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私事。

感染拡大で外出自粛が続き、閉塞感を感じています。感染したり、させたりの心配があるので、実家や孫のところにも行かないようにしています。

ずっとこんな状態で気持ちはスッキリせず、です。

私「何かこのところnote書けないのよね。」
子「じゃ、駐輪場に入れなかったことや、横断歩道で信号待ち三回して渡ったこととか書けば?」
私「えぇ?!!」
これは私がパニック障害や広場恐怖症のあった頃の話です。
普通の状態の人には信じられないようなことか起きるのです。

どんな精神状態だったのだろうか?と思います。異常な不安で普通の事が出来ませんでした。
子供でも出来ることが出来ないのです。
何がどうして不安になるのか、突然起こったり、予期不安であったり、よく解りませんが「あ、無理」と、足がすんだりします。

色々な症状があります。人によっても違うのかも知れません。自分でもよく解らないことだらけですが、そういう状態にある人の気持ちや大変さは少しは解るのかなと思います。
今では「貴重な体験」と言えるようになりました。

私の場合は、助け手になってくれる人がいたので、医療の手は借りずに良くなりました。
人間の心理状態、精神状態は不思議です。とても興味深いです。
自分ではどうにもならないと思いがちですが、それも果たしてそうなのかな?と疑問です。パニック障害では死なないと解っていても、自分の中では死ぬかもしれない状態のようになってしまっています。どうしてこうなってしまうのか?

普通の人が聞いたら笑い話の様なことがたくさんありますが、本当に当事者にとっては真剣で深刻なことなのです。
過去を振り返れば大変だったことが色々とありますが、良い経験として受け止めたいと、今は思えます。

20年位電車に乗れなかったり、機械式駐輪場や信号機のある横断歩道が駄目だったり、駅の券売機が不安、高速道路は苦手、自転車は大丈夫だけど徒歩だと歩いて行けない、とか。
今では可笑しくなるような、何でこうなの?というような、訳の解らないことが色々ありました。
それに加えてコンプレックスで絵が描けなかったこととか、これはパニック障害とは関係ありませんが、今になって振り返れば面白い話で語れますが、本人にとっては結構大変でした。

生きていると色々なことがあります。
これからは、こんな体験話を書くのもいいかなと思いますが、果たしてどうするかな。

皆それぞれの人生ですから色々とあって、違っていて当然なので、それはそれでいいし、それがまたいいのかなと思います。
たぶん、口にはしませんが、皆何かを抱えて生きているのだと思います。

自分の人生を大事に歩みたいものです。
私事です。

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