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『あたたかいからだ』【詩】

うなずく 笑う ふと黙る 
話す 答える また笑う

重なり逸らした視線の行き先は   
空になったコーヒーカップ

時が止まればいいな  
隣に座りたいな  
もう少し近づきたいな

きっとあたたかいからだ  
目を閉じて感じたい

高鳴る胸の鼓動とか
冷えた指先の理由とか

生きている証と讃えよう
あなたもわたしもここにいる

時が消えればいいな  
隣を歩きたいな
もう少し近づきたいな

きっとあたたかいからだ  
指先で感じたい

時が止まればいいな  
隣に座りたいな 
もう少し近づきたいな

きっとあたたかいからだ  
目を閉じて感じたい

(再投稿)

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