【詩歌の栞】5/3 五月はどんな月?「五月礼賛/与謝野晶子」
五月です。大型連休です。地元でも久々に観光地に旅行客が詰めかけている様を大々的に報じています。
私は・・・滞留している仕事が頭と心にどよーんと影を落としているのですが、それは一時棚上げにして学校休みの子供たちの諸々に忙殺されております。
そんなこんなで五月の私は心身ともに低調なのですが、一方で花や緑の美しい生命力を謳歌する時期でもあります。
与謝野晶子の「五月礼賛」は、声に出してみると活き活きとした命の輝きがあふれ出してこちらの枯渇しそうな心が潤ってくるような気がします。
晶子さんは、6男6女のお母さんだそうです。この詩には4男アウギュストの初節句をうたっていますね。
想像するだけで眩暈がしそうです。わたしなぞ、あっという間に生命力を吸い取られてひからびてしまいそうですが、晶子さんのこのエネルギーときたら。
愛しい夫を追って、シベリア経由でパリへ。情熱と行動力がすごいです。
それとも、心身に活力が満ち満ちていたからこそ、数々の傑作も子供たちも生み出せたのか。
私もうるわしくもたくましい晶子さんを見習って少々のごたつきはあでやかに笑ってふきとばしたいものです。