春樹本の世界の変え方
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
をはじめて読んだころ
太っている事がコンプレックスで
ふさぎ込み
服を買いに行くのも嫌だったし
外に行くのも嫌だったし
できれば隠れて生きていきたいなと
ふてくされてばかりの生活
ところが
この本の第一章のはじめから
「若くて美しくてむっくり太った女性」
の出現で世界観がくるりと
ひっくり返りました
主人公をエレベーターから部屋まで
案内するその女性は
ピンクのスーツに
ピンクのハイヒールで
はじめに
わたしに太っていても
清潔感のあるおしゃれを
するべきと教えてくれました
美しい=太った女性
もありえると(当時は理解できなかったけど)
教えてくれました
美しさは内面から溢れ出るものであって
外見では完成しないと
教えてくれました
一瞬で
何かが
色々くるりと変わった。
村上春樹の本は魔法みたい
生きるヒントどころか
生き方も変えてくれる。
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