世界と自分を行ったり来たりして、少しずつ強くなる。

朝、NHKbsでワールドニュースという番組がやっていて、世界各国のニュース番組が流れる。
起きたらテレビをつけてそれを見ることが多い。
子どもたちを学校へ見送り、メイクをしながら見る。
国際派ぶってカッコつけてるところもあるけれど、自分の想像力を鈍らせないためにも見ている。

ロシアとウクライナの戦争の現在や、スーダンの内戦。
日本やヨーロッパからアフリカへ届く古着が作るものすごいゴミの山、、フランスの年金問題、、

詳細を完璧に説明できるほどの理解はないけど、知っているのと知らないのとでは意識の範囲が大きく違ってくる気がしている。

(そうでもしないと、満たされすぎた日本の生活の中で、しょうもない自意識に囚われて自分を大事にしてくれ!と心の中で駄々をこねてしまいそうだから。なるべく自意識を、薄くしたい、、)

目の前のことを精一杯やりながら、違う国の違う人間の運命に少しでも心を寄せていたい。

ところで、人間関係に想像力は必須だけど、他人の痛みを想像するよりも自分の快適さを優先する人が増えてきてきるように感じる。特に若い人に。
それは何か積極的な自己中心性ではなく、傷付かないように消極的に自分を守るような。
攻撃や衝突はしないけれど、関わらないで自分を守る。誰かに助けてもらおうともしない。

その態度をされた側がさみしさやもどかしさを感じても、閉じてるから関わりを求めることもできない。
引きの攻撃、と受け取るのはこちらの被害者意識だし、相手はただ自分を守っているだけ。

それで人として心は育つのかな、、?と疑問が湧く。

傷ついたり心が消耗するのは辛い。
そんな弱い自分が世界に想像力を広げる。
世界には想像もつかない境遇があることを知り、
自分のちっぽけな痛みを乗り越えて、また傷付くことができる。
そんな風に自分は広がっていくんじゃないかな。

わたしだって、毎日毎日、自分の生活でも小さなことでモヤモヤクヨクヨしてる。
世界と自分を行ったり来たりして、なるべく固まらないようにしよう。
閉じて自分を守るのではなく、開いていける自分になるために、いちばんに自分を大切にしてあげよう。

そして出来れば、"関わって傷付いても大丈夫だよ"と、想像以上に繊細なその人たちに安心を届けたいなぁ。

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