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スラムダンクに思う。

ワイ「スラムダンクの劇場版って見ました?」

助手「見てないよ。話題になってたけど。」

ワイ「私も見てません。」

助手「じゃあなんで聞いたのよ?」

ワイ「いや、なんとなく。」

助手「私の貴重な時間を奪わないで。」

ワイ「どうせ何の約束もないでしょ?」

助手「失礼な。私だってデートの一つや二つくらい。」

ワイ「ないですよね?」

助手「いま無くても誘いの電話がいつ来るか分かんないから!」

ワイ「ぜったいに誰もかけてこないでしょうね。」

助手「しばくよ。」

ワイ「昔、スラムダンクのテーマ曲が好きだったんですよ。」

助手「あぁ、アナタってビーイング系好きだったもんね。」

ワイ「なのに劇場版は違ってました。」

助手「そうだったね。」

ワイ「新しい曲よりも当時のものを使って欲しかった。」

助手「それは仕方ないんじゃない?」

ワイ「自分の青春時代ですから。」

助手「煌めく瞬間に捕われてるだけじゃない?」

ワイ「多くの恋愛に満ち溢れていたあの時代。」

助手「アナタにそんな時代はない。どうせ一方通行でしょ。」

ワイ「そんなことなかったと思います。両思いだったと思うのです。」

助手「根拠は?」

ワイ「あなただけ見つめてる。」

助手「って言われたの?」

ワイ「と言われた気がしました。」

助手「妄想?」

ワイ「なので私も君が好きだと叫びたいと思ってました。」

助手「キモイよ。」

ワイ「引っ込み思案だったので。」

助手「そんなんじゃ恋愛できっこないよ。」
ワイ「世界が終わるまでにはできるでしょうか?」

助手「一生無理そう。」

ワイ「そんなこと言わないで一生マイフレンドでいてください。」

助手「お断りよ。」


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