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実家の片付けの極意 実践編

みなさんこんにちは。
整理収納アドバイザーの神山ちかこです!

前回は
親と仲良く片付けするために大事な心理編について
解説していきました!

前回:実家の片付けの極意 心理編

ここはその続きで
今回は具体的な方法の実践編を解説していきます!


捨てるは禁句

まず実家を片付ける時には
「捨てなよ」「捨てる」は禁句!

それには科学的な理由があります。

捨てること自体に抵抗があるうちは
捨てる=こわい=片付けこわい
と、なってしまい
脳が緊張状態になってしまいます。

緊張した脳では保守的な判断になりがちになってしまうので
落ち着いて考えれば捨てられた物も
緊張することで捨てられなくなってしまいます!

なのでより強く「捨てなよー!!」と言うと
より強く「だめー!!」となってしまいます。

北風と太陽状態になってしまいますので
捨ててほしい時は「売る」「手放す」などの
優しい言い方に言い換えてみましょう!


家中の〇〇を一箇所に

親がとにかく捨ててくれない!

そう言う時は
「一緒に分類しよう」と言って
同じ種類のものを一箇所に集める作業から始めましょう!

分類をしていたら
モノの多さにうんざりして減らし始めたというのをよく聞きます。

まあ、モノが多いと分類も非常に、非常に大変なんですけどね…笑

本人が「もういらない」というまで待つか
ギリギリ悩んでいたら優しく「もう捨てちゃって大丈夫かな?」と
背中を押してあげるのがいいと思います。

家中のタオルを一箇所に
家中の薬を一箇所に
家中のティッシュを一箇所に
家中のハガキを一箇所に

とにかく一箇所にまとめることに集中してみましょう!



魔法の3分割

分類で物が一箇所にまとまったら、
好き、保留、嫌いの3分割に分けてもらいましょう!

どんなに分類が苦手な人も
今まで何ひとつ捨てられなかった人でも
この3分割ならできるので

ここで嫌いになったものを
捨てるか売るかしていけばいいのです。

基本的にはこの、
・家中の〇〇を一箇所に集める
・一箇所に集めた〇〇を3分割する
・片付けるエリアをキッチン、洗面、リビング、クローゼットと
1周、2週、3周していけばだんだんと片付いて行きます。


なのでこれだけでも片付くんですが
ここからは片付けをさらにスピードアップさせる
強力で簡単な裏技について解説して行きます!


片付け動画を一緒に見る

これオススメです!

その日に1つも片付かなくでも
1つ動画を見たら頭の中で1つ進歩して行きます!

そして自分も勉強になります。
オススメです^^


小さい範囲でやる

広い範囲をやるのは
片付けに前向きになってからでないと
おせっかいになってしまいます。

最初は
引き出し一箇所とか
書類の山一つとか
靴下だけとか
Tシャツだけとか

なるべくハードルを下げてやるのがいいかもしれません。


捨てノートをつける

捨てノートとは
捨てたものと捨てた理由をつけていくノートです!

捨てたもの:ゴム手袋
捨てた理由:劣化していてちぎれるから

捨てたもの:ワンピース
捨てた理由:もう似合わないから

という感じでどんどん書いていくと

・次に取捨選択で迷った時の理由が頭に浮かびやすくなる
・”捨てること=良いこと”になり捨てることが悪いことという呪縛が
溶けるきっかけになる

ただ書くだけで片付け脳が養われていくので
捨てノートを使わない手はありません!


写真を撮る

片付けが進むと
過去の写真を見て
「こんな部屋で生活してたんだね!もっと頑張ろう!」と
やる気につながります!

散らかっている部屋は今しか取れませんから…
ぜひ撮ってあげて下さい☆


自分の家を見せてみる

もし可能なら、自分の家は綺麗なことを見せた方がいいでしょう!
・説得力を持つため
・こんな綺麗な家に住みたいと思ってもらうため


意外にも家のリフォームや片付けの検討理由が
「子供の綺麗な新築に影響されたから」という意見が多いのです。

テレビや雑誌で見るより”身近な人の綺麗な家”に効果があるので
使えるネタであれば使っていきましょう!


できることはなんでもやる

子供は捨てること以外しかできないので
本当にやってあげたいなら、やれることはたくさんあります…

仕事量が多すぎで親孝行ってなんだっけ…???
となることもありますが笑

全部やりましょうではなく
やれること一覧だと思ってくださいね〜

・リサイクルショップに持っていく
・ゴミ出し
・カタログの定期便を止めてあげる
・支払い用紙をネットで見られるようにする
・梱包をむいてあげる
・テプラを印刷してあげる
・床で作業していたら椅子を出す
・飲み物を入れる
・予定を合わせて一緒に作業
・使いかけの洗剤が二つあったら一つにする
・水回りの掃除
・洋服を畳む
・水拭きしたり埃を取ったりする
もっと色々あるかと思いますがここまで!


隠す収納はNG

親世代は判断能力、認識能力も私たちとは違うので
パッと見てわかる収納にしてあげた方が管理がしやすく
リバウンド対策に良いです。


できれば透明の収納か
浅めの収納にしてあげた方がいいと思います…!



まとめ

以上で私が長年やってきて
実家の片付けの極意でした!

・捨てるは禁句
・家中の〇〇を一箇所に
・魔法の3分割
・片付け動画を一緒に見る
・小さい範囲でやる
・捨てノートをつける
・写真を撮る
・自分の家を見せてみる
・できることはなんでもやる
・隠す収納はNG


ひとつでもみなさんの片付けのきっかけになればとっても嬉しいです^^

最後までお付き合い頂きまして誠にありがとうございます!

それではまた別の記事でお会いしましょう!

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