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【夏休み旅行記②】ガラスと蓮と海と山。
伯母に会う、という今回の旅行の第一の目的を果たしたら、後は子どもたちの希望で日程を組みました。
その結果の主な訪問地は以下の通り。
・横浜八景島シーパラダイス
・横浜動物園ズーラシア(ナイトズーラシア)
・国立科学博物館 特別展 海
・上野動物園
子供たちは、人の多さ、ビルの高さ、蜘蛛の網のように張り巡らされた路線図におのぼりさん丸出しで目を丸くしておりました。
「コンクリートジャングルってよく聞くけど、ガラスジャングルだねえ(Byかめくん)」といいながら、古めかしい東京駅舎と現代的なガラス張りのビルの対比を楽しんでおりました。
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八景島シーパラダイスでは、イワシの潮流を眺め、シロイルカたちの美しさ賢さに魅せられ、夜のズーラシアではオカピのしましまおしりを眺めてきました。
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今、クラウドファンディングで話題の国立科学博物館。
今回の目的は特別展の『海 生命のみなもと』
第1章 海と生命のはじまり
地球に水がなければ生命は生れなかった。なぜ地球に水があるのか。
その謎を探る手段のひとつとして宇宙探索があります。小惑星リュウグウの試料が展示されていました。はやぶさ2帰還のときは、中継を見ていたので、ああ、あのときの!と感動を思い出しました。
第2章 海と生き物のつながり
日本の海の海流、そこに住む生き物たちの剥製などの展示。
会場いっぱいにそびえる高さ4.7mのナガスクジラの上半身標本がやっぱり見どころ。
生物多様性の説明で、「横のつながり」だけでなく「縦のつながり」というのが興味深かったです。
「ホエールポンプ」は、鯨類が深海等で餌を食べ、呼吸のために海面に浮上する、その動きが栄養源の循環を生み出しているのだとか。
第3章 海からのめぐみ
人類の歴史において海とどのように関わって来たのか。
人類がどのように海を渡って来たのか、を検証する「丸木舟プロジェクト」が紹介されていました。人々が何があるか分からない海へと漕ぎ出した理由は何だったのか、想像すると興味がつきません。
そして、かつて人類が、そのときの叡智を詰め込んだ丸木舟で未知の航海に漕ぎ出したように、現代でも技術の粋を尽くした深海探査機や北極域研究船が未知の世界を探っています。
なお、現在建造中の北極域研究船のなまえを募集していました。
第4章 海との共存、そして未来へ
海について考えるとき、海洋生物の絶滅の問題、プラスチックごみ問題などは避けて通れません。
海はよく「母」にたとえられますが、「母」だからといって何でも許すわけではないのだよ、と肝に銘じたいところです。
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そして上野動物園。
パンダやハシビロコウを中心に回りました。動物園は地元でもよく行っているのですが、それぞれの魅力がありますね。
子供の頃好きだったモノレールが休止されていたのが残念でした。
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あたらしいパンダの森の前の不忍池の蓮。
大きな葉が茂り、淡い紅のつぼみの清らかなふくらみや、如雨露のようなはちすを眺めて、極楽に思いを馳せました。
「海」展を見た後だったので、「蜘蛛の糸」のカンダタの欲をあさはかといえないなあ、わたしたち人間は自分だけ「蜘蛛の糸」を握り、他の生き物を蹴落とそうとしているではないか、と、容赦なく照り付ける日差しもあって頭がくらくらしました。
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二泊三日の旅行でしたが、親孝行の真似事と、こどもたちの夏休みに彩りを添えることができました。
私も「命」や「ご縁」ということを考える良い機会となりました。
なかなか本をゆっくり読む時間が取れないのですが、残りの夏休み、なんとか乗り切っていきたいと思います。