Mリーグについて2

 前回は、競技のルールについてピックアップした部分を書きましたが、今回はチーム戦のルールを紹介していきたいと思います。

 実は、チーム戦ってMリーグ以外にも採用している大会があったりします。社会人学生麻雀団体戦だったり、今年見かけたのは、学生麻雀甲子園とかかな?

 余談だけど、今年の学生麻雀甲子園は、決勝がチームで10万点持ちのチーム戦だったみたいです。まるで「咲-saki-」みたいですね。

 では、Mリーグのチーム戦ルールとは何なのか説明していきたいと思います。

 1.Mリーグのチームについて

 まずは、参加チームとチームメンバーの選出方法とかを説明していくよ。

 1.1.参加チームについて

 現在(2019年シーズン)は、全部で8チームが参加しています。

 ・赤坂ドリブンズ

 ・EX風林火山

 ・KADOKAWAサクラナイツ

 ・KONAMI麻雀格闘倶楽部

 ・渋谷ABEMAS

 ・セガサミーフェニックス

 ・TEAM RAIDEN/雷電

 ・U-NEXT Pirates

 2018シーズンでは7チームでしたが今年からKADOKAWAサクラナイツが参戦し、8チームとなりました。

 1.2.チームの構成について

 チームは、以下の構成となっています。

 ・監督1名(チームメンバーにはなれない、必要ない場合はなしもあり)

 ・選手数は3名以上4名以内

 ・男女混合(男女ともに1名以上の登録が必要)

 監督については、いないチームが多いみたいですね。チームメンバーにもなれないためプレイングマネージャという形もとれないみたいです。

 また、2019シーズンからは男女混合になりました。麻雀は男女差がない競技ですが、チームとして広がりを見せるためにこのようなルールになったのかな?と思っています。

 1.3.チームメンバーの選出方法について

 チームメンバーは各チームからドラフト指名方式によって、各団体のプロとして所属している方の中から選ばれます。

 野球を見ている人なら、わかるかもしれませんが、ドラフトとは、各チームがこの人が欲しいですと選んで指名する方式です。同じ人を各チームが指名する場合もあります。その場合は、抽選し当選したチームが獲得することとなります。

 ちなみに指名と書いてありますが、正しくは交渉権を獲得することになるので、指名された選手とのチームの意図がそぐわない場合は選手側から拒否することも可能です。

 今年に限って言えば、去年からの選手が全員契約更新したため、新しくドラフトで増えた選手は少ないです。ただし、KADOKAWAサクラナイツが新規参入のため、そのチームメンバーはドラフトにより決定しました。

 おそらく今シーズンが終わってから、自由契約になる選手も出ると思いますし、もしかしたら1チームの上限人数が増えるかもしれません。来年以降のドラフトの動きには注目です。

 2.Mリーグのチーム戦について

 次は、Mリーグのチーム戦について説明していくよ。

 まず大まかに、選手はレギュラーシーズンを戦い、順位を決めます。上位6チームによってセミファイナルを戦います。その後、上位4チームによってファイナルを戦い優勝チームを決定します。

 順々に説明していきましょう。

 2.1.レギュラーシーズンについて

 レギュラーシーズンは、各チーム90試合行います。90半荘やるわけですが、その中で規定試合数というものがあります。1選手につき、最低10試合最高45試合となっています。ここも注目するポイントかなと思っています。ようは、調子のいい選手ばかり出し続けれませんよという感じです。

 そして、チームの順位の決定方法ですが、各チームメンバーが獲得したptの合計数で争います。

 2020年1月2日現在ですと以下の順位になっています。

キャプチャ

 全90試合終えた後に、上位6チームがセミファイナルに進むことになります。 

 2.2.セミファイナルシリーズについて

 セミファイナルシリーズは、レギュラーシーズンのポイントを半分持ち越し、各チーム16試合行います。どーゆーことかというと、現在の順位から見ると以下の持ち点からスタートすることになります。

キャプチャ

 1位と6位の差が150pt近くあります。ここを巻き返すのは難しいと思うので、実はレギュラーシーズンの成績が結構響いてくる形になります。

 ここからさらに、16試合終わった時点での上位4チームがファイナルシリーズに進むことになります。

 2.3.ファイナルシリーズについて

 ファイナルシリーズは、セミファイナルシリーズのポイントを半分持ち越し、各チーム12試合行い、優勝チームが決定します。長い長い道のりです。

 セミファイナルシリーズのポイントを半分持ち越すということは、間接的にレギュラーシーズンのポイントを持ち越している形になるので、レギュラーシーズンの成績が最後まで影響ある形のルールになっています。

 3.個人成績について

 個人成績についてですが、レギュラーシーズンの成績において個人賞というものがあります。以下の3つとなります。

 ・トータルポイント賞

 ・4位回避率賞

 ・半荘最高スコア賞

 トータルポイント賞は、個人スコアが一番高い人に贈られる賞で、半荘最高スコア賞は、1試合での最高スコアを取った人に贈られる賞になります。また、4位回避率賞は全試合終了後、出場試合数あたりの4位以外の順位を取った%の高い人に贈られる賞です。

 現在は、以下の成績になってます。

キャプチャ2

  あくまでチーム戦なので、個人のスコアに注目するべきではないかもしれませんが、こういったことも知っておくと少し楽しめるかもしれませんね。特に終盤のタイトル争いとかね。

終わりに

 長々と書きましたが、チーム戦として抑えておくべきポイントは書けたかなと思います。おそらくこれだけ知っておけば、この後の下半期、各チームがどのように動いてくるのかがちょっぴりわかるようになるはずです。

 後、各チームの紹介とかは、するつもりはないです。(断言)

 そこは、楠栞桜ちゃんのnote見てみて。(ダイマ)

 みんなきっと見てるよねー。リンク貼っておこ→ここ

 後は、1/6に木原プロと楠栞桜ちゃんでMリーグの同時観戦があるみたいなので、そっちもよろしくお願いします。

 木原プロのnoteはこちら

 一応参考文献も貼っておくね。

 Mリーグ公式→ここ

 麻雀ウォッチさん→ここ

 次回の予定は、麻雀やってるVtuberか、各麻雀用語の解説とかかな?一応1/6までに上げるつもりではある。その後は、週刊でMリーグのことでも書こうかな?そんな感じで、今後どもよろしくお願いします。

                          2019/01/02 かme