精神科病棟に入院するときに持ち込むといいもの

 フォロワーさんがこの内容でnoteを書いていたから、絶賛入院中の僕も書こうかなと思って書いています。
 僕の場合、一応開放病棟ではあるのですが、部屋にオートロックがついていて外にもほぼ出られないので閉鎖病棟と同じようなものだと思ってください。

絶対あるといいもの

 これは何があってもあったほうがいいです。ないと部屋で爆散します。


・ノートと筆記用具
 これは必需品と言っても過言ではないでしょう。これが無いと確実に気が狂います。(多分)特に保護室に入る場合は、有ると無いとでは入院生活の質が雲泥の差です。日記だったり、考えてること、感情を記したり、主治医に伝えたいことなどをメモするなど、なかなか重宝します。主治医との面談後に「あぁ、言い忘れちゃった、、」なんてことはザラにありますから。

・本
 これもノートと筆記用具に並んで必需品だと思います。保護室にはある物はベッドとトイレだけ。おまけに監視カメラ付き。そんなところで何を使って時間を潰せばいいのでしょうか。自傷や自殺に繋がるものは徹底的に排除されているので部屋にあるもので時間は潰せません。そこで大活躍するのが本です。ここまで何もない部屋だと、箸にも棒にも掛からない小説だろうと、広告のチラシだろうと、エロ本の切れ端だろうと、言葉が書いてあれば何でも面白く感じてしまいます。なにせやることが全くないですから。そんな無の空間では本はいい暇つぶしになります。好きな作家の長編なんかはいいですね。10冊ほどあれば3日間くらいは潰せると思います。読書は現実逃避にもなるのでぜひ色んな本を読んで知見を深めてください。

絶対必要なわけではないけど、あると気が紛れるもの

 正直、本とノートさえあれば1週間位は潰せると思います。ですが、そんなモノクロな生活では廃人度が加速してしまうので、生活に色をつけてくれるものを紹介します。

・勉強道具
 学生にとってはこれがあるといいかもしれません。今の若者は生活の8割がツイッターだったり、インスタだったり、YouTubeだったりでスマホ漬けの毎日だと思います。そんな生きるのにに欠かせない心臓のようなスマホがなくなってしまうと生活にポッカリと穴が空いてしまいます。そこで勉強です。他に気が散るものもない上にやることもない、こんな環境では勉強でさえも淡い光を放ち始めるのです。ネットで頭を使うこともないので自然に知識になるし、集中すれば時間もすぐに流れます。まさに一石二鳥。受験生なんかが入院となると受験の不安もあるでしょうし、それも一緒に解消できます。一度不安な環境から離れる目的があれば無理にすることはないと思いますが。

・ボディーシート(顔も拭けると良い)
 これは病院にもよりますが、僕が入院している病棟は週に2日しかお風呂に入れないので清潔感があるとはあまり言いづらいです。体を拭いて少しでも良い環境で入院生活を送りましょう。看護師さんに言えば顔を洗うのに水道を使わせてくれますが、僕は申し訳なくて声をかけることがあまりできなかったので、これで顔を拭いていたりしました。髪もベタつくし、寝ている間に汗をかいたりすることもあるので、あって損はないと思います。
 入院生活に必要なパジャマなどの契約プランによってはボディーシートのようなものは貰えたりしますが、自分の肌に合う物の方がいいでしょう。

・音楽プレイヤーなど音楽をきける物
 これも暇つぶしの一つですね。好きな音楽を聞いたり、クラシックなんか聞いてると幾分気が休まると思います。
 スマホは許可されていないけど、ネットなどに繋がらない物なら大丈夫みたいなこともあったりするので、許可が降りれば心強い味方になってくれます。
 他の患者さんもいるのでイヤホンも一緒にあったほうがいいでしょう。遮音性の高いイヤホンならおじいちゃんなどが叫んでいても気にならないのでおすすめです。
 また部屋から出る許可が降りて、病棟に出られるようになれば、他の患者さんとも関わる機会が出てくると思います。めちゃくちゃ距離が近い患者さんなどもいるので、有線イヤホンならそのガードとしても使えます。

・自分の好きなもの
 これは人によると思いますが、やっぱりなにか好きな物があると少し気が楽になります。好きな絵だったり、写真だったり、なんでもいいと思います。持ち込みが許可されれば心の支えになると思います。ですが、入院は共同生活なので壊れたり、紛失したりという可能性がなくはないのでよほど大事なものは持ち込まないほうがいいと思います…

最後に

 僕の思う必要な物たちでした。まあなんというか、色々しんどいときぼーっとするのも大事だと思うので、色々書きましたが、無理に読書とかせず、何もしない時間があってもいいと思います。入院するからにはとにかく気を休めて療養をしてください。
 これを読んでる人はこれから入院する人が多いかと思いますが、辛い生活の事は忘れてゆっくりしてください。よくなることを祈ってます。

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