕が大変なことに。

ちょっと汚い話ですが、猫が毛玉を吐いたような感じのものを吐くようになった。普通吐くときは胃の中のものが逆流するため、とんでもない惨状になってしまうが、そういう臭いもしない。

今だからわかる話だが、食道から胃まで食べ物が落ちていかず、食道に留まっていたのである。そのため異臭もしない。

症状や起きている現状から食べ物が詰まっているような感覚はあったため、
「寝る前に、水をのもう!!」と思い、寝る。

しかし、徐々に水を飲んでも、今度は水を吐くようになった。

結果、徐々に眠れない日々が続いていくことになる。

あっ、逆流性食道炎ね

(あ、これ逆流性食道炎じゃん!)具体的な症状が出てきて数か月経っていたとおもう。
いよいよ病院に行こうと思い始める。

私の悪いところ。我慢強さとちょっとした医療の知識である。
実は14歳のころ、盲腸が破裂して死にかけた経験がある笑
小6のころ、薬で盲腸を散らしていたことがあるため、次は確実に手術だと思い我慢したのである。
最後には痛すぎて、まっすぐ立つこともできず。
腰を曲げて歩いている姿を母が発見し緊急搬送→全身麻酔で即手術→目が覚めたらICU(集中治療室)だった。

お医者さんには、「あと1日我慢していたら死んでいたよ」と言われて、「3年間こんにゃく食べたらダメだよ」と言われたことは未だに覚えている。

そして、母が看護師ということもあり小さい頃から、病気についてなんとなく知識があり、自分の症状に対して推測するようなところがある。

さぁ、そんな昔話を挟みつつ。

ネットで調べて、近くの消化器内科のクリニックへ。
症状を伝えたら、「逆流性食道炎かな」といわれ、翌週に初めて胃カメラを経験する(鼻から))

しかし、逆流性食道炎によくみられるらしい、胃の炎症は少しあるものひどくはなかった。
そこから胃酸を抑える薬と漢方を飲み始める。

薬を飲み始めて

今思うと薬を飲んでも、ほぼ症状は改善していなかった気がする。
相変わらず、夜中には何かしら吐く生活。

そして、徐々に吐いた後に胸に強い痛みを感じるようになる。
鈍痛といえばいいのか、あのなんとも言い難い痛み。
しかし、それは水を飲むと解消する。

しかし水を飲んで寝れば、当然吐く、起きる、吐く、胸が痛い、水飲む、吐くで気づけば朝を迎えるという日々。

徐々に、会社にもまともに出勤できず、午前半休やフレックス出社が続き、
今まで残業を鬼のようにしていた体が、全くついていけず徐々に働けなくなってきたのである。

だけど、逆流性食道炎の薬だって飲んでいるし、この症状はすぐに良くなるものでもないので、今が踏ん張り時だ!と思い頑張ってしまった。
ここでちょっとした医療知識が悪さをする。

Facebookを見ると2016年3月にはこの違和感を感じているっぽいので、ちょうど1年半はこの症状と戦っていたみたい。

本当は痩せていくらしい

体系にもどんどん変化が表れてきた。
2015年末には仲間内でダイエット対決してかなり絞れていて、当時74㎏だった体重が手術するころには+10kgは増えていた。
アカラシアの症状として、本来は食べ物が通らないことから食欲が無くなるらしくどんどん痩せていくらしい。

しかし、私の場合はもはや食事を押し込むために食べまくっていた。
ストレスがあると食に逃げがちな人生という事もあったと思う。
そして満腹中枢もどんどんおかしくなっていった。

そんな中でも、ずっと続けているフットサルやランニングは今まで通りおこなっていた。何故かフットサルの時は問題なかったが、ランニングの時は胃酸も上がってきたりして、激しい胸やけに襲われてこっそり吐きながら走っていた。

体重が増えることも気にしていたのだと思う。
そうやってどんどん体を追い込んでしまった。

もうダメだ

とうとう限界がきた。
メインで担当していたPJや課の中のチームリーダーもやっていたタイミングでもあり、時間を遅らせてでも出社していた。
お昼は自席で弁当を急いで食べ、すぐに仕事。

そして、その日はきた。
夕方にお客様との定例会の資料も作成しなければいけず、急いで弁当を食べて水で流し込む。
「さぁ、資料を作るぞ!」と思った、瞬間に激しい吐き気が。
トイレに駆け込んで、食べ物や飲んだ水をすべて吐いてしまった。
その後、全く力も入らず、眩暈もする。

その日は資料だけ作成して、営業にそれを託して早退した。
あの時は未だに覚えているけど本当に我慢の限界だった。

【激闘編】はこんなところでしょうか。

いま思うと後悔しかない。
今までもそうだけど、自己分析すると自己犠牲の念が強いのか、それとも頭が悪いのか。自分のことは結構どうでもいいと思ってしまっている。
術後から約2年ちょっと経っているけど、ずっと体調が悪いです笑

「俺はまだ死ぬわけにはいかない!」くらいの思いが無いとこうなります笑
私の世界線だけ、師匠が未だに「天翔龍閃」を教えてくれません。

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次回、【拡張編】でお会いしましょう。


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