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【雑記】12/29 一年の振り返り~ほしいもの編~本以外で。そして、やりたいこと。

♪ほしい ほしい ほしーい なんでも ほしーい
ごちそう やまもり(うわあ)
いえも ひろびろ(うわあ)
ふくも ぼうしも あたらしく
あ~あ ほしい ほしい どうしよう ♪

童話「三つのねがい」より「ほしいほしいのうた」

のっけから俗っぽくて失礼しました。
子供の頃によく聴いていたレコード童話集の中の一話、「三つのねがい」の挿入歌です。
歌詞だけみると強欲全開に聞こえますが、若い夫婦が、「欲しいものっていっぱいあるよね~」と明るく楽しく歌う歌です。

子供の頃、何かを親にねだると、大抵この歌を歌われて煙に巻かれてました。
例 私「こえだちゃんの木のおうち がほしい!」
  母「♪ほしい ほしい ほし~い!な~んでもほしい!
  キティちゃんもほしい!キキララもほしい~ああ、どうしよう♪(ほしい ほしい と言っていたらきりがないでしょう。今あるもので遊びなさい)」
  私「・・・」

と、いうわけでいまだに、あ、これほしいな~と思うと、頭の中にこのメロディーが鳴り響きます。
私の物欲は概ね本の関係ですが、それ以外でも時折、これほしーい、という気持ちがむくむくとわき上がります。
そんなときに、この歌が聞こえると「ほしい」という執着というか、凝り固まった気持ちがふしゅーっと抜けます。

それでもなお「ほしい」と気持ちが残るものについては、もう少しまともに必要性や金銭的影響を検討して意思決定しますが、今年、それらの理性的道筋をすっとばして買ってしまったものがこちら。

1.刺繍枠(SABAEプレミアムフープ)

 国内の眼鏡産業の中心地、鯖江の眼鏡作りの技術と手芸用品メーカーDMCと共同して生まれた刺繍枠。
「イタリア製のフレーム素材を日本の職人技術によって一点一点丁寧に磨き上げ、加工を施したフープ(DMCサイトより)」です。
さらに、通信販売会社フェリシモさんのオリジナルカラー。

腕前からいえば分不相応のお道具。


刺繍枠は、普通の木製フレームをサイズ違いでいくつか持っていて、必要性でいえば十分に間に合っています
だから、本来は購入却下案件なのですが、この刺繍枠とてもきれーい、なんです。
 写真だとわかりにくいですが、透けているところの色合いがなんとも美しい。なめらかで使いやすいです。

色名はベリーミックス。建設中の図書館

お裁縫道具って、必要性を超えて時々無償にほしくなるんですよね~。
私の物欲を程よく刺激してくださるフェリシモさん・・・。

2.ノート

この書いている場所noteではなくて、紙の束のノートのこと。
表紙と中身を選んで自分だけのオリジナルノートが作れる
Note!Note!Note!

地元の百貨店にイベント出店していらっしゃいました。
季節のご挨拶の手配で出かけたのですが、お歳暮会場にたどり着く前に引っかかってしまいました。

トラップに引っかかってしまいました。

私が売り場の前でピタリと動かなくなったので、業を煮やした夫が「ノートなんだから使うだろ、買えば?」と一言。
プレゼントしてくれるわけではなく、もちろん自腹(お小遣い負担)なのですが、これとこれどっちが良い?という質問には真面目に答えてくれるのがありがたい。

おかげさまで無事にきまりました。
深い緑色の皮の表紙に中の用紙を選び金文字のイニシャル、ゴムバンドと角の金具とオプションを付けて、その場で製本してお気に入りのノートが完成しました。

タッセルつきの栞をおまけにつけてくれました。

都城のお店らしい。都城は図書館も素敵だし良い街だなあ。

さて、このノートに何を書こうかな、と考えて、言葉の収集帳にすることにしました。
noteで本のご紹介をする際に、本から気になった文章を引用していますが、何しろ忘れぽくなっています。
一年間の自分の記事を見直して「へえ、こんなこと書いているわ。そうそう、この文章が好きだと思ったのよね」と新鮮な気持ちになるのが我ながら情けない。
ですから、それらを集めて気に入った文章を日々見直すことができる日めくりに整理したいな、と思っているのです。

来年は50才の節目の年です
今の自分がどんな文章に惹かれているのか、何を大切にしているのか、そんなことの記録帳にしたいと思っています。
人生50年が倍に伸びるこのご時世、60才、70才の時に読み返してみたら、「おや、50才のころは青臭いことかんがえていたのねえ、」と思うかもしれません。

うーん、今度はこのノートに書くための素敵なペンがほしい・・・。

ほしい ほしい ほしい~ なんでもほしい~♪

<補足:三つのねがい>
働き者で仲の良い若い夫婦がいました。
旦那さんが留守にしている間に奥さんが、通りすがりの女性に親切にしたお礼に、と「なんでも三つの願いが叶います」と言われます。
奥さんは、冗談半分に「お昼ご飯に大きなソーセージがほしいわ」、というと、どどーんと大きなソーセージが現れます。
驚いているところに旦那さんが帰ってきて、話をきき、そんなくだらないことにねがいをつかってしまうなんて!とおこり「そんなにソーセージが好きなら鼻の先にぶら下げていれば良い」と言ってしまいます。
そして、奥さんの鼻にぶらーんとソーセージ。
最後のひとつの願いは、ソーセージを消してもらって元の木阿弥。
若夫婦は元気に歌をうたい、元気で幸せに暮らせれば充分さ!と教育的配慮満点の結論に至りましたとさ。

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