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「パール男子」から見るジェンダー平等

先日、ニュースで「パール男子」という言葉を耳にした。最近はパールのアクセサリーを身につける男性が増えているのだという。映像では、実際に男性芸能人の方がパールネックレスをつけた様子が映っていた。

一瞬、驚いたのは事実である。しかしその直後、「おしゃれで似合っている」と思った。パールの上品な輝きが、男性の魅力をいっそう引き立てていた。

「パールは女性が身につけるもの」という常識はこれまでの習慣からくるものであって、「パールは男性が身につけてはいけないもの」ではない。

このニュースを見て、「そのうち男性がスカートをはく日も近いかもしれないな」と思った。そうしたら、本当に男女兼用のワンピースが新聞で紹介されていた。これは自然なことだと思う。

私の子供が通う学校では、女子の制服にスラックスが導入され、スカートとスラックスから選べるようになった。スラックスを選ぶ女子がいるように、スカートを選ぶ男子がいても不思議ではない。

スカートはズボンに比べて涼しいし、体の締め付けが少ないし、デザインも豊富だ。考えてみれば、女性だけのファッションにしておくにはもったいないような気がする。

「今日は暑いからスカートにしたんスよ」
「そのスカート、いいっスね」
そんな男性の会話があってもいいじゃないか。

多様性。
SDGs。
ジェンダー平等。

言葉で言うのは簡単だが、私にもまだ、「男性だから」「女性だから」というさまざまな思い込みがあるかもしれない。そうした自分の思い込みが、明るい未来の可能性や多様性を邪魔していないか、自分の意識と改めて向き合っていきたい。

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余談になるが、パールといえば、愛媛県宇和島市が有名な真珠の産地である。松山市にある道後温泉の商店街では、宇和海真珠株式会社さんの「あこや真珠ガチャ」が設置されている。

あこや真珠を使った手作りのアクセサリーが当たるガチャガチャで、何が出るかはお楽しみ。ちなみにハズレはなく、価格は千円。希少価値の高いあこや真珠を使用していながらこの価格は驚きである。

「あこや真珠ガチャ」はさまざまなメディアで取り上げられ、全国に広がっている。ガチャガチャは気軽に楽しめるのもメリット。年齢や性別に関わらず、パールに親しむきっかけにもなりそうだ。


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