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16歳息子をフィリピン留学に送り出すまでの話⑩

7月26日
今日は、もしかして手続き関係の何もない日?!
ついにフリータイムだ。

息子は一日中部屋でスマホを見ていたいようだけど、さすがにそれはねぇ、ということで出掛けたい!

ドゥマゲテの街中から山の方へ向かうとバレンシアという街がある。
標高が高く涼しい。
とりあえず、そこにある評価の高いメキシコ料理でランチをしたい。

ホテルからトライシクルで、ジプニー乗り場まで行く。そこからジプニーでバレンシアへ。
とにかくぎゅうぎゅう詰めだけど気にしない。
降りたい場所になったらコインでカンカン!と鳴らして知らせる。

交通手段を使いこなすのも、その街に住むためのスキル。
はじめに乗ったトライシクルのおじさんが、直接バレンシアまで行くよ!とめちゃくちゃ高い金額で言って来たけど当然断る。
断るのも練習。

バレンシアの方がのどかだなー
ヤギが葉っぱ食べてた
欧米人はあちこちにいる
"きもくない美意識”が同じ価値観の親子(な気がする)
スイカスムージーうまい!
追加で頼んだブリトー
タコスコンボ

メキシカン美味しかったな。ちょい濃い味だったけど。

目的を達成できるとひとつずつ自信が付く。
この一週間で息子に見せられたのは、そういう愚直な姿。そして君にも出来るよ、と。

遅いお昼ご飯を食べた後、本当はバギー運転体験をしに行きたかったのだけど、トライシクルに乗って着いてから、1年前に閉鎖していたことが判明。。
あーあーと、とぼとぼ歩いていたらさっきの運転手さんが「どしたの?」と声をかけてきた。

色々相談と交渉の結果、キャサロロ・ホールズという滝を見に行くことに!
戻って来るまで待っててくれるらしい。まぁまぁ払うけど、私たちの感覚としては全然安いからもうOKにした。

この滝、本当に感動した。
写真では全然伝わらない。
川の中にスニーカーで踏み込まないと渡れない箇所とか普通にあったり、一回スマホを川に落としたりもしたけど、精神的に動揺している隙もないくらい油断できない道のり。
こんなアトラクション、日本では絶対に許可されないんだろうな。

でも、人が成長するのはググっと今までのコンフォートゾーンから追い出された時しかない。

その先にあった壮大な迫力満点の滝!!!
慣れ切ったガイドさんとの温度差は仕方ないとして、自分を(当たり前だけど)超える自然と対峙するのは時々は必要な体験なんだと思う。

慣れすぎてるガイドさん


帰りは、急な階段を上るクライマックスがある。
足は限界に近かったけど、弱音を吐かずに二人ともがんばった、、、
精神修行には身体修行が一番なのでは?!

バレンシアの街で美味しいジュースを飲んでドゥマゲッティの街へ戻る。


海沿いを歩き、軽い夜ご飯を食べてホテルへ。
なんか、いい思い出の1日になったな。

明日はいよいよ荷物を寮に運ぶ日。
そして、その次の日の朝には私は日本へ戻る。

続く


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