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三島の終わりの美学「新恋愛講座」

三島由紀夫を愛してやまない
仕事でお知り合いになった
とても美しい女性が


かめ子さん、
とっても素敵な本みつけたので
プレセントです!


と「新恋愛講座」エッセイを贈ってくれ
あまりの嬉しさに
必死に読みました。


男と女のいろいろや
若き青年へのメッセージなどあるのですが

とても気に入った
「おわりの美学」の章があります。



例えば、

手紙のおわりでは

一番素敵な結びは
「またお目にかかれるのを楽しみに」
押しつけがましくなく、重くもなく、
欲張った望みを押し付けないでいいでしょう
と三島は言います。


また、
美貌のおわりでは

人生でいちばん空しく、みじめなことは
「かつては・・・だった」と
生きながら過去形を使うことではないか
と三島は言います。


全ての終わりにその人の全てが
映し出されるようで
とても胸にささりました。


何事も最後を思い
ひとつひとつ大切にしながら
生活することは


人生を豊かにくらす
生きるヒントです。

#三島由紀夫

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