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TLを手放した。M8がやってきた。

ライカのミラーレス一眼 LEICA TL を手放しました。

使用していたELMARIT TL 18mm f2.8 ASPH とのセットは
ミニマルで素晴らしかった。

ではなぜ買い換えることになったのか。

LEICA TLとレンズの売却価格と
M8の値段が近いことに気付いてしまったから。

M8といえば14年前のカメラである。
昔のカメラであるが
憧れのM型デジタルに手が届いてしまう

そう頭をよぎったとき
行動していた。

全くこういう時の足取りは軽いなと
我ながら感心してしまう。

■ TLを手放した。

マップカメラで買取価格を調べると
どちらもワンプライス買取対象商品である

LEICA TL 65,000円
ELMARIT TL 18mm f2.8 ASPH 90,000円

いずれも自分が中古で購入時に払った金額に極めて近かった。
ドメスティック系のカメラであればこうは行かない。

だが人というのは欲深いもので
メルカリやヤフオクでそれ以上の金額がつくんじゃないか
期待してしまった。

これは間違った選択であった。

ヤフオクで英語のメッセージの相手をしている時間。
メルカリで50000円になりませんか?ストラップだけ売ってもらえませんか。そんなやりとりの相手をしているうちに
マップカメラのワンプライスの価格が下がってしまった。

青ざめてしまった。
ELMARIT TL 18mm f2.8 ASPH 82,000円

これは一刻も早く行動せねばならない。

それから少ししたある日。
確定申告の資料を税理士に届けた帰り道。
僕は新宿にいた。

最終的な金額は
LEICA TL 65,000円
ELMARIT TL 18mm f2.8 ASPH 81,000円
これに3%買取アップシール
(マップカメラで何か買うともらえるシール。
私はデスクの引き出しに数枚常備してあるのだ。まったくどうかしてる。)
を使った。150,000円弱の金額で落ち着いた。

待っている間、
昨今のコロナの影響で売る人も少ないのかと聞いたら、
逆に郵送で買取が大量に届いているらしい。

後日、買取額はさらにそれぞれ10,000円ずつ下がっていた。
早くしてよかった。

■M8がやってきた

1番先に思い立ったのはM8.2だった。 
マップカメラの難有品でM8.2が出たのだ。
値段は150,000円弱。
この店で並品を求めると300,000円はする。
どうする?

説明を読んでみる。
1)レリーズ時に異音が発生しています。
2)液晶表示の中央にムラがあります。
3)液晶パネル内に細かなチリが多く見受けられます。
4)難有品のため、動作/描写等に関する保証はいたしかねます。
5)研究用としてご活用ください。
6)尚、付属品は記載しているもののみ付属いたします。

大きなポイントは1)だろう。
そもそも異音とはなんなのか。許容できるのか。
経験上2)から5)は言ってもリスクヘッジであろうと解釈。
6)が悩めるポイントであった。付属品にチャージャーの類が記載されていないのだ。
おそらく実用はできる。できるが充電するためには20,000円弱のチャージャーを買わねばならぬと。

悩んだ。悩んでる間にM8.2は他所のうちに貰われていった。
悲しい。
悲しいのだが。
悲しんでいる暇はない。
次を考えねば僕は前に進めない。


M8とM8.2はセンサーサイズがフルサイズではない。
コダックのCCDセンサーでいい(らしい)
M9、M9-Pはフルサイズであるが、高い
M、M-Pはフルサイズであるが、高い
M10とM10-Pは薄くてフルサイズであるが、高い
ネックは値段である。

店舗で買うとM8の並品でも250,000円前後。
少し現実的ではないのかな。そう思い始めた。

メルカリをみると
M8.2は出品されていないが
M8ブラックは4点出ている。

1)昨年の10月にOH済み240,000円。修理表がつく。外観はオリジナルに近い。ラクマでも出品されているようだ。
2)OH済みではないが、貼り革がデジタルホビーのもの、ロゴマークがマットブラック。ルミエールさんでエッジング処理してある。昨年の9月にセンサー清掃。不具合なし診断。198,000円
3)ロゴマークが黒いものに変更されている。軍幹部にセルフ刻印(Leica)が掘られている。動作は問題がないとの記載。157,000円
4)外観はオリジナルに近い、使用感が少ないとの記載。満足していただける自信(?)がある。具体的な状態の情報はない。194,800円

まず4)は購入するにはちょっと情報が足りない。
1)は魅力的だが、最終的にロゴマークは黒くしたいと思っている。
2)はちょっと予算オーバーだし、たくさんいいねもついてる。
きっとすぐ売れてしまうのかもしれないと思った。
すでに黒い物に乾燥されている3)に狙いを絞り、コメントで状態の確認をお願いした。

セルフで掘られたというロゴマークのアップの写真
正直メルカリの仕様なのかアップにしても圧縮されており、細かいところは確認できなかった。
白く墨入れがされているのかと思いきや
掘ったままで真鍮の色そのまま。出品者曰くアンティーク感。

追加で踏み込んだ質問をしてみた。
・そこそこ高い買い物なので、数日でも動作保証をしてもらえないか。
・動作上問題がないとのことだが、実際に使っていたカメラなのかどうか。
(転売品であった場合、動作説明が意味のないものになる。そのための探り。他の出品物をみる限りそうは見えないけど念のため。)
・バッテリーの劣化度はどうか。
・いわゆる異音を感じるかどうか。
などなど。回答はいただけなかった。面倒臭いと思われてしまったかもしれない。

一方、2)のカメラは予算オーバーだったが、
ダメ元で180,000円でどうかと値段交渉をしてみた。
きっとこれぐらいの値引き依頼は殺到しているはずだし、
相手にされないだろうと思っていた。少し仮眠していると携帯に通知がきた。

「オファーに承諾しました。」

すんなり答えてくれた。素晴らしい人格者である気がした。
ここからは僕が答える番である。
値段交渉したからには買わねばならない。これは最低限のマナーであると
覚悟を決めよう。これは縁であると。

2013年頃のデジカメウォッチの記事
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/dressup/622989.html
こちらに出ているM8と仕様が同じであることは確認していて、

すぐに売れてしまうと思っていたが、
まさか自分が購入することになった。
(購入後に思い切って聞いてみたが「同じ仕様」という返答しかいただけなかった。でもその方が夢があるよね。)

翌々日、家に届いたM8の箱。
当時約600,000円のデジタルカメラ。
全く古びれていない。

購入してよかったと思う。
機会があればレビューしてみようと思う。

読んでくれてありがとう。





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