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暗闇で自転車のチェーンが外れて

最近、1日中家で過ごすこと増え、外に出るといっても、車で買い物に出掛けるばかりで、運動不足解消のために、少しの外出には自転車を使うようにしました。


先日、自転車で買い物にでかけたところ、漕いでいると、なにか後輪に違和感を感じました。
どうやらパンクしてるっぽかったのですが、まぁ家まで、もう少しだし、いけるだろうと高をくくってました。


ところが、パンクのことを懸念して、張り切って漕いでいたのか、チェーンが外れてしまいました。

しかもそこはただの住宅街の真ん中で、時刻は5時半ごろ。
辺りは真っ暗です。
まだ家までは3キロほどあり、押して帰るにはそこそこの距離です。


先日も書きましたが、1日にバスが1本しかないようなド田舎です。

周りに店の光も見当たらなく、途方にくれていました。


押すか治すか悩んだ末に、とりあえず、なんとかしてみようと考えました。
しかし、街灯もないような暗さですので、携帯のライトで頑張ってみることにしました。
とは言え、手は2本しかないので、なかなか大変です。

軍手もないので、素手でやるとただただ手が黒くなるだけで、なかなか進みません。


泣きながら、困っていると、おじさんが近づいて、

「お兄ちゃんどうしたん?」

と声をかけてくれました。

「いや、ちょっとチェーンが外れて…」
と言うと、

「うち、自転車やから直したるわー」
と言って、真っ暗なところシャッターをガラガラーとやって店を開けてくれました。


18時に閉まってる店ってどうなんだとは思いましたが、これは渡りに船です。


私が手を洗ってる間に、チャチャっと直してくれて、しかもサービスでパンクまで直してくれました。

そのついでにサドルの向きまで変えられて、それだとあれのポジションが変わっちゃうので余計でしたが…


とにかく、田舎の人は優しいです。

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