最後までがんばってみよう


1.現役時 センター


 現役のころは東大志望で、特に私立を受けるつもりもなく東大一本という考えで勉強していました。センターはトラウマレベルで苦手で、直前の演習では最高で720。これじゃ足切りにかかって東大受けることすらできないかもしれないと、毎日先生に愚痴をぶつけていました。一応勉強はするもののあまり希望はもてず、直前期は諦めモードに入っていました。前日の夜には、親に「足切りかかったら北大受ける」とか半泣きで言っていたそうです。本番では750ぐらい取れて、足切りは大丈夫だろうと一安心し、気合を入れなおして二次対策を始めようと思ったのですが、このタイミングで親が急に猛烈に反対してきました。最低でも9割は取れてないときついやろ、今年は確実に受かるとこ受けるべきやろ、と。模試でまともな結果も残せていない僕が反論として言えることは「今までがんばってきたのに」だけでしたが当然説得力はなく、3者面談でも必死に反論しましたが勝てず、結局第2志望としていた北大を受けることになりました。この時は完全に心が折れてしまい殆ど勉強もしなくなってしまいました。高3の2月は間違いなく高校生活の中で一番怠惰な生活をしていました。無事北大には合格でき、自分の中ではこれで受験は完結しました。
 

2.北大 仮面浪人始めるまで

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