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「報告してこいよ!」としつこい上司の対処法

「なんで報告してこないんだよ?」
「どんなことでも報告してこいよ!」

あなたの周りにいませんか?
とても偉そうな、いつも上から目線の上司。

「報告したってどうせ意味がないじゃん。」
「報告すると、逆にいろいろ聞いてきて面倒くさい。」

などなど、上司に相談しない理由はさまざまです。

●報告・連絡・相談の徹底

報・連・相を徹底しなさい!
社内研修で一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
報告・連絡・相談は大切!
その言葉はみんなが理解していることだと思います。
では、その意味をどう解釈していますか?

報告・連絡・相談の意味

「報連相を徹底しろ!」
上司が部下に対して言っているのを見ると
とても違和感を感じてしまいます。

「あなたは報告・連絡・相談をしやすい上司ですか?」
「報告・連絡・相談をしやすい環境を部下に作っていますか?」
その上司に聞いてみたいんですよね。

報・連・相とは、部下に対して指導する言葉ではなく、
上司が自らを戒めるための言葉だと解釈した方がすっきりしませんか?

あなたが今まで所属した会社や組織にいませんでしたか?
報告・連絡・相談はもちろんのこと、
プライベートなことを含めたさまざまな情報を、
いつも誰かに相談されている優秀な管理職が。
その方は、「部下や後輩に対しての環境の作り方」
それが上手だったのかもしれません。

●「報告してこい!」としつこい上司の2つの対処法

①二度と報告しないと決めるⅠ

上司「報告してこい!」
自分「何かあったら報告させていただきます!今は大丈夫です!

少しでも”上司を頼りにしています”の雰囲気が演出できていれば〇です。
関わらない関わり方をすることはとても効果的な手段です。
元気に答えましょう。元気に!
元気なく答えると「何かあったのか?」と次の質問を受けますよ。

②二度と報告しないと決めるⅡ

上司「報告してこい!」
自分「○○さんに報告しました!ありがとうございます!」

信頼できる先輩が1人でもいるなら名前を借りると効果的です。
〇〇さんと上司、〇〇さんと自分の関係が良好なことが最低条件です。
信頼のできる先輩がいるなら・・・の手段です。
事後報告でもいいので名前を使ったことはしっかり共有しましょうね。
その件について上司が〇〇さんに質問をしたときに、
○○さんが事情を知らないとビックリしてしまいます。

③どうでもいい(関係のない)ネタをポケットにいれておく

上司「報告してこい!」
自分「そういえば、もう耳に入っているかもしれませんが、▲▲さん結婚するそうですね!最近は楽しそうでしたもんね!」

”周知の事実”を「報告」した雰囲気で伝えてみてください。
さらっとした世間話で解放される瞬間が近いかもしれません。

●上司に相談しない理由

「あいつは報・連・相をしないんだよな!」と部下に不満を持っている方
高い位置から「報・連・相してこい!」と言ってしまっている方

「あなたが報・連・相しにくい雰囲気だからダメ!」
「あなたが報・連・相しやすい環境を作れていないからダメ!」

それに尽きます。
上司が自ら部下に歩み寄って話をする機会を作れば、
おのずと問題は解決してしまうかもしれません。

●上司からのしつこい「報告してこい!」に悩んでいる方へ

今は上司に悩んでいるかしれませんが、
いずれあなたはには後輩がついて、
学ぶ立場から教える立場へと環境が変わるかもしれません。
そのときに、自分と同じ気持ちを抱く後輩を絶対に作らないでください。
「人の振り見て我が振り直せ」です。

そのためにあなたができることは3つです。

・話しやすい同僚や先輩を最低1人以上作ること
・後輩に歩み寄り、報・連・相が行いやすい環境を構築すること
・あなたが、後輩の気持ちを考えられる中間管理職になること

人を変えることはできません。
自分自身をを変えることはできます。

あなたが、後輩や部下から慕われる存在になったときに、
あなたの気持ちは大きく改善できるかもしれません。

大切な仲間の存在>嫌な上司

その環境を構築してみてください。

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