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【読書日記】3/1 春が来ますよ。「はなさけ ひゅう/小沢正」

はなさけひゅう 第3版 (おはなしチャイルドリクエストシリーズ)
小沢 正 (さく),西村 郁雄 (え)
チャイルド社

3月になりました。
南北に長い日本のことで地域差はあると思いますが、いよいよ春が近くなってきましたね。
そんな3月の始まりには、この絵本。
 
お昼寝している神様の杖を子猿がいたずらで持ち出して、どこでもかしこでも「はなさけひゅう!」とポストや電話ボックス、電信柱、人の帽子はては、横断歩道まで、町中花だらけにしてしまう、というお話。
混乱する町の人たちに子猿が困っていると神様が追いかけてきて「はなたち とんでけ ひゅう!」で元通り。

これは、私が幼いころ愛読していた絵本。
幼稚園を通じて月刊で配本される類のものの中の一冊。子供の頃の本は、再読したくても記憶が断片的過ぎて探せなかったり、本の題名や作者を特定できてもとっくに絶版で手に入らなかったりとなりがちです。(古本屋さんでもあまり見つからない。)
本書はありがたいことに再販されたタイミングで発見することができて再会したものです。

 読み返してみて、自分が何をそんなに気に入っていたのか、正直よく分からないのですが、本書を読むと何となく気持ちがうきうきしてきます。
 花が咲くと、気持ちがほころんで多くの人が笑顔になります。(本書では、いきなりの花の洪水に、町のみなさんびっくり仰天!のやや渋いお顔ですが。。。)

花笑は、花が咲くこと。
花が笑う、人も笑う。だから、春の訪れは愛おしいのです。
さあ、明日はどんな花に出会えるでしょう。

はなさけ、ひゅう~